master piece4 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

私達人間が生活するにおいて、悩みは尽きません。
楽しいことばかりじゃない。
辛いし悲しいし苦しいしやるせないし悔しい。
怒りに震えてお腹の中真っ黒になっちゃう日もある。
そんな時こそ、ね。
のんの買おう。(合言葉はやまえがみ)
私は…のんの見て頑張る。(大きなトラブル終息したと見せかけて大惨事になってるw)


あとこれずるくない?!
中身一緒でも欲しいんだけど!!!!・゚・(。>д<。)・゚・
JALめ…やりおった……。
くそーーーーー行く予定無さすぎる上に数量限定とかーーーーー・゚・(。>д<。)・゚・



















教える


と聞いて、靄(モヤ)にかかった記憶が断片的に蘇る。


『はぁ~俺…下手なのかなぁ…。』


『何回それ言うんだよ(笑)』


そうだ、この家かな、居間的なとこで二人で飲んでて…


ようやく思い出してきた。


記憶の中の俺は楽しそうに酒を飲んでいる。


確か…焼酎!


芋!!


その前に飲んだ日本酒がくそ美味くて…


あーーそりゃ酔うわ!


どんだけチャンポンしてんだ俺!!


そして相変わらずここに至る経緯と行為自体は記憶がねぇ。


『だってさぁ?!んなん言われて傷つかない男いないでしょ!!』


『ほんなもんか?おいら言われたことないからわかんねーや。どっちかっつーと褒められてばっかだし。』


『え、得意なの?男も出来るんだよね?』


『ん、むしろ男のが得意。まぁ~経験値はそれなりにあるし、皆言うよ?おいらとヤ りゃハマるって。…ふふ、自分で自慢してりゃダセェな(笑)』


『まじっすか!かっけぇ!!大野パイセン!』


『んはは、智でいいよ!(笑)』


『智パイセン!教えてください!俺、松本に報復したいんス!!ぜってぇ後悔させてやる~…あんな馬鹿にしやがって…ヒック…』


『教えるたって…先生って上と下どっち?まぁおいらどっちでも出来んだけど。』


『タ チです!お願い!俺とセッ クスしてください!!!』


『もぉ~…しゃーねぇなぁ。おいら高いよ?』


『いくらでも!ほら、手持ちこんだけあるから~!!!』



…思い出した、思い出したぞ?!!?


「大野智!」


「何だよ急に(笑)」


「あなたの名前だよね?!」


「え?そっから忘れてんの?相当酔ってたんだなぁ…キャラも全然ちげぇし。


おいら大野智。アンタが駅で潰れてて駅員のおっちゃん困ってたから、おいらが引き受けて…話したら家に来たいっちゅーから連れてきたの。


大変だったんだぞ?ぐっだぐだでさぁ、呂律回んねーから何言ってんのかよくわかんねーし、おいら見て何かテンション上がって『あなたの家行く!』って聞かねぇしさぁ。あの後なぁ、家帰んのはすげー大変で……」


なるほど、そういう流れだったのか…←途中から聞いてない


申し訳なさすぎる……。


ってか、教えてもらうっつっても…


これからそういうことするってことは、付き合うってことだよな。


正直今まで相手はステータスとか俺に釣り合うかとか考えて付き合ってたけど、この際背に腹変えられない。


つーか既成事実もあったみたいだし、今更『酔ってたんで~』とか言語道断だ。


うん、この人と付き合おう。


教わること教わったら別れたらいいだけの話。


交際期間はどうせ短いだろうが、それが礼儀だ。


…よし、ちゃんと挨拶しとこう。


「…櫻井翔です。これから…お付き合い、よろしくお願いします。」


「んふふ、お前おいらの話聞いてねぇな(笑)ちゅーか急にどうした?まぁいーや、よろしくゥ!」


手を差し出されて、それを握り返す。


口調とは違い、繊細そうで綺麗な手。


…年齢、いくつくらいだろ。


経験豊富ってことは結構年齢もいってるはずだけど、俺より若く見えるんだよなぁ。


この手のタイプは童顔なだけなのかもしれないけど。



「…大野…くん…えーと、俺の携帯とか財布って?」


「智でいいって(笑)財布はそこにあんだろ。携帯はお前が『こんなもんあるから書けないんだ!』つって海に放り投げてたぞ?」


「…はっ?!!?嘘でしょ?!」


「嘘つくかよ。『ざまーみろ編集!』って笑ってたし(笑)」


ガバッと起き上がり、部屋を飛び出す。


有り得ねぇ!!俺!!!


あの中には書きかけのアイディアのデータと依頼されてたメールと過去の作品の音楽データと編集との生命線がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


数日編集からの電話スルーしたままなのも今更怖くなってきたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


廊下に出て、ぴたりと足が止まる。


…玄関どっちた!!!


「あのっ、海って!」


「そりゃそこの玄関出てすぐなんだけどさぁ、」


「ありがと!」


大野智が指さす方向へ足を向ける。


「先生、やめといた方がいいぞー」


「あなたにはわかんないよ!俺は携帯がないと生