1 久々の茨城空港

 

茨城空港の利用は2度目になります(出国帰国各1回)。

前回は2018年、当時は東京駅八重洲口から茨城空港まで500円の高速バスが出ていてお得でした。その時は、茨城(IBR)から仁川(ICN)までイースター航空で、仁川(ICN)からホーチミンcity(SGN)~桃園(TPE)までベトナム航空で、桃園(TPE)から茨城(IBR)までタイガーエア台湾(IT)というワケわかりませんルートでした。

 

茨城空港のメリットは500円高速バスもありましたが、旅客施設利用料も安いです。

近くの成田空港T3(国際線出国時)ですと1,570円、T1.2(国際線出国時)なら2,660円ですが、

茨城空港(国際線出国時)は530円と安いです。

 

なお、帰国時の旅客施設利用料は無料ですから、茨城空港で出国して成田か羽田に帰国すればお得のような気がしますが、茨城空港はアクセスが悪いので自家用車使用が一般的だと思います。それであれば帰国時も茨城空港から車で帰ることになります。茨城空港と成田空港の公共交通での移動は絶望的ですから、空港を変えるのは無理だと思います。

 

2つ目のメリットは駐車場が無料ということです。

羽田や成田は当然有料、仙台空港でさえも有料。隣の福島空港とこの茨城空港は無料ですが、肝心の飛行機は日に数便しかありません。

(注)福島空港は国内線が5便/日。茨城空港は国内線が7便/日、国際線が週2便。

 

なお、駐車場と空港ビルまでの距離は短く、イミグレと搭乗ゲートまでの距離はさらに短く、比べるのもナンですが、成田空港の3タミとは全く違います。

 

 

ということで、自家用車で来ました。オートバイにしようかなとも思いましたが、荷物もありますし、渋滞は無いだろうと。

茨城空港のwebサイトには駐輪場の記載は無かったのですが、写真のゼブラの部分にバイクや自転車が置けるようです。

ちなみに、自分は、もう少し右手の場所に駐車しました。

 

このビルのすぐ後ろには駐機スポットがありますので、いかに歩く距離が短いか一目瞭然です。某空港の3タミは、チェックインカウンターを2タミ寄りに移転するなど、歩行距離が短いと錯覚させる工夫に日々努力していますが、それでも解消できません。

 

 

 

2 チェックイン

 

今回搭乗するタイガーエア台湾のチェックインは2時間30分前からですが、自家用車なので余裕を見て3時間前到着を目標にしました。googleマップで調べた通りで、ルート、予想時間ともに問題ありませんでした。

 

車内で昼食を食べ、2時間20分前にカウンターに向かいます。

カウンターは既に4レーンが開いており、行列は数名でした。

チェックインが終わると、保安検査場が開きました。

(何しろ、国際線は週2便しかないので常時閉まっています)

 

すぐに検査が終わり、イミグレの検査官は1人しかいませんがちゃっちゃと終わります。待合室はガラガラです。

しかし、折り返し便ですから、入国審査と出国審査の時間帯が重なりますよね、その時はめちゃくちゃ忙しいと思います。今日は1便しかないので、これで帰るのでしょうか。このためだけに成田から出張してきているのでしょうか。それとも茨城県の入管の人なのでしょうか。とても気になります。

 

搭乗は、優先搭乗、後方座席の順です。自分は前方座席なので列が少なくなるまで椅子に座って待ちます。

搭乗橋はありません。地上を歩きます。成田空港T3のジェットスターのように、トンネルのような幕があって見通しがききません。雨風には良いのでしょうが、飛行機が見えなくて残念です。タラップ直前で機体を見ることができました。

 

 

さて、今回は、座席を未指定、窓側、非常口とどれにするか迷いましたが、現時点(2023.6)の料金は1列目と非常口(12,13)は3,100円、2~4列目は1,700円、その他の席指定は1,100円(予約時点900円)です。C/Pを考えると、中間席を避けるだけで良いかなと思い、前方の窓側席900円を事前指定しました。

