2日目、深夜バスでまさかの函館ワープ
函館駅で、新たなチケット『はこだて縄文めぐりパスポート』をゲット。
指定区間のJR、道南いさりび鉄道、函館市電、函館バスが乗り放題というかなりお得なチケット
さらに、美味しい駅弁『鰊みがき弁当』も手に入れて、早朝函館から乗った乗り物はと言いますと~~
またもや、バス
列車旅と思わせといて、まだ列車には乗りません( ̄∀ ̄*)☆
さらに、NHK色たっぷりのラッピングバスですが、別にNHKに行くわけでもありません^^;
肝心の行先表示撮れなかったのですが、私が乗ったバスの行先は、上の写真の一番下。
『610系統 江差ターミナル行き』
6:53発のこのバスで、まずは道南の西側江差町へと向かいます
これまた意外やったでしょう^^
はこだて縄文めぐりパスも購入したし、前回最初に紹介した道南いさりび鉄道に乗ると思ってる方が多かったのでは
もしくは、せっかく函館にワープしてきたんやから、市電使って函館観光とか。
ここは、まだまだ期待を裏切り、予想外の方向へ進んでいきますよ
しかもこの江差ターミナル行きのバス、函館バスなんですが、はこだて縄文めぐりパスポートが使える地域の対象外路線(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
じゃあ、何のために縄文めぐりパス購入したんや
ちゃんと活躍の場所がやってきますので、それまでお待ちください
話は戻りまして、江差町に向かう6:53発のバス。次に江差町に行くバスが10:09までないこともあって、どうしてもこの6:53発のバスに乗りたくて、深夜バスまで駆使してワープしてきたわけなんです
ちょうど6:53にバス停に入ってきていざ出発!と思っていたら、乗客の一人が何やら持っている乗車券のことで運転手さんと話し合っていて、運転手さんも無線使って会社とやり取りするまでになり、しばし待機。
解決したのが約5分後で、6:58にようやく函館駅前バス停を出発しました
函館出発時には、約10名ほどの乗客。日曜日の早朝で長距離路線のバスなんでもっと少ないかと思っていたんですが、意外とたくさん乗ってきたのでちょいと驚きでした。
そんな感じで、バスはまず函館市街地を進んでいきます。
どんよりとした空模様の中、函館市電とすれ違ったり、
五稜郭タワーの近くも通過w
函館市を抜けるころまでに半数近くの人が降りていき、隣の北斗市に入った時には、乗客は私含めて5名。
七重浜駅を過ぎるとR227を進んでいきます。
これで、ワープしてきた函館とも、ひとまずおさらばです
R227を進んでいると、ぽつぽつと雨も降りだし、
新函館北斗駅に到着した時にはこんな感じで、窓にもそこそこ雨粒が目立ってきている状態
新函館北斗駅到着~出発が、3分遅れの7:55。
函館まで乗った深夜便函館ニュースター号も、新函館北斗駅に停まりましたよね。
なので、新函館北斗駅で降りてここで乗り換える方法もあったのですが、定刻ではニュースター号が4:53着で、江差行きバス出発が7:52・・・
ほとんど何もない新函館北斗駅近辺で、早朝に3時間何しとくね~~ん
ってことで、待ち時間もほどほどで色々時間もつぶせる函館駅乗り換えにしました
新函館北斗駅を過ぎると、風景も一気に田舎へと変わっていき、R227も片側1車線ずつに絞り込み。峠越えへと進んでいきます。
北斗市と厚沢部町の境にある中山峠に差し掛かるころには、雨も結構降ってきていました。
雨の降る中、無事中山峠を越え厚沢部町へ。
山を下っていくにつれて雨は小康状態となってきて、函館出発から約1時間半後の8:33に、
鶉農協前というバス停で停車。この辺りが厚沢部町鶉(うずら)という地名の場所で、次にうずら温泉入口ってバス停もあったので、温泉もあるみたい
で、このバス停で停まった理由。バス停のすぐそばにあるセイコーマートでトイレ休憩です。
長距離で走るバスは、路線バスでも途中でトイレ休憩があります^^
ちなみに、このバス停の道路挟んで反対側では、なんとねずみ取りが行われていました( ̄□ ̄;)!!
