平城宮跡歴史公園に行くと、

「朱雀門」と「大極殿」を見て、


「全部見た!」


と思っていました

 

ある日、

東の方に

何かあることに気づき

行ってみることに

 

 

「東院庭園」



平城宮の南東隅に

大きな庭園の遺跡が

復原されていました

 


称徳天皇(在位764~770)は

この地に

「東院玉殿」を建て、

宴会や儀式を催したそうで

今の迎賓館にあたるものらしい







中央建物と平橋と池・・・

古代庭園なのに 

今みても 優美で荘厳



 

 

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1967(昭和42)年:大きな庭園の遺跡を発見

2000(平成12)年:東院庭園復原整備事業完成

2010(平成22)年:特別名勝に指定

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発見から33年かけて復原された

素敵な庭園



そういえば

地面に残る穴や溝など

建物の跡を発掘しても

その上に建つ建物を

現代の人が

どうやって推定復原するのかな?

 

大丈夫らしい!

プロには

「遺構(遺された構造物)」や

「遺物(遺された物)」から

分かることがたくさんあり、

さらに、

飛鳥・奈良時代の古建築約30棟や

法隆寺や平等院鳳凰堂など、

同時代の建物などを参考にして

復原するそうです

 

植栽も

『万葉集』や『懐風藻』などにみられる庭園植裁の記録も参考にし、

植える位置も発掘調査から推定して、

植えているそうな

 

庶民なのに庭園に入れて堪能できて

幸せです

 

ありがとうございました