 

搭乗してみると、ざっと見て搭乗率は90%です。

ほぼ搭乗が終わっていますが、自分の座る列のB~F席は満席です。あれ、自分はFだったはず。Aだったのかなぁ。

déjà-vu(既視感)ではありません。以前、桃園から茨城空港への帰路、タイガーエア台湾に搭乗したとき、やはり最後の搭乗で、F席が空いていたので何も考えずに座ってしまいました。離陸を始めたときふと気が付いて搭乗券を見てみるとA席指定でした。結局、そのまま座っていましたけど。

今回は気が付いたので、搭乗券を探しているうちにCAさんが近寄ってきました。CAさんがその人に中国語で話してくれて、無事に指定された席に座れました。

 

 

3 離陸

 

座ってみると少しシートピッチが少し広い気がします。調べてみると、この機材はA320-neoで6席×30列=180席です。Peachのneoは6席×31列席+2=188席です。

Peachはトイレとかギャレーの位置や大きさを変えて、8席分を確保しているのだと思うのですが、この機材はどうなんでしょう。非常口の位置は変えられないでしょうし、8席分をシートピッチ増に振り替えているのでしょうか。

 

結果的には、非常口座席でなくても余裕があって満足でした(たぶん、シートピッチは71cmではなく74cmではないかと思うのですが、シートピッチに関してネットをサーチしても見つかりませんでした)。

 

また、USBコンセントも写真左の位置にありました。USBケーブルは棚のバッグの中なので使えませんでした。わかっていればポケットに入れておいたのですが

 

 

折り返し便でありながら、15分前には搭乗が完了しました。がドアを閉めません。定刻になっても。15分過ぎても。何も放送がありません。もしかすると思い付きですが、ここは百里基地なので、自衛隊機が優先されているのかと。

結局20分オーバーでタキシングを開始しました。

 

なお、ここは下地島空港と同じく、プッシュバックしません。斜めに駐機していますので、前進でUターンして誘導路に向かいます。

RWY21Rで南に向けて離陸。

すると右旋回して、北へ向かいます。

写真中央に茨城空港、滑走路が / の位置で写っています。その上は霞ケ浦です。

 

 

こんな感じで、一度北に向かいますが、熊谷、福生の方向、南西に飛んでいきます。

横田の空域の関係なんでしょうか。

 

 

梅雨のせいか、ずーと雲の上でした。

夕陽のころ、雲が薄くなって、太陽の光が海に反射しています。

 

 

梅雨前線に沿って飛んだ感じでした。

 

なお、機内放送は、中国語、英語、日本語の順になります。機長のアナウンスは、中国語、サマリー的な英語です。日本語の放送が省略されることもあります。早口なうえに台湾人の日本語なので注意して聞き取っても飛び飛びになります。

 

 

 

4 着陸、台北へ

 

台北桃園空港に着陸です。

青天白日満地紅旗が印象的です。

 

 

その国旗の裏側です。

ガラガラのように見えますが、イミグレ通過に40分かかりました。毎回30分くらいは要しますので普通かなと。ここが一杯になったら何時間かかるのでしょう。

ちなみに待ち時間中にイミグレのレーンを増やしましたが、自分よりも後方の人を増設したレーンに案内していました。それはないでしょう、といいたいところでありますが。

 

 

桃園地下鉄で台北駅へ。

今日の宿は西門地区にあり地下鉄で1駅ですが、晴れているので歩いていきます。

写真は北門。台北駅のすぐ西側にあります。その南に西門跡があります。

 

 

前回、富宏牛肉麺という店に行きそびれましたので、寄っていきます。

店頭で注文しようとすると、座れ座れと奥に案内されます。が放置されます。混んでいてオペレーションが間に合わない感じです。チェックインの時間が気になるので、注文できないままに出てしまいました。

 

宿に着いても外出する気力がなく、初日から非常食として持ち込んだカロリーメイトを食べてしまいました。初日は移動だけで終了です。