天売・焼尻両島へ行けなくなったのですが、もう一つの目的であった留萌本線を乗りつくし、無事留萌駅までやってきました。
天気大荒れって言うてたのに、フェリーも欠航になったというのに、留萌駅に着いた時には雨も降ってなくて風も穏やか(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
列車乗ってる時は降っていたし地面も濡れているので、直前までは降っていたんでしょう。
雨の予報ですが、私が外に出る時には雨はやんでくれてます^^
さて、前回にもお話しましたが、留萌本線は2023年と2026年に2回に分けて廃止されなくなってしまうことが決まっています。
で、留萌駅は、2023年3月に廃止。
この立派な駅舎はどうなるんでしょうねぇ。。。
近くに大きな道の駅もできているし、そちらへと人の集まる場所が移っていくと、ここも無用になってしまうしなくなってしまうのでしょうか。
バスターミナルとかで再利用してもらえると嬉しいですけどね
そんな、もうすぐなくなってしまうかもしれないこちらの駅舎、
駅舎の中もかなり広くて、改札付近もこんな感じ。
昔は、羽幌線と言う路線も留萌に乗り入れていたのでかなり栄えていて、人の行き来が多かったことが伺えます。
この改札スペースの横には、
別室でこれまた広い待合所。
ホームに向かって、椅子がきれいに並べられています。
で、ここから後ろを振り向くと・・・・・
昭和感たっぷり漂うそこには、立喰いそば
古くに栄えていた大きな駅には立ち食いそば屋さんがあることが多いですが、留萌駅もその一つ。
ここだけ時間が昭和で止まっているかのような光景です。
前日6日目に訪れた、宗谷本線と天北線の合流地点音威子府駅にもありました。
音威子府駅の駅そば常盤軒はもう営業していませんでしたが、留萌駅の駅そばは健在
しかも、写真でもわかるように、朝早くにもかかわらず4人もお客さんがいて蕎麦をすすっていました
私も昔に一度ここで食べたことはあるんですが、留萌駅がなくなってしまうとこのお店もなくなってしまうかもしれないので、せっかくなのでいただくことに
食べたのは、こちらのニシンそば(650円)。
留萌と言えば数の子が有名で、KAZUMOちゃんという地元のゆるキャラもいるくらい。
で、その親であるニシンも同じくらい名産なので、ここはやっぱりニシンそばでいただくこととしましたw
そばは普通の袋に入った蒸し麺やし、出汁も特筆するようなことはなくいたってシンプルなどこにでもある駅そば。
でも、上にのってるニシンの甘露煮はめっちゃ旨し
これが全体の味を向上させてて、ワンランク上の駅そばになってるって感じです
まあ、この留萌駅立喰いそばにはもう一つ有名なものがあるので、それ目当ての人も多いかもですが^^;
もちろん私もそれをゲットしてまた後ほど登場するので、それまでお楽しみに(*'-^)-☆♪
って、留萌駅の紹介から入りましたが、私はと言いますと、ほんまはこんなのん気に蕎麦を食べてる場合ではありません
本日泊まる宿もなくなり、目的にしていた行先も行けなくなり、路頭に迷ってる最中なんでした
ということで、蕎麦を食べ終えた後すぐに探してみたのが、本日のお宿。
明日の行程とか考えると、一番ベストな宿泊地はここ留萌市。
だったので、ネットで留萌のホテルを探してみると、本日空いてるホテルをすぐに発見
値段も手ごろで、すぐに予約を入れて泊まるところを確保\(^O^)/
次に、7日目のこの後の行先。
実はこの後の行先は、留萌本線乗車中、いやそれよりも前の天売の宿をキャンセルして深川駅にいてる時に、だいたい決まってはいてたんです( ̄∀ ̄*)☆
その理由が、こちらのこのチケット、『 萌えっ子フリーきっぷ 』
なんで萌えっ子やねん!ってのはさておいて、こちらのフリーきっぷは、
沿岸バスの、上の写真の赤い路線を走るバスが乗り放題で、さらに天売島・焼尻島に渡る羽幌沿岸フェリーの運賃が1割引となる優れもの
さらにさらに、ぐるっと北海道割ってので通常の3割引で販売しているとのこと
1日券と2日券、1・3日目有効のスキップ2日券てのがあり、私が欲しかった2日券は3,900円のものが2,800円
天売・焼尻に渡って次の日に帰ってくる予定にしていたので、3割引なら往復のバス運賃とフェリーの1割引分で2日券のもと取れるなぁと考えて、2日券を購入したいと思っていました。
ただし、7日目の朝の出発が早くて、沿岸バスの留萌営業所のあく前にバスに乗らないといけなくどうしようかと調べていたら、旭川駅前の道北バスの営業所でも買えるとわかったので、前日6日目の夕方音威子府から旭川に戻ってきた時に事前に購入をしていたんです。
で、このチケットを購入する時に、窓口の女性が、
「2種類ありますけど、どちらになさいますか
」
って聞いてきたので、2日券が2種類あるってどういうこやねんと思いながら、
「2種類って、なんか行先とか違うんですか
」
って聞き返すと、
「いえ。チケットのデザインが2種類あって、その他は何も変わりません」
なんや、デザインだけかいな
と、ツッコミをいれつつ、自分がもしかしたら萌えっ子オタクかなんかと思われたかなと思って、少し恥ずかしかったです
窓口の女性がそう言いながら、わざわざ2種類のチケットを持ってきて見せてくれ、どっちでもよかったのですが、上のデザインのものを選択
ちなみに、もう一つのデザインは、完全に忘れちゃいましたm(_ _)m
