悲劇 | コウチ・ジョー

コウチ・ジョー

   ★★★★★★★★★

僕はやはりさっきの地下室が気になっていた。

行くなと言われたら、余計行きたくなる。



僕は扉を開け、中に入った。

中は長い階段が続いている。両脇は壁となっており、光はなく真っ暗だった。

僕は持っていたランプを頼りにして、階段を下った。


階段を下り終えると、また扉があった。

ただ、その扉は重く、簡単には開きそうにない。


僕は助走をつけて扉に体当たりするようにして扉を開けた。


勢いが強すぎてしまい、扉が開いたと同時に、部屋の中の床にうつぶせの形で転んでしまった。



部屋は明かりがついており、人の気配を感じた。

僕から約1m離れた所に人が立っている。


僕は恐る恐るうつぶせのまま顔だけを上げた。


全裸、いやカイワレダイコンのニップレスをつけたキョウじぃが立っていた。


キョウじぃは、下は手で隠しながら、僕を見つめている。



3秒間程の沈黙が流れ、僕はゆっくり起き上がり、部屋を出て扉を閉めた。


そして、来た道を戻り、先ほどゴルフシューズに詰めたカイワレを一つ残らず取り除いた。