2.束草(ソクチョ)
0)今日の予定
今日の予定は、いろいろ考えたのですが、束草市に行きます。
しばらく行っていない景福宮や韓国民俗村とかを考えたのですが、去年3月に束草に行くつもりだったのを思い出しました。その時は適当なホテルが無くて、光州、全州方面に行ってしまいました。
なぜ、束草かというと、「秋の童話」のロケ地だったからです。
有名な「冬のソナタ」は4部作で、秋の童話、冬のソナタ、夏の香り、春のワルツの順で公開されています。
自分は、TVで冬のソナタを見ていなくて、コロナ禍で暇なので、レンタルDVDで全部、4作を借りて見ました。
それに登場する渡し舟(ケッペ)や食堂を見てみたいなぁと。でも今回は突発的だったのでDVDを見返すこともできずに適当に行くことにします。
なお、束草に行くのにはバスが良いようですが、ソウル高速バスT~束草高速バスT、
同~束草市外バスT、東ソウル総合バスT~束草市外バスTの3路線があるようです。梨泰院に近いのはソウル高速バスTなので、そちらに行ってみます。
1)ソウル高速バスターミナル
このバスターミナルは地下鉄3・7・9号線の高速ターミナル駅が近いのですが、梨泰院からですと乗り換えが必要です。路線バスが手軽と思って乗ったのですが、降りた停留所で少し迷いました。
バスターミナルは、早朝のため、無人です。
自動販売機(写真左)があり、日本語に切り替えて楽々購入できました。
なお、販売されていたのは、プレミアムとエクセレントでした。普通車はありませんでした。
エクセレントの便数が多いのですが、どちらも3列シートと聞いていたので、安いプレミアムにしました。購入時に座席指定できるので、1列側を指定しました。
運賃は22,300ウォン(2,565円)ですので、安いと思います。
バスは10分前くらいに来ます。自分のバスは、もっと奥のホームです。
乗車時にチケットのQRコードを読み込ませます。
前方のモニターには座席番号が表示されていますが、乗車すると赤、販売済みで未乗車が青なんだと思います。そうすると、乗車率は50%に満たないことになります。
車台は古そうですが、内装は新し目です。だから、中間の料金なのでしょうか。JALのクラスJ以上ANAのプレミアムクラス未満といったところです。
飲み物等は一切出ませんが、途中、1か所でトイレ休憩がありました。
高速を降りて襄陽を経由して束草高速バスターミナルに到着しました。
2)アバイ村へ
まず、自動販売機で帰りのチケットを確認します。
また、残り席数が多いようなので、発車時刻だけ確認しておきます。
高いエクセレントは頻発ですが、プレミアムは2時間おきくらいしか残っていません。最初から無いのかも知れませんが。
ターミナルから少し歩くと海に出ます。
各都市への案内板です。
東京へは1,207km、ソウルは158km、北京は1,067kmの位置にあります。
目的地のロケ地であるアバイ村に向かいます。
回れ右して、バスターミナルを越えて右折しますと、e-Martがありました。
韓国では最大手のスーパーマーケットですので、のぞいて行きます。
入り口にATMがありましたので、クレジットカードを入れてみると、
・・・使えました。朝からATMを見るたびに試すのですが利用できませんでした。
商業施設に設置してあるATMは海外のカードに対応しているのかもしれません。
見るだけで、何も買いませんでした。
更に歩くと橋が見えてきます。
その奥には高層建築物。
自分のアバイ村のイメージは、脱北者の貧しいバラック。せいぜい二階建て。
去年3月に行った春川(冬のソナタのロケ地)の駅前は、土地区画整理中で広大な更地になっていました。
ここも、取り壊されてしまったのかと・・・
と思ったら、手前にアバイ村がありました。
道路は高架で通り抜けて行きます。
高架道の階段を降りると渡し舟乗り場(ケッペ)がありました。
そこには秋の童話のモニュメントがありました。
でも、TVドラマだからフィルムは使っていないはずで、カメラの形が違うと思うのですが。・・・捏造の疑惑を残して、昼食を食べに行きます。
何年か前(コロナ禍中)に見たDVDのドラマですが、記憶がほとんど残っていません。
飲食店街の写真を撮っていると、遠くの客引きのおばちゃんと目が合ってしまいました。
南大門市場でもそうですが、客引きに弱いのですよ。
客引きのおばちゃんにメニューを見せてもらうと、結構高いです。
自分が食べようとした、イカのスンデは16,000~48,000ウォンもします。
小さいのは?と聞くと、木っ端が10,000ウォン(1,150円)というので注文しました。
ついでに焼酎も(4,000ウォン)。メニューにあると飲みたくなります。
それで、出て来たのがこれ。
イカの木っ端じゃなくで、イカのクッパ!!
具としてイカのスンデが入っており、濃厚な味で美味しかったです。
おまけに、海老天2つサービスしてもらいました。
このあと入ってきた家族連れも同じものを頼んでいましたので、お勧めメニューなのかもしれません。
満ち足りて、渡し舟乗り場(ケッペ)に向かいます。
運賃は500ウォンでクレジット払いの非接触対応になります。
支払いだけは現代的です。
舟は浮かんでいるだけで、動力はありません。
両岸とはロープで結ばれており、そのロープは船の中心を通り抜けています。
イメージとしては、関西空港のシャトル(水平移動式エレベータ)です。
TVドラマでは、乗客が綱引きのようにして舟を動かしていました。
今日は、おじさんが手鉤でロープをひっかけて引っ張ります。
反対側に着くと、すぐに折り返します。
ここから、市外バスターミナルに向かいます。バスの時間が合えば、そちらからソウルに帰ります。
途中には市場があります。
そして、桜並木もありましたが、花は終わっていました。
ターミナルで時刻を調べると、10分後にエクセレント、40分後にプレミアムに空席があるので、プレミアムにしました。東ソウル総合バスターミナルまで21,700ウォン(2,496円)と、復路のが600ウォン安かったです。
向かい側のセブンイレブンで休憩です。
ペプシは1,900ウォン(219円)とビール並み価格でした。
外で飲むのは、外国では慎んだ方が良さそうなのでペプシにしましたが。
車内は往路のバスとほぼ同じですが、このバスのが新しそうで、席の数を数えていませんでしたが、足元がゆったりしている気がします。
経由地は無くて、往路と同じようにサービスエリアでトイレ休憩がありました。
東ソウル総合バスターミナルの最寄り駅は地下鉄2号線江辺駅です。
2日続けて行くのも何ですが、早めの夕食として南大門市場に行きます。
ただし、昨日の反対側の店にします。
奥から2軒目の店は、左右どちらの店も客席数が多いです。他の店の2倍はあると思います。それだけ人気があるのでしょう。
他店の客引きのおばちゃんは「おんなじ、おんなじ」と言ってます。味の差は?わかりません。無理して人気店に行かなくても良い気がします。
早いもので、明日は帰国する日になります。