近鉄奈良線の線路を越え

当時の朝堂院跡地をしばらく北上すると

 

「大極門」(だいごくもん)


 第一次大極殿院の南側の正門です


儀式の際には、

天皇が出御することもあったとか


復原中の「素屋根」(2020年)



大極門(2020年当時は「第一次大極殿院 南門」)復原工事の様子を

見学できました

 

翌2021年には

本体が見えてきました



歴史空間を体感できて感動



さらに北上すると

「第一次大極殿」(2010年復原)

 

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「大極殿院」とは、

天皇の即位や元日朝賀などの

国家儀式や、

外国使節の歓迎の儀式が

おこなわれた施設とのこと


周囲は築地回廊で囲まれ、

回廊の南側中央には南正面の門、

その両脇に東楼・西楼が建っていたそうです

(平城宮跡歴史公園HPより)

 


「大極殿」とは

天皇の座がおかれる建物

(平城宮跡資料館HPより)

 

 

実は、

最初混乱したのですが、

平城宮には大極殿が2つ!

 


【第一次大極殿院】

・造営当初(710年)から恭仁京へ遷都(740年)するまでの大極殿院

・元明天皇が建てた

 

【第二次大極殿院】

・平城京に遷都(745年)してから長岡京に遷都(784年)するまでの大極殿院

・聖武天皇が建てた

 

 

奈良時代74年の期間に

2回平城京に遷都されていたのですね

 

今、復原されている「大極殿院」は

第一次のもの

 

さて、第一次大極殿の中に入れるようです

早速、入ってみます

(→つづく)