先人の

衣食住のための足跡をたどりあるき

見聞きをご一緒に想像し、ご案内。

 

広島ネイチャーナビfukuです。

(屋号:ネイチャーガイド&アートひょんのき)

 

はじめましての方  →プロフィール

======================

国内瀬戸内を中心のフィールド案内しています。

ご縁を大切に、学び笑いある「横あるき」を実践中。  

※現在 

2015より272回実施継続中。

======================

今回の横あるきリクエストは、

 

1月に鞆の浦歴史民俗資料館にて「八朔の馬出し」展を観覧、大波止あるき、

3月には沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)と太田家住宅での、「お雛祭り」展示を目的として訪れた鞆町に再来。

 

前回同様、鞆の浦観光情報センター

バス停「鞆の浦」からスタートしました。

↓こちらには観光パンフレットや地図、お土産販売もあります。

 
 
鞆の浦観光情報センター外観と地図
 
鞆の浦は、海と陸の「ふち」がそのまま町になったような場所。
 
港の石畳、常夜燈、雁木(がんぎ)、背後に迫る山の斜面。
平らな港町から石段を上がって高台へ、また海辺へ戻るという、「山の横あるき」と「縁あるき」の両方が味わえるコースです。
おひとり様リクエストでした。
天気は快晴、気温も心地よくスタートです。 
 
今回一番目のリクエストスポット
 
この地にお住いの旧家の蔵を生かした空間で
【堀尾聡 切り絵の世界】が開催されていました。
 
鞆の浦歴史的街並みを歩く人々
 
貴重。どっしりしっかり、梁のある建築物。
 
蔵の梁と柱、展示物
 
堀尾聡切り絵の世界展ポスター
 
案内紙面によると、作者は幼くして難病で手先以外が動かせなくなったそうです。そこに神が宿ったかのような貴重な作品を目にして、驚きと美しさに見惚れてしまいました。
裁ちばさみは重く、デザイン用のカッターでも髪の毛のような細さを切るのは至難の業です。ほとんど蛾の触角かのような繊細な糸のような造形を連続する作品はどうやって切ったのか見当もつきません。けれどそれが目の前に在るのです。
 
蜘蛛、鳥類、蝶、蛾、昆虫、怪獣、宇宙人、たくましい人、、そんな風にみえる左右対称の不思議な切り絵。一番大きな切り絵は鳳凰で、和服にデザインされていました。

鳳凰は他の作品とサイズが何倍もあり、風呂敷や、大きめのバッグにもよさそう。
そのようなグッズがあれば、欲しいとリクエスト参加者さま。
 
作品は方々に渡っていた作品が再び集められ、人の心を動かしている。
そのめぐりあわせにに出会えたのは貴重でした。
 
ビール缶と空き缶で作ったロボット、飾り
 
他にも、こちらは別の作者さんで、すべてビールやお酒の空き缶で作られており、
左側の電飾は音や動くものに反応して点灯、点滅します。
 
中ほどの人形は
たこ焼きを食べてはまた容器にたこ焼きが無限にでてくる
仕掛け人形の“たこ焼き太郎”は見ていて飽きません。
 
大阪在住の作者らしい、通天閣の擬人化のライトは曲線が特徴的ですね。
 
動きはどの作品もユニークで絶妙、缶のデザインも生かして再構成の切り貼りされている。
飲みすぎてしまいそうですが、作品造りの時は集中して飲まないでいられるそうです。
 
鞆の浦の桜と島々の絵画
 
こちらは超写実画のようにみえるのですが、
Excelアート。
鞆の浦から見え有名な弁天島と仙酔島風景。
エクセルの図形と前後の貼り合わせ、で描いた作品
作者さんは、高齢になって始めたそうです。
どこに埋もれているかわからない才能ですよね。
 
ここでの案内ですが、こちらの運営・キュレーターのTさんが
大変丁寧に私たちに説明してくださいました。ありがとうございました。
 
入ってすぐの“化粧室”や“受付”の文字も特徴的で何か味ある感じだなと
訊いてみると、佐藤修悦(さとうしゅうえつ)さん
が駅の警備員として案内の必要を感じ、ガムテープで
案内看板を作ったところから生まれた書体で、そのまま「修悦体」とよばれているのだと教えてくださいました。知りませんでした。
後で、ミュージアムでの企画展の冊子「文体の練習(500円で購入)」に掲載のある佐藤さんへの聞き取り記事や、他の情報を詳しく見ると、なるほど。目にふれていたかもしれません。
 
