西瀬戸 自然ガイド

ひょんのき の 

★FUKU★ です。    

 

はじめまして の 方  へ

ありがとうございます。   

 

海際から 里山 、丘 、川辺、を楽しみ学び笑いある「横あるき」を実践中。  

 よろしくお願いいたします。  


 2018年 ご案内 企画 

(ひょんのき横あるき)  通算 24

調べあるき51

せとうち里山 里海 と礼文島等、日本各地 あるき約 150日でした。 

  

現在 ひょんのき

2019 調べ あるき 3 回。

横あるき 実施 これからスタート


西瀬戸地域を あるき 衣食住の

つながりを体験してみませんか。  


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こんばんは😃!


昨年の11月 天然の染めの材を購入して

ようやく本日、そのラック染めをしてみました!


羊毛を染めました。

一緒にと、Mちゃんが原毛 を持ってきて

それも染めてみました。


あと、思いつきで

絹と麻で編んだブレスレットやネックレスも

染め直したり、

綿のハンカチを染めてみたりしましたよ。

楽しいですね〜色が変わる!

染めるものによって。


ところで、ラックって何かしら?こちらです↓


カイガラムシが吸う木の樹液
と虫本体が一緒になって、固まったものです。

幹の筒に巻いてくっついているままの形も。

11月にブータンのテキスタイルと展示、そのお話し会に行ったときに、

旅のコーディネーターで講師の久保さんが
現地でも数少ない ラックを育てている地域
で入手した貴重なものの、一部を購入しました。

アカネもその時に買っているので近日中に
試してみます。
(アカネ、ブータンのものでは幹の部分で染められるんだそうです)



左上の、ネットは古い膝下ストッキングに砕いたラックが入っています。

中央のは金槌で叩き砕いたもの。
下はカイガラムシがそのまま一部化石状になっているのを見つけた図。

以前の日記はこちらです↓




カイガラムシは、種類もとても多く
全ての種類は未だ把握できないほどらしい。

けれども、天然の資源として昔から
様々な生活用品に溶けこんでいるものなのです。

その一種、ラックカイガラムシは インド、東南アジア圏で養殖、虫を覆う樹脂状ものから 樹脂精製抽出したものを利用した シェラックは
ニスとなるし、

ある程度の温度まで熱可塑性があり、ある温度以上で熱硬化性があることから、
SPレコード(どれくらいの方までが、知っているのでしょう)も、それで出来ていました。

現在も 化粧品原料、お薬錠剤のコーティング、
チョコレートのコーティングなどに利用されているものなのですよね。

カイガラムシと聞くと、
園芸をなさる方は、「厄介モノ」と思われている
ことをよく耳にします。

以前に 園芸の仕事をしていた事があり、観葉植物や作物にいるカイガラムシ退治の相談をよく受けていました。

それらも仲間ですが、種類が違うので、今のところ、書いたような、ことには使えないようですね〜。

ですが、生態はほぼ同じ。
幼虫時代しか 手脚がない、雌は一度幹にくっついてしまうと退化し、一生そこで固着します。

知った時に、
「一族みな 即身仏なのか〜」などと思ってしまいました。

自然の資源の養殖も現地で減ってきていると
お話会のときに聴かせていただき、複雑な気持ちがしています。