2015年?くらいから用途変更(1ナンバー登録)する敷居が下がったこともあり、
以前からやろうと思っていた1ナンバー新規登録を札幌陸運支局で行いました。
ちなみに昨年秋から開始されております「事前審査資料の受験者作成」作業は
ありません(現時点では)。検査員の方が測定後にやってくれるみたいです。
そのうち、他地域のように作成することになると思いますが。
登録可能な条件(簡単な)
・ステーションワゴン
・荷台間口(投影面積)が80cm×80cm(0.64㎡)以上
・運転席の後ろから後端の部分のうち、半分以上が荷台で
あり且つ、荷台面積が1㎡以上
ということで簡単に考え、間口等はクリアしているので、後方座席を
固定を以下のように加工しました。(これでは結果NGでしたが)
後部座席はそのままでも固定され、それ以上後方には下がらないのですが、
それでは荷台の面積を確保することができません。
ですので、こんなステーを作りました。
これにより後部座席が垂直になり、荷台面積がクリアできました。
ステーはこんな感じでつきます。
以上の加工を行って、いざ構造変更に行ってきました。
4月に自動車税の支払いが終わったばかりということもあり、還付してもらうため
(10か月分)、まずは「一時抹消登録」をして、その後に「新規登録」という手順を
とることにしました。
還付を受けるため、一時抹消後に税事務所でその申請をするのかと思って
おりましたが、札幌陸運支局の窓口の方に、「システムが連携しており、近々に
還付手続き案内が届くので、その必要はありませんよ」ということでした。
次に通常のユーザー車検のように予約(中古新規登録)をあらかじめとっておき、
申請書類&検査費用(2,100円の証紙購入)を貼付して、窓口で手続きします。
この時点ではまだ登録できるか否かも不明で、それに関連する自賠責や重量税も
わかりませんので、払いません。継続車検とここが違います。
結果はNGです。検査員の方は親切に教えていただきました。
助言は以下のとおり
・従来5名登録の車両だったら、たとえ荷台条件をクリアできても、
定員変更無く登録することはできない。
・後部座席と取り除く等、何かしらの加工が必要。
・日本は左側通行で、後席乗車は左からなので、それが出来るように
する必要があり、可能な限り左側座席は残し、後席右側を加工するのが理想
・後席左側を撤去加工するのであれば、左側から乗り降りできるようにすること。
・左側後席部分を荷台にするのであれば、右側座席との間に「仕切り」を設けること。
この助言を受け、以下のように変更しました。
まずは、前回付けた座席固定ステーは純正品に戻しました。これでも充分に荷台面積が
確保できるので。
次に左側後席座面を撤去しました。10mmのスプラインボルト2本で固定されているので、
それを取ると簡単に外れます。そのボルトを利用し、仕切り板を適当な金具を
ホームセンターで購入してきて加工しました。
横(右側)から
固定写真
以上の作業を施し、いざ2回目の検査に出陣です。
通常の車検ラインによる検査終了後、いよいよ測定ラインです。
寸法等の採寸作業を手伝い、その後写真撮影、前後軸重量測定を行い、
「意外とすんなり終わるのか??加工箇所はたいした見てないけど・・・・」
と思っていたら、「測定ラインを出て周辺で待っていてください」という言葉。
そこで実際に加工部分の検査に入りました。
上記写真の「横(右側)から」の写真で、通路の幅が審議となり、
さらに検査員2~3名が集まってきて、分厚い書類等を引っ張り出し
何やら「あーでもない、こーでもない」と議論し1時間。
実際に乗り降りしてみたりして、最終的に「要件OKです。ちょっとグレーですけどね」と
いうお言葉をいただきました。
あとで聞いたら、この幅、明確に何センチ以上という規定は無いそうです。
ということで、
見事登録完了しました。
自家用乗用時の自賠責保険も少々残っているので、それの還付手続きを
行い、任意保険の切り替え、ETCの再セットアップを行い、本作業は
終了です。
(余談)
任意保険は、貨物登録した他の方々のページを見ていたら少し
高くなった、という記述が多かったので、覚悟はしておりましたが、
私の保険は逆に約16,000円ほど安くなりました。