明日3月17日は、毎年この時期恒例のJRのダイヤ改正の日です。
今回もまた、いくつかなくなる列車があります。

まずは、一番よく報道されているであろう、新幹線初代のぞみ号の300系の引退。
20年前に登場して、時速270キロを出せるようになった初めての車両です。
新幹線もどんどん進化をし続けているので、新しいものへと世代交代をしていくのですが、300系も今日で役目を終えました。
この車両が走ってるのが見れなくなるのは淋しいですが、新幹線そのものがなくなるわけではないので、新型へバトンタッチということで、お疲れ様でしたm(_ _)m

そして、ここからが本題ですが、近年ダイヤ改正のたびにどんどん姿を消し、残すところあとわずかとなってきている列車があります。
それは、寝台列車、いわゆるブルートレインというやつです。
前述の新幹線をはじめ、車の普及や高速道路の整備高速バス飛行機、押し寄せる高速化の波に飲み込まれて、ゆったりと目的地まで運んでくれるブルートレインが、今回もまたひとつ姿を消します。

それが、寝台特急日本海号



大阪と青森1023キロを結ぶ寝台列車で、1950年に急行として登場し、1968年に寝台特急となって現在まで走り続けてきました。
一時期は1日2往復が運行されていたこともあって、名前の通りまさしく日本海沿いの生活の、仕事の足として活躍してきました。
ただ、やはり高速化の波には勝てなくて、ピーク時の4分の1程度まで乗客は減っていたみたいで、東北新幹線が青森までつながったのもありますし、車両の老朽化もあって、今日の1便ずつで定期便としては最後の運行となりました。

大阪駅発が17:47、翌朝青森着が12:42(本来は8:45)、青森駅発が19:31で大阪着が翌朝10:27で最後となります。
何故、最後の青森行きがこれだけ到着が遅いのかはよく分かりませんが、止まる駅で式典とかするんですかねぇ。。。
去年の大震災で東北地方太平洋側が大打撃を受け、いまだに復旧していない区間が多く残っているのですが、その時東北地方に行く手段として重宝されたのが日本海だったんですよ。
日本海側は全然大丈夫だったし、夜出発して朝には青森に到着できたので、けっこう利用されてたみたいなんです。

そういうのもあって、後もう少しは残るかなぁと思っていたのですが・・・・・
ついに日本海までもが引退ということになりました。
まあ、GWや繁忙期に臨時便としては残るのですが、それにしても淋しいですよねぇ
ショボーン

時間に追われて急ぐ人が増えてきて、より早く正確にが最重要視されている現在にはブルートレインをはじめとする寝台列車は似つかわしくないのかもしれません。
でも、ゆっくり旅したい人や、ホテル代わりに利用するサラリーマンなんかもまだいるわけで、僕はこういう列車も残しておいてもらいたいと常々思っています。
どんどん移動手段が限定されてきて、選択肢が少なくなり、全く面白みがなくなってきています。。。

目的地を決めて、どういう移動手段で行こうかと、地図とか時刻表とにらめっこしながら考えてるだけでも、想像力が膨らみとても楽しいものだったんですが、遠くへ電車で行くならもう新幹線しかありませんよね><
僕は逆に、これでもっと電車離れが進むのではないかと危惧しているのですが・・・

一応大阪発のブルートレインはトワイライトエクスプレス(札幌行き)があるのですが、これも毎日の定期便ではないので、今回の日本海の引退で、ついに定期便としての大阪発のブルートレインはすべてなくなることになりました
ゲッソリ

寝台特急として44年間、急行からすると62年間、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m

そしてもうひとつ、これまた寝台列車なんですが、こちらも日本海沿い大阪と新潟を結んで走っていた



急行きたぐに号
も今回で定期便ラストランとなります。
僕が大好きな番組「水曜どうでしょう」の最初の企画であったサイコロの旅1でも移動手段として登場し、大泉洋だけボックスシートの自由席に座らされて、かなりつらそうになっていたのが印象的です^^

このきたぐには、寝台もほとんど3段式で狭く、後はグリーン車と上述した背もたれとかも倒れない普通のボックスシートの自由席という、けっこう過酷な条件で新潟~大阪間を走っているのです。
こちらも車両の老朽化と新幹線や夜行高速バスに勝てずに引退の時を迎えることとなりました。

きたぐには1961年から走っていたので、51年の歴史にピリオドを打ちます。
お疲れ様でしたm(_ _)m

さて、僕は全国を旅してきましたが、ご存じのようにどちらかと言うと北海道や東北と言った北の方が好きで、ここでもよく紹介してきました。
それだけに、今回の日本海ときたぐにの引退は非常にショックで、最近は僕も車中心でしたが、寝台列車で行くゆっくりとした旅も大好きなんです。
その手段がなくなってしまうのは、本当に本当に残念でなりません。

どうしても時間のかかってしまう船や寝台列車ってのは、時代にそぐわない乗り物として排除される運命なのかも知れませんが、時間や利益ばっかり追求するのではなく、スローな部分も残していってほしいと願うのでありました。