まさかフェリー欠航で行けなくなるとは夢にも思ってなくて、行けるものと確信して事前購入していたのですが、せっかく買った2日券を無駄にはしたくなかったので、この2日券を利用してどこかに行こうと頭の中で考えながら留萌までやってきました。
後は向かう方向。
南に向かって増毛町をゆっくり散策案は、天気が荒れ模様ということでいつ雨風が強くなってくるかわからなかったし、あまり外でゆっくり見学ってのはやめといた方がいいかなということで却下。ちょっとでも遠くに行ける北に向かってバス旅をしようという結論に
なので、当初フェリーに乗りに行くために乗ろうとしていたバスと同じバスに乗って北上することになりました
少しでも長くバスに乗った方が、フリーきっぷの使い甲斐もありますしね
立喰いそばを食べ終え宿を確保した後に向かった先が、こちらの沿岸バスの留萌駅前バス停。
到着したのが9:20頃。この中に営業所もあるのですが、開くのは9:30からで窓口はまだ閉まってましたm(_ _)m
ここは、旭川や留萌市街地へ向かう方面の乗り場なので、
道路向かいのこちらのバス停へ。増毛町方面も羽幌町方面も、日本海岸を走る路線はこのバス停から乗車します。バス停までも萌えっ子です
と、ここでまたまたとある出来事が
上の写真で、バス停左の待合室の扉の奥に写っている女性お二人、なんと留萌本線の中で私にスマホ動画の撮り方で声をかけてこられた方々だったんです
私は最初全然気づいてなくてバス停の写真とか撮ってバス停の前に大きなリュックを置いて待っていたら、待合室から出てこられて、
『先ほどのお兄さんですよね』ってまたまた向こうから声をかけて下さったんですよ
まさか、バスまで一緒になるとはビックリこんな偶然もあるんですね^^
そこで、私が天売焼尻に行こうとしてたけどフェリーが欠航になっていけなくなったことなどを話すると、お二人はこのバスの終点の豊富駅まで行ってそこから宗谷本線に乗り換え稚内まで、最終的には利尻礼文に渡るそう
列車だけで稚内まで行けるところを、わざわざ留萌本線に乗り換えて留萌まで来て路線バスで豊富まで行ってまた列車に乗り換える行程を組むなんて、かなりのツワモノかとか想像しながら話を聞いていました。
ちなみに、今から乗る北に向かう豊富駅行きのバスは、廃線となった国鉄羽幌線の代替バス。
幌延駅まではほぼ旧羽幌線に沿って進んで行き宗谷本線と接続し、最終的にはその先の豊富駅までをつないでる超ロングラン路線バス
営業キロ約160キロを約4時間かけて走破します( ̄□ ̄;)!!
我々が乗るバスは、始発の留萌市民病院前を9:20に出発し、留萌駅前が9:30、終点豊富駅到着が13:25。
途中でお昼休憩あってもいいぐらいです
リタイアしてからも、こうやって列車やバスに乗って長旅を楽しめるようになりたいなと思いながら色々お話をしていると、
定刻通り9:30にやってきました、豊富駅行きの萌えっ子沿岸バスw
数名乗っていたのですが、全員留萌駅前で降車。入れ替わりで我々が合計8名乗り込んで豊富駅に向けて出発
長時間のバス旅の始まりです。
とか言いながら、実はこの時点では私はどこまで乗って降りるかをまだ決めてなかったんです
そんな中、バスは出発して少し留萌市街地を走ると、すぐに日本海岸沿いに出てR232を北上していきます。
天気は相変わらずすぐれない状態ですが、この時点では見通しはそんなに悪くなく、景色は楽しめそうな感じでした。
バスの中でも少し先ほどの女性とお話をしていたのですが、もう一組乗られていた60代前半ぐらいの二人組の女性の方々も、なんとこのバスで終点豊富まで行って乗り継いで稚内まで行かれると判明
みなさん、ほんま行動力あってすごいなぁと、感心していました。
こういう偶然の出会い触れ合いも、旅の醍醐味で面白くて大好きです
そうやって話とかしているうちに、雨は少しずつ降り始めてきて、ワイパーのない横の窓は雨粒とかで景色は見づらくなってきました。
こちらは前方の景色。苫前町を過ぎた辺りだったと思います。北海道らしい直線道路が続いていました。
途中何名か乗降客があり乗客も入れ替わり、
10:52に羽幌バスターミナルに到着。
ここは、羽幌線の羽幌駅があった場所で、廃線後は大きなバスターミナルとなっています。
留萌駅前を出発してから約1時間20分、ここで乗務員交代とトイレ休憩のため少し停車。
そうそう、4時間もの長い間走るバス、普通の路線バスやしトイレとかどないするねんって思ってた人もいらっしゃったでしょう。
こういう長距離を走る路線バスの場合は、ちゃんと途中でトイレ休憩を取ってくれます
2日目に函館から江差に行く時に乗ったバスでも、トイレ休憩ありました。
その間に、私もバスの外に出て体を伸ばし、長時間バスに揺られて凝り固まった体をほぐします。
さて、本来ならここ羽幌バスターミナルか次の沿岸バス本社前で降り、フェリーターミナルまで行ってまずは焼尻島へと渡る予定にしていたのですが・・・・・
その願いはかなわず、そしてここ羽幌町内で降りることもなく、再び同じバスに乗車し北上を続けます
羽幌町内に入ってくると雨も本格的に降り始め、風も強くなってきて天気予報が的中
これではフェリー運航は難しいと、残念ながら納得
そして、羽幌バスターミナルに到着した時には、私の行先も降りる場所も決定していたので、気持ちを切り替え新たな目的地へと向かいます
バスは4分遅れの10:57にバスターミナルを出発
まだ北上を続けますが、さあ私はどこまで乗車するのでしょうか