横あるきの直近でご案内した、向島、尾道、瀬戸田などのエリアにゆかりのある
Tさん、ここにもめぐりがありました。
 
さて、あっという間にお昼になりました。
徒歩数分の曲がり角にある「クランク」さんで
 
 
お昼ご飯。鞆といえば保命酒。
生薬を漬け込んだリキュールのこと。

入江保命酒の酒粕入豚汁とほうれん草のスープ
おにぎりセットを美味しくいただきました。
 
鞆の浦ランチ:豚汁、おにぎり、唐揚げ
 
南向きのガラス戸から庭にも出られ開放的な明るい店内。
 
さて、おなかも満たされたのでここからは、丘にあがりましょう。
医王寺・太子殿をめざしますが、
まずは、医王寺まで。
 
鞆の浦歴史地図と寺院案内板 
 
医王寺までは、何度か訪れていますが、
お体に負担にならず、時間と距離にも余裕のある今回、はじめて
山の中腹の太子殿まで足をのばしました。
 
医王寺の寺院と五重塔、海
 
医王寺の案内板と寺院の様子
  
太子殿登り口の階段と墓石
 
こちらの30段の階段の上から
振り向いて屋根瓦の向こうに港が見えてきます。
 
鞆の浦の町並みと海の眺望
 
さらに高台へ。ここからは鞆の浦の海と島々、町並みを見渡せます。
鞆の浦の俯瞰風景と海、山
 
太子殿より少し下、道中から↑
 
鞆の浦の町並みと海の絶景
 
太子殿からの眺望。四国までみえました。いい天気。
気候が穏やかで、ちょうどいい季節は、すぐに終わってしまうので
じっくり味わいたいものです。
 
鞆の浦の港と島々の景観
 
常夜燈と大波止のある鞆港が見えます。
江戸時代とほぼ変わらない港風景が残る瀬戸内海の真ん中。
潮を待って行き交う船でにぎわったことでしょう。
 
肝心な、太子殿は案外こじんまりです。
 
鞆の浦、太子殿への石段と眺望
 
医王寺太子殿の小さな祠
 
鞆の浦 300m 524段の石段
 
総段数は数えていませんが、
580段あまりなのかもしれません。
 
数は刻まれていますが、飛んだり、隣り合わせで別の数のものがあるので
崩れては、直した跡かも?多分一番上の数でしょう。
距離は片道300m+α。
 
じっくり、色んな方面を眺め、
満足して下っていきました。
 
医王寺を少し下ったところにあるカフェ
セレーノさんに今回も寄り道。
海外の来客も多く一階席は満席に近い。
二階にお邪魔しました。
 
鞆の津ミュージアムで購入した切り絵の手ぬぐいを広げてお話ししました。
 
切り絵の怪獣柄手ぬぐい 鞆の津ミュージアム
 
ここから
四国方面に航路をとる大型客船がみえていました。
今まで立ち寄ったところ、
これからまた来たら行きたいところなどをお話ししました。
 
大勢いらした店内が
あっという間に私たちだけになって、最後に店主さんと少しお話しできて
良かったです。覚えていてくださってありがとうございます。
 
鞆てらす 最後は鞆てらすで、バスに乗る前のトイレ休憩を兼ねて一息。
 
鞆の浦観光案内所と日本遺産旗
 
福山駅前行きバスが来ました。帰りは「鞆港」バス停から乗車しました。
 
 
小学生が多い時間になっていました。
 
鞆の浦登山ルートマップ
 
今回は 快晴、24度。湿度50%
距離は2.6km
休憩見学時間を除く 移動時は約1.0km/h

今回も鞆の新たな楽しみを見つけて、喜んでいただけました。ありがとうございました。
何度訪れても観るところがある小さなエリア。魅力は尽きませんね。
次回を楽しみにしましょう!