「猿石 (さるいし)

(吉備姫王墓〈檜隈墓〉)― きびひめのみこのはか〈ひのくまのはか〉

  

 

吉備姫王墓 の 柵 の内側に

不思議な石像が 4体

 

柵の内側にある石像なので

離れて眺めます

 

 

 

 

北から南へ 順に紹介!

4体とも 西を向いています

 

左:「」  /   右:「山王権現

 

 

 

 

 

左:「僧(法師)」  /   右:「

 

 

 

「猿石」なのに、

「猿」はいませんでした


顔がサルっぽいから

そう呼ばれているらしい…


 

 この「猿石」

もともと、ここには無かったようです


18世紀(江戸時代)

隣りの欽明天皇陵の南側にあった

「池田」(小字〈こあざ〉イケダ)の水田から掘り出され、

のちに、

ここ吉備姫王墓内に置かれたそうな

 

つまり、

ここ吉備姫王墓は移転先なのですね

 

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吉備姫王は

欽明天皇の孫にあたり、

皇極・斉明天皇および孝徳天皇の母であり、

天智天皇、天武天皇の祖母にあたる。

(参考:古都飛鳥保存財団HPより)

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面白い表情の石像たちです

 

背面に

顔が彫られているものもあるそうな!

橘寺の二面石も仲間かも

 

飛鳥の石工たちの創作に

感動です

 

 

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