さて、ここから読まれる人はネタバレになるので、まず前回の記事から必ず読んで下さいm(_ _)m
そして、今回は少しいつも以上に長い文章になると思うのですみません><
ということで、空港でお寿司を食べて再びフライト状況を確認しに搭乗手続きカウンターに向かって掲示板を確認すると・・・・・・・・
新千歳空港19時発関西空港行きANA1720便、欠航
まあ、みなさん予想はしてたと思うのですが、結果はこれでした
お寿司食べる前は「1時間半遅れ」の表示やったんですが、戻ってきたらこの通り欠航
もう1泊決定しましたぁ\(^O^)/
と喜んでる場合ではありません
まさかこんなことに巻き込まれるとは思いも寄りませんでした。
4時間遅れって表示のあった16:40発羽田行きも欠航。
後でわかったことなのですが、この日の新千歳空港は昼からの便が全便欠航。
この時点でもかなりの雪が降り続いていて除雪作業が追いつかなくて、滑走路が全面閉鎖という千歳でも1年に1回あるかないかの記録的な大雪にみまわれたのでした
そんなこんなで、まずは友達が会社に明日行けないことを連絡。
明日の飛行機を予約できてたとはいえ、このまま空港で寝泊りするのは嫌だったので、札幌近郊で宿を探すことに。
さて、ここからが僕らのすばやい行動と奇跡の連発でした。
まあ、奇跡は明日の飛行機のチケットを予約できたところから始まってたわけですけどねしかも、明日午前中とかのフライトではなく16時発の飛行機を予約できたとこから。。。。。
それは、次までお楽しみに(*'-^)-☆♪
宿を探すとはいえ、この日は土曜日。普通でも札幌近郊のホテルはかなり満室に近い状況なのに、千歳空港閉鎖とかになってるんだったら余計に空いてるホテルは少ないやろうなと思いながらも、とりあえず安めのビジネスホテルに電話。
二人で何軒のホテルに電話したことでしょうか。
手ごろな値段のホテルは全滅でした
後は高級ホテルか、場所を変えて札幌からちょいと足のばしていける小樽とかで空いてるホテル探すかと思いながら友達が小樽で検索してる時に、フと僕の頭によぎったホテルが
カプセルホテルがあるやん
昔なら絶対最初にカプセルホテルが頭によぎったと思うのですが、最近車で寝泊りの旅ばっかりだったので宿に泊まりなれてなくて、すっかりカプセルの存在を忘れてました^^;
予定外の宿泊やし、ぜいたくは言ってられないけど、安く抑えられることにこしたことないですからね
ただ、カプセルが値段一番安いので、ビジネスがいっぱいならカプセルもやばいやろなと思いながらも札幌のカプセルホテルを検索し、早速TEL
最初に検索に引っかかった『カプセル・イン札幌』に電話したところ・・・・・
空いてましたぁ!!!
値段も3,200円とかなり安かったし、速攻で予約。
場所もすすきのという事で、電話してる時点で19:50で、20時ごろの電車に乗れれば21時半にはホテルに着ける予定でホテルの人に伝えました。
欠航で帰れなくなってるにもかかわらず、明日の飛行機も予約できて宿もちゃんととれてここまでめっちゃ順調
かなりの人がまだ手続きカウンターに並んでるのを尻目に、僕らは電車に乗るために空港地下の新千歳空港駅へ向かったのであります
・・・がしかし、エスカレーターに乗って地下へ降りた時に目の当たりにした光景にビックリ!
今度は、駅の自動改札と券売機の前に長蛇の列が(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
するとすぐに、「只今、ひとつ手前の南千歳駅のポイントが積雪で切り替わらなくなり、列車が南千歳駅手前で立ち往生しています。懸命の除雪作業を行っておりますので運転再開までしばらくお待ち下さい。なお、ホームに人が溢れると転落等の危険が生じますので、これ以上ホームにはいらないように自動改札及び自動券売機を閉鎖しておりますのでご了承下さい。」との案内が・・・
せっかくここまでたどりつけたのに電車も止まってるんかいな
まあ、これだけ吹雪いてたら電車も無事に動いてるわけないわなぁ。。。
とすぐに冷静になりつつ、このままここで並んで待っとくしかないのかなぁと半分以上諦めてボ~っと改札口の方を眺めていたんですが、ここでまたフとある光景が目に飛び込んできました。
どこの駅でもあると思うのですが、自動改札口に通らない切符とか持ってたら駅員に直接見せて通れる出入り口がありますよね。一番端で横から駅員が窓から顔出してるところです。
ちょっと待てよ。俺らって3日間乗り放題券持ってて、この日が最終日やからまだ使えるやん。
これやったら自動改札通らなくても入れるし、よし!これで突破やあ~w
ということで、そのまま改札を突破。
たまたま駅員に何か言うてる客がいてて、その対応してたせいで全く何も言われず普通に通過することが出来てホームへと降りて行けました
ホームへ降りていくと、改札で止めていたにもかかわらずかなりの人。
これで入場制限してなかったらえらいことになってたでしょう。
ホームに実際に降りてみると、どの乗り場位置も列が出来ていて、乗れたとしても座れないなとそこは諦め、乗れずに札幌にいけないよりはましですし、列には並ばず誰もいない壁側にもたれかかってカバンをいすがわりにして座ってました。
ホームにたどり着いたのが20:10ぐらいやったでしょうか。もうこの時点では何時発の電車が遅れてたのかとかも覚えてません。
とりあえず、ホームにへたり込んで電車の到着を待っていました。
ホームに下りてから20分ぐらいしてからでしょうか、ようやく放送の内容が変わって、なんとかポイントが切り替わって立ち往生してた列車が南千歳駅を出発したとのこと
これでなんとか札幌までたどり着けそうや!!
