遠軽では乗り継ぎだけで、そのまま次の旭川行きキハ40に。まさしく石北本線での最後のキハ40乗車ということで、不覚の爆睡をしながらもじっくりとキハ40を満喫。上川駅までやってきて、46分も停車するので冬の上川散歩へと出かけました。
上川にやってくるのも、去年5月の春旅以来。その時とコースは似ていますが、初めて味わう雪景色の上川の街を見ながら目的の場所へ進んで行きました。
藤田たたみ店の『たたみ』の暖簾も健在
謎の喫茶&スナック男も男気を見せながら健在
雪景色に溶け込む大上川神社の白い鳥居は、遠くから見るだけで今回は立ち寄らず。。。
雪道を慎重かつ若干急ぎ足で歩いていくと・・・
なんや、この黒い物体は( ̄□ ̄;)!!
と思ってビックリしながら見ていると、毛むくじゃらの中から光る眼光
どこかのお家で飼われているであろう、ちょっと高級感漂う同志の猫ちゃんでした
周りが雪で真っ白なので、黒がよく目立ちますよね
すり寄っては来ませんでしたが、一定の距離を保ちつつ、「どこから来た野良猫や」てな感じで見られてたのかもですね^^;
で、この猫ちゃんを見た後すぐ、15:30に到着したのが~~~
『 あさひ 総本店 』
ついにやってきました、念願の上川ラーメンのお店へ\(^O^)/
上川ラーメン目当てに層雲峡での予定を早めてわざわざやってきたのに、全ての店が閉まってて食べることのできなかった2020年9月。
あれ以来ずっとリベンジを胸に誓い、昨年5月に上川に来た時も時間が早すぎて行くことのできなかった上川ラーメン。
今回は旅立つ前からしっかりとお店を下調べし、あさひさんが通し営業でこの時間でもやっていることを確認して、待ち時間を利用していけると判断。
万全の態勢で3たび上川に訪れ、3年半の時を越えようやく目の前までやってくることができました
顔出しパネルとコックさんの置物も、店の前で出迎えてくれています👨🍳
お店の写真を撮って、早速ラーメンの待つ店内へと入っていきましょう
って、えっ? 準備中!?
本日5時より営業します(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
重たいリュックもわざわざ背負ってきたんですがそのまま膝から崩れ落ち、先ほどの同志の黒猫ちゃんと同じ四つん這い状態に_| ̄|○
この時点で何が起ってるのか全く理解できず、まさか朝の5時から開いてるってことか。。。いやいや、準備中ってなってるし
…電話一本入れて確認しておくべきでした。
ちゃんと下調べはしてたつもりやったんですが、まさかの5時開店
5時からだと絶対食べにこれないし、これは上川ラーメン食べたらあかんってことなんやろかあ
「準備中」と「本日5時より~」の2つの看板の間から覗いているコックの表情が笑顔なのがめっちゃ腹立たしくなり、一瞬投げ飛ばしかけたのをグッとこらえて、写真の光景を見ながらしばし呆然。
こんなことってあるんでしょうか・・・臨時休業よりある意味ショックで、立ち上がろうにも力が入らず立ち上がることができませんでした
とはいっても、私にはどうすることもできないので、諦めて帰るしかありません。
とりあえず気持ちを奮い立たせ、店の入口を見上げながら立ち上がって帰ろうとしたその時でした。
店の扉が開き、中から店員らしき女性が出てきて、
『 先ほどお電話していただいた方ですか
』
『 いいえ、電話はしてないんですが、あさひさんのラーメン食べたくてやってきました。』
『 もうすぐ到着するので食べに行ってもいいですか?って電話があったのでその人かと。』
『 電話してないんですが、私も今から食べることできますか
』
👼 『 どうぞ、大丈夫ですよ
』
もう120%諦めて帰ろうとしていた時に現れた店員さん。
絵文字のように、ほんま天使に見えました👼
準備中の看板見た時以上の、こんな大どんでん返しが待ってたとは
先ほどまでの落ち込みはどこへやらで、いつの間にか立ち上がって店員さんに促され店内へ
カウンター席に座りメニューを見て食べたいものを注文し、感動のあまり店内の写真とか撮るなんて考えにまで及ばず待つこと約10分。
私のラーメンが出てくるほんま直前くらいに、店に電話をしていた方々2名がお店に到着し入ってきました。
心の中で『電話してくれてありがとう』と感謝していると、注文の品が出来上がってやってきました
私が注文したのが、こちらの 上川大雪酒蔵ラーメン(1,000円)
ベースになるのが、このお店自慢の特製味噌ラーメン。
それに、上川大雪酒造の酒粕を入れながら食べる、地元の名店のコラボラーメン
しっかりとしたちょっと濃いめの味噌スープに、バターが入ってるのでコクもあって、上に乗ってるアボカドも意外とスープと相性良く、このラーメンだけでもめっちゃ美味しいんです。
そこに、地元の酒蔵大雪酒造の酒粕を加えながら食べてみると、すごいまろやかな口当たりのスープに変わり、いい意味で別のラーメンを食べてるかのよう
最初から酒粕が入ってるのではなく、別盛で出てきて好きなタイミングで好きなだけ入れて味変しながら食べることができるのも良かったです
せっかくなので酒粕を少しそのまま食べてみたんですが、めっちゃ芳醇で口の中に麹のいい風味が広がって、酒粕そのものもめちゃ旨
3年半待ちに待ってようやくたどり着いた上川ラーメン
いいメニューにも巡り合えて、大変美味しく頂くことができました
開店前に快く招き入れて下さったお店の方々、偶然にもお店に電話をして確認してから来店されたお二人のお客様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
身体もほっこり温まり、お腹もぽっこり満たされた状態で、あさひ総本店を出たのが15:45。駅には間に合うように戻れる時刻だったので、欲張ってもう一軒寄りたいお店へ🏃♂️💨
春旅でも行った旭軒という地元のお菓子屋さんで、めっちゃ美味しかったずんだもちと、今回は花あかりというお菓子も購入
お店にやってきた時、たまたまお店のお母さんが外に居てたので、『こんにちは~』ってそのまま店内に入店。
店内では、『去年の5月にも来て、美味しかったからまた寄りました』とか、時間ないのに話が弾み、帰りも外まで一緒に出てきてくださったので結局お店の写真を撮る暇なく、『また絶対来ますね。』と言い残して足早に駅へと向かったのでありました
そして、駅に戻ってきたのが15:55。傾き始めた夕日に照らされ黄昏ているかのようなキハ40が、まだホームで待ってくれていました
かっこよくもあり、また淋し気でもあるキハ40のこの光景、しっかりと目に焼き付けておきました
彼が出発するのが16:06。
キハ40が停まってるのを確認した後、
駅のすぐそばにあるバス停、上川駅前森のテラスバスタッチへ
その後、夕日が眩しい石北本線の踏切を渡り、
石狩川沿いを進んで行くこと30分、
16:30、層雲峡にとうちゃ~~く
いやいやいや、とうちゃ~~くって、どういうこと石北線ラスト乗車のキハ40は