もう繁忙期以外で、日本海・きたぐにに乗ることはできなくなります。
本当に、本当に、長い間お疲れ様でした。


ということで、、、、、、、、、









最後に乗っておかないと後悔すると思い立ち、旅立ってきました~~~\(^O^)/

他のブルートレインがなくなった時も淋しい思いはあったのですが、今回は自分の大好きな東北と地元大阪を結んでいるブルートレインがなくなるということで、どうしても最後に体験しておきたくなってしまい、嫁の許しを得、僕は旅好きですが、鉄道大好きな友達と日程を調整し、今回は友達と二人で

さようなら、きたぐに・日本海、ラストランの旅

にいってまいりましたm(_ _)m

もちろん今日の最終日ではなく、日程は、


2012年2月23日(木)夜~2月26日(日)昼まで

木金土と3泊する内の2泊が列車の中という、結構な強行軍ですが、仕事とかの関係でこういう日程しか組めなくて、それでも中身の濃い旅にしようと意気込んで行ってまいりましたOK
とはいうものの、時間もきっちり見ておかないと、少しでも遅れて1本逃してしまうと次がなかなか来ないのがローカル線。 
事前に友達としっかりと計画を練ってから、今回は旅立ちました。
せっかくなんで、きたぐににも日本海にも両方乗りたいということで、行きがきたぐにで行って、帰りを日本海で帰ってくるルートで旅することに。

でも、今回は旅の途中ではなく、旅立つ前にアクシデント発生( ̄□ ̄;)!!


実を言いますと、最初は2月2日(目)夜~2月5日(日)昼の予定で行こうと計画していたんです。
それに向けて着々と準備を進めていたのですが、週間天気とかで天気予報を確認すると出発の日が雪の予報
雪の結晶
まあ普通に雪降っただけなら大丈夫なんですが、1月31日に友達と最終打ち合わせで集まった時には、出発の2月2日から3日にかけてこの冬1番の大寒波が来るとの予報に(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
今年の冬は寒くて雪もかなり多かったですよね。 
で、あまり大雪になると、きたぐにも日本海も運休になってしまい、それに乗りに行くのが目的なので、乗れないと意味がないですから、どうしようかとかなり悩んでたんですよ。

で、選択肢としては2つあって、

①この日程では諦めて日を後にずらして、もう1度予約を取りなおす。

②4日はそんなに雪の予報ではないので帰りの日本海は動くと見込んで、行きだけ夜行バスに変えて行って、帰りの日本海が動くのにかけてみる。

31日に集まる前にもメールとかでやり取りはしていて、もし今回駄目なら次いけるのは、
2月23日の夜~26日やなぁと話していたので、友達がとりあえずその日程でのきたぐにと日本海のチケットも押さえておいてくれてたんですよ。
もうだいぶ前から今回の廃止のことは決まっていたので、この時期によく空いていたなぁと思いつつ、とりあえずチケット確保できたし2日のきたぐにはおそらく動かないやろし、それで強行でバスで行って4日の日本海も動かなかったら最悪やから、もう1回仕切り直そうという結論に。。。

そうなると、最初の2日きたぐにと4日日本海のチケットをどうするか?
キャンセルするとキャンセル料が取られ、キャンセルせずに持ってて運休になると全額払い戻し。
キャンセル料も、2日前までだと320円。前日から出発前までだと30%。
これも色々悩んだのですが、2日のきたぐには運休の可能性が極めて高いと予想して、そのまま持ってて全額払い戻しになるだろうと。
4日の日本海は、僕も友達も5分5分くらいと考えてたので、もし動いて30%取られるなら320円払ってキャンセルしといたほうが無難だろうという結論に至り、とりあえず24日(金)だけお互い仕事の休みを取れるかを次の日(2月1日)に確認を取ってからキャンセルしようということになったんです。

そして、、お互い24日の休みが取れると分かったので、当初の予定を諦め、2月23日夜~26日の日程に変更となりました!!


で、結局どうなったかと言いますと、2日のきたぐには予想通り運休となり全額払い戻し
4日の日本海はと言いますと、なんと動いたんですよ! なので、キャンセルしてて大正解\(^O^)/

320円だけで、実際に行った日程に変更できたというわけです
チョキ
実際に行ってきた日程では、週間予報とかでも雪の予報はありましたが、大寒波の心配はないみたいで、念願かなって行くことができました。

詳しい旅のお話は、次の更新から書いていきますm(_ _)m
ちなみに、今回一緒に行った友達は、2008年2月に北海道列車の旅に一緒に行った友達で、最終日に猛吹雪にみまわれ千歳空港が閉鎖され帰れなくなった私の旅の師匠です^^;

 

 

 


僕ら2人が揃うと、どうしても雪にはめっぽう弱くて、こういったアクシデントがあります注意
でも、北海道の時もそうでしたがその後奇跡的なことが起こり、無事に旅をすることができるんですよねぇ(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪
北海道でどうなったかは、上のこちらの記事ってとこクリックして読んでみて下さいw
今回も、うまくアクシデントを乗り越えて、日程をずらして旅立ったのでありました。

旅の詳しい話は、次の更新から書きますm(_ _)m