電車に乗るために列に並ぼうと思って、立ち上がって覗きに行きました。
と、ここでまたまたラッキーなことが
もたれかかってた壁づたいにホームの点字ブロックの方へ歩いていくと、誰も並んでない乗り場位置があるではないですか ( ̄□ ̄;)!!
そこは、階段の壁際のわかりにくい場所で、縦に並ぶなら2,3人しか並べないような位置。
どこのホームにも1箇所はあると思うのですが、階段の壁際の位置に乗り場があれば、そこは縦には並びにくくなって、横に列を作ってる場所ありますよね。
そういう場所が新千歳空港駅にもあって、僕らがもたれかかってた壁がまさにその位置やったんです。
しかも誰も並んでないなんて~
すかさず荷物を持ってそこに移動( ̄∀ ̄*)ニヤり☆
すると、すぐに電車も入線してきて、なんと座ることも出来たんです\(^O^)/
ツキにツキまくってます
しかし、電車が来て乗れて座れたのはいいんですが、今度は出発しない。。。
僕らが帯広から南千歳に行った時に乗った列車と同じスーパーおおぞらが遅れていて、ポイントの関係からもそれが南千歳について発車してからやないと出発できないとのこと。
僕らが列車に乗り込んだのが20:40ぐらい。
それからも雪はどんどん降り積もってたらしく、ポイント切り替えとかが出来なくなる駅が続出・・・
乗り込んでから約30分後の21:15には、「快速エアポート小樽行き」やったのが、「各駅停車手稲行き」に変更。
手稲から小樽までは海岸線沿いを通る風光明媚なとこなのですが、ひとたび悪天候になるとこのように通れなくなってしまうんですよね。。。
ただしこれまた、もし札幌のカプセルホテルじゃなくて、小樽のビジネスホテルとかの予約してたら行けなくなってしまってたとこで、ここでも札幌のカプセルを選択したことが功を奏したのでした
とは行っても列車が出発してくれないと意味が無い!
一応この間に、カプセルホテルにもう一度電話をして今の状況を話し、かなり遅くなるかもしれないけど電車動きそうなので行きます、もし動かなくて行けなさそうならまた連絡しますと伝えました。
それからもしばらく列車にのったまま待っていたのですが、乗り込んでから1時間が経とうとしてた21:35にようやく出発できるようになったとの放送があり、21:38、ついについに動き始めました
列車に乗り込んでからほぼ1時間、このまま列車で一夜を明かすかもという思いが心によぎりだしてたのですが、無事動き出してホっと一安心w
もし、座れなくていつ出発するかわからない状況でイライラしながら1時間立って待ってたら、もっと長く感じてたことでしょう。
ほんまにほんまにラッキーが重なったことに感謝ですm(_ _)m
新千歳空港駅は地下なのでどれくらい降ってたのかはわからなかったのですが、次の南千歳駅に着いたときにはビックリ
僕らが降り立った時よりももっと雪が積もっていて、列車が走れてない線路は完全にみえなくなり、雪で埋まってる状態でした。
札幌から空港や帯広、苫小牧へ向かう方面は完全に麻痺してて、それぞれの駅や途中で列車が立ち往生。
先頭の列車が動けなくなってるのでどうしようもないんですよ。
雪が積もる→ポイントが切りかえれなくなる→列車が立ち往生→その間にも雪が降り積もる→列車が走らないので線路にも雪が降り積もる→もっと動けなくなる・・・
完全に悪循環になってたようです。
途中立ち往生してる列車の中に、函館行きのスーパー北斗の姿もあったのですが、次の日ニュースで知ったのですが、16時間立ち往生してたようです・・・
僕らが乗った電車を含めて、何故札幌方面だけ手稲まで動いたのかは僕もわからないのですが、これもラッキーなことだったんでしょうね。
快速なら35分で札幌まで到着するところ、ちょうど1時間後の22:40に無事札幌駅に到着
札幌駅の外に出ると雪の降り方はましにはなってきていましたが、さすがに疲れていたのとこの天気では歩くのは辛くて地下鉄に乗って2駅。
23:00ちょうどにすすきの駅に着き、無事カプセル・イン札幌までたどり着くことができましたm(_ _)m
帯広を出発してからの長かった半日がようやく終了。
予定通りならもう家についてるころなのに、写真のようにまだ雪景色の札幌に居ます
さすがに呑みに行く元気も無く、風呂にゆっくり入って爆睡したのでありました
長々と文章ばかり書いてしまいましたが、最後まで読んでいただいた方お疲れ様でしたm(_ _)m
話は、もちろん次の日へと続きますよ^^;