広島ネイチャーナビfukuです。

(屋号:ネイチャーガイド&アートひょんのき)

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山、野、川、海辺、を案内しています。

ご縁を大切に、

学び笑いある「横あるき」を実践中。  

※現在 横あるき

2015より238回実施継続中。

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今回の横あるきは、

筆の町として知られる、

 

安芸郡熊野町の筆塚のある

榊山神社と、熊野町の名の由来の

熊野本宮神社前から出発。

 

と、その前に、

せっかくですから、参門の入り口 

表参道の起点を見に行きました。

この鋭角な角です。

国内の筆の生産は、ほとんどこの町から。

マンホールデザインも筆を放射状に配したもの。

 

 
左手・西を進むと、熊野本宮神社。
右手・東を進むと、榊原神社。
それぞれの鳥居前に来ました。
といっても、路でつながって、10数メートルのお隣です。
 
その鳥居の中ほどの緑地には、この地に筆の製作技術を伝えた2名の
功績をたたえる碑があります。
 
その更に上には筆塚。
六十代内閣総理大臣の揮毫。

 
榊山神社の鳥居をくぐって、
長い石段を登ります。
 
さてここで、この階段が何段あるか、を想定してもらい
確かめて頂きました。
答えは、読み進めていくと、マップに詳細がありますが、
それぞれの参加者さま予測に開きがあり、
半分登った所で、だいたい答えが読めてきます。
 
上りながら、確認してみると、様々な
実感ができます。
上る速度、石段の一つ、それは思い高い低い?
 
階段の上り下りのことでも、
身体に負荷のかからない登り方
降り方、その人に合ったものなど、
無限にテーマがあるものです。
 
ご自身の体感と思考のずれを、
少なくしようと試してみることは
日常で役立ち、生活しやすくする応用が利く事と
思っています。
 
さて、榊山神社には、杉の御神木の切り株があります。
「落雷から神様と神社を護った」と伝えられている大木でした。
今年、5月末に倒木の恐れがあるためやむなく感謝の神事を執り行って
伐採となったこの杉。
 
これが、何百年の切り株かを、直感で。
木の種類や生育地でも一年で太る度合いが違いますが。
 
そのカンには、差は開きがある方なのかどうか。。
いつもそうなのかどうか。
 
ご自身での、氣付は大事で、
お護りと思っているんですよね。
 
 
ちなみに、
境内は広く、お隣の熊野本宮神社との間や東にも複数の、神社があります。

そして掃き清められていて、とても清々しい。
立派な社殿が引き立ち、身を清める志を後押ししてくれる場に思えます。
 

アジサイがまだ綺麗に咲いていました。

広島の平野だと、もう終わっています。
熊野町は山間の盆地ですから少し気温が低いのもあるのでしょう。
 

 
熊野中学校側にいったん下って、
神社の裏側に出ます。
すると、高い位置ながら大きな池が広がっています。
その北側に、
「筆の里工房」
伝統工芸品・筆のミュージアムがあります。
この日から、
夏休み期間にも入る、主にお子供様向けなのでしょう、
絵本のキャラクターの特別展の開催で、賑やかでした。
 
 
出発から、ここまでのルート、
下にある、
自治体の図解マップの抜粋です
左下の「歴史散策コース」の文字辺りから
右上の〇赤印・A 「筆の里工房」まで
問いかけをメインに解説
1時間30分程です。
 

 
というわけで、いよいよ
自然散策ルートへ行きましょう。
 
筆の里工房からアスファルト道を
5分で、この健康ウォークと称された
入り口が見つけられます。
 
地元の有志の方々が
手を掛けていらっしゃるのが
よくわかる道です。
 
看板の道案内も感動的に分かりやすいうえに、
 
樹々の説明表示が新しく、正確に添付してあります。
誰にでもわかりやすい言葉で記してあることに
好感をもちました。
 
とかく、説明版は、
専門用語が列記されがちなのです。
 
 
心地よい樹々の影の中を、
30~40分程度進めると、
アスファルト道に出ます。
その道の、
右左のどちらに進めても、
 
折り返しの地点・「赤穂峠」には向かえます。
 
経由して「ゆらぎ岩」を観るのと、
ゆらぎ観音名水をいただきに、
西側・左手を進みます。
 
仁王門がある駐車場。
ここまで、私たちは森林道を歩きましたが
道路は並走しています。
 
ここは、谷で数年前に豪雨で崩れており
その復旧の様子の説明看板があります。
 
名水のあずまや周りから、アジサイの植栽が続きます。
 

 
揺観音は、磨崖仏で、
名水のあずまや、の上部一帯の階段道に
あります。その中に、
ご参加の方が観たいとのリクエスト
ゆらぎ岩があります。
 
 
冷たい
軟水名水を、ありがたく汲み、
お目当ての「ゆらぎ岩」へ。
 
さて、ゆらぎ…ましたか?
 

 

 
転がりそうな、そうでもないような?
全身で押せば...跳ね返ってくるような(笑)感じがしたかも。
 

 
本堂周辺は、佳い風と空気。
 
 
道中見上げるとある、大岩。
「びょうぶ岩」
屏風にしては、分厚い?のかも…茂みが激しいので、
行って見れませんね。冬は行けそうです。
 
 
土砂が流れたところ、に新たな看板。
この先の赤穂峠(あこうだお)から、熊野盆地と
広島市内方面の両方向が眺められるのです。
 

 
さあ、赤穂峠から10数メートル南に歩き、
金ヶ燈籠山に続く見晴らしのベンチです。
広島市内を眺めての、お昼にしましょう。
 
上部が熊野の平野
下部が広島市内です。
 

 
北に進むと城山というピーク。更に縦走路の尾根が長く続く道です。
広島市の見える側にそのまま交差点を直進すると海田方面へ。
 
 
この峠にある、あずまやは、もしかしたらダニが付きやすいかも。
いつも湿度が高く、木製で付着の率は確かに高そうです。ご用心。
(毎度散策されている、地元の方情報でした)
 
※個人的に私も含め、蚊に好かれるかたは、かなり多いので対策が要ります。
 蚊取り線香などちょっと強力なものがいいかも。
 
帰りは、吹き上げる谷からの冷風を浴びて、
とても心地よかったです。
往路も安全に歩ききりました。
 

 

散策の軌跡は上のとおり。

9:30~14:00位迄の4時間半をお楽みいただけたようです。

完歩のご協力ありがとうございました!

 梅雨時の束の間晴れ⛅は

日頃のご参加の皆様の行いの結果でしょう。