県道4号にある『霊場恐山』の門をくぐって、もう少し車で進んでいきます。

そして最終目的地へと到着するすぐ手前、宇曽利湖という湖が見えてきたら現れるのが、

 

 

 

三 途 川

 

ちなみにここの最終目的地は、この三途川を渡ったところにある恐山菩提寺

ということは。。。。。。

 

三途川を渡らないと恐山菩提寺には行けません(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-

 

生きてるうちに三途川を渡ってしまうとは!?えーん

とか言いながら、13年前の2008年にも渡ってるんですけどね^^;

三途川は、宇曽利湖から流れ出す唯一の川で、正式名称は『正津川』と言います。

宇曽利湖の水は強酸性だそうで、もちろん生息する生物もほとんどいないらしい。

でも、全くいないわけではなく、ちゃんとそこに住んでいる魚もいるってのがすごいですよねびっくり

今回は、魚はいませんでしたm(_ _)m

 

 

三途川の横には、こちらの『奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)』の像

 

帰りに撮った写真なので、他よりもかなり明るくなってから撮っていますm(_ _)m

 

この2体は服を剥ぎ取る妖怪で、三途の川を渡ってきた死者の服をはぎ取り、衣領樹(えりょうじゅ)という木に掛けて罪の重さをはかるそうです。

奪衣婆は窃盗の罪を、懸衣翁は不倫の罪を見ているらしいゲッソリ

私は、何とか剝ぎ取られることを免れましたグラサン

 

 

 

最初の写真にもあった三途川の入口付近にかかる、この赤い橋は『太鼓橋

この橋があの世とこの世をつなぐ橋と言われています。

前回訪れた時は太鼓橋を渡ることができたのですが、老朽化が進んでいるのか、今回は通行止になっていて渡ることができませんでしたショボーン

 

 

 

太鼓橋の下から見た宇曽利湖の様子。

 

 

橋の横から見たらこんな感じ。湖から橋に向かって棒が並んであります。

三途川につながる道になっている感じで、死者の魂の通り道にでもなっているかのようでした。

今回は渡れなかった太鼓橋ですが、もちろん車は元々渡ることができませんグラサン

 

 

人も車もこちらの橋を渡っていきます。この橋もきれいになったような気がします。

さ~て、しっかりとした橋で三途川を渡ると、あの世、もとい恐山菩提寺は目の前ですビックリマーク

橋を渡って宇曽利湖沿いに進むとすぐに見えてくるのが、、、、、

 

 

 

 

大きな

六 大 地 蔵

駐車場の奥に、この大きな六大地蔵がまず目に入ってくると、ついに恐山菩提寺に到着です!!

6:00ちょうど着でした。

めっちゃでかいので迫力があり印象に残りますし、一気に違う世界に来たような雰囲気にもなります。

今回、2008年7月以来13年ぶりに恐山を訪れましたが、六地蔵の大迫力も異世界に来たような雰囲気も、全然変わっていませんでした。

 

 

 

 

ところで、恐山に入山できるのはいつでもできるわけではなく、毎年5月1日~10月末日までで、時間が6:00~18:00と決まっています。

なので、今回10月23日に訪れましたが、ほぼ最後。

そして朝一での訪問ということもあり、ほとんど人はいませんでした^^

ただ、観光バスが1台止まっていて、ちょっとした団体さん方がいるような気配だけはありました。

 

こちらが、恐山の総門

まだ日も昇りきらないひんやりとしたピンと張りつめた空気と誰もいないこともあってか、めっちゃ厳かな雰囲気で圧倒されそうになり、近寄りがたかったのを思い出しますm(_ _)m

右横にある事務所で入山料500円を納め、ここから中へと入っていきますあし

 

 

総門の左横には、こちらの『来迎の像

死者の魂が集まるといわれるこの恐山に足を踏み入れる前に、こちらで静かに手を合わせ祈りを捧げ、心を落ち着かせます。

 

 

日が昇る少し前、ちょうど明るくなってきたこれくらいの時間帯がまだ静けさもあって、手を合わせて拝むには一番いいかもしれませんねニコニコ

 

てか、周りの明るさ加減や静けさ空気の冷たさなど、明け方、日が昇る直前のこれくらいの時間帯が、一番恐山の雰囲気を味わえる時間帯のような気がしますひらめき電球

 

さあ、心落ち着いたところでいざ中へと入っていきましょう!

総門をくぐりまず目に入ってくる景色が・・・・

 

 

恐山山門

 

何か他の寺の門とは違った雰囲気を漂わせていて、どっしりと構えて我々を出迎えてくれています。

後ろの山の色づき始めた部分に朝日が少しあたって、色づきがきれいに見えていましたw

 

 

この角度から見ると、薄暗さも重なって一段と荘厳さを感じました。

恐山といえばの風車もしっかりと写っています。

 

 

この文字も、霊場って感じしてますよね。。。

そんな山門には、

 

 

右に阿形像

 

 

左に吽形像

 

の2体の極彩色の仁王像がいて、阿吽の呼吸で我々を出迎えてくれます。

どちらも迫力があって、何か変なことしたらすぐにでも飛び出してきそうな迫力があり、威圧感がすごかったです^^;

 

 

山門手前右手には、寺務所があります。

御朱印なんかはこちらへw

寺務所後方の山も、きれいに色づいていましたもみじ

 

 

山門手前の左手にあるのが、こちらの本堂

派手さはなく、一見見落としてしまいそうな感じですが、中ではお経などをあげたりできるようになっていました。

ちなみに、本堂内部は撮影禁止です18禁

 

本堂の中を少し見学し、再び山門に戻って阿形と吽形に見られながら山門をくぐると、ここからが真の恐山の姿の世界へと突入していくのでありますおばけ