何人か捕まっていたので、運転される方はご注意ください
5分ほど停車し、8:38に江差に向けて再出発
そのままR227を走り、日本海が見えてきたらようやく江差町。
鶉を過ぎた辺りから、地元の人の乗り降りもけっこう頻繁になってきて、バス内もにぎわってきました。
そして、日本海沿いを南下し9:07に到着した『中歌町』というバス停で下車。
函館出発から2時間10分後の到着。運賃も、なんと1,900円と、路線バスの運賃としてはほとんど見かけない金額でした
高速バスとか都市間バスで2時間乗るってよくあることですが、普通の路線バスで2時間って・・・サラっと書いてますが、けっこうな時間ですよね
でも、北海道に来たワクワク感と流れゆく車窓を眺めていると、2時間なんてあっという間です
ちなみに、R227は、中歌町のバス停のすぐ先にある信号まで。その先はR228となり、また函館市までつながっていきます。
ですので、R227とR228は、起点と終点が全く同じ場所。函館市の起点から逆回りにお互い進んでいき、この江差町字中歌町でぶつかってお互い終点となっていますφ(..)メモメモ
そんな中歌町バス停に降り立った時、靄がかかった感じで見通しも悪かったですが、雨はやんでいました
さて、江差町といえば、古くからニシン漁で栄えた街。
いい写真がなくて申し訳ないですが、江戸時代や明治などから残っている建物や、その頃の建物を再現するなどして古い街並みの景色を楽しむことができるように、中歌町からとなりの姥神町付近の旧国道沿いを『いにしえ街道』として整備しています。
ここは以前にもちょろっと来たことがあったこと、今回天気もあんまりよくなかったこともあり、熱心には見学せずに、
いにしえ街道から少し外れた高台の場所にある、江差町郷土資料館へ。
こちらも、けっこう歴史を感じる外観ですよね。
明治20年に「檜山爾志郡役所」として建てられ、江差警察署や江差町役場分庁舎としても続けて使われて、現在は郷土資料館として北海道の有形文化財となっています
建物自体にも興味はあったのですが、入館料300円を支払ってまでも見たかったものがあるんです。それが、、、、、
今はなきJR江差線の展示
北海道新幹線の開業に伴い、2014年5月11日の運行を最後に廃線となった江差線に関する様々な展示が、郷土資料館の中で行われています。
結局乗れずになくなってしまった江差線。
木古内~五稜郭間は、前回でも少し紹介した第三セクターの道南いさりび鉄道が引き継いで営業運転していますが、江差~木古内間は引き継がれることなく廃線となりました。
乗れるチャンスは何度もあったのですが、先延ばしにしてたら廃線に追い込まれ・・・・
この時の教訓が、今に生きている部分は多くあります。
駅名標や当時駅で使われていた貴重な品々、最終列車のヘッドマークや号外新聞など、
こんなTシャツまで作られたんですね。
最終列車が江差駅に到着する時の動画なんかも見ることができ、一度失われたものはもう戻ってこないんやなぁとかなり感傷的になりながら見学していました
江差から上ノ国まで日本海沿いを進み、上ノ国からは道道5号線に沿って内陸へと進路を変え太平洋側の木古内までの、風光明媚なルートを通る江差線。
列車の窓から一度楽しんでみたかったですm(_ _)m
てか、この廃線となった部分も、実際にしっかりとこの目で確認しておかないといけませんよね
と、こんな感じに、江差線の見学にほぼほぼ時間費やしてましたが、その他にも、
警察署として使われていた当時の留置場を再現してあったり、写真には撮らなかったのですが、2階にも江差町がニシン漁で栄えてたころから続く伝統行事に関する展示物なども多数あって、なかなか見ごたえはありました。
江差線のことだけでなく、江差町の歴史や伝統文化なども知ることができるので、300円でも十分立ち寄る価値はあると思うので、江差町に行かれた際は是非立ち寄ってみてください。
郷土使用感をしっかりと見学した後は、再びいにしえ街道まで戻り、姥神町の方へと歩いていきます。そして、最後にたどり着くのが、、、、
姥神(うばがみ)大神宮
北海道最古の神社と言われている神社。
そんな歴史と威厳のある神社で、この後の旅の無事と天気の回復をしっかりと祈りました
江差線のありし姿を見る目的を達成しいにしえ街道も久しぶりに歩くことができたので、江差町とはお別れ
次の目的地へと向かうための場所へと移動します。
さあ、江差町から次に向かう場所、そして次に乗る乗り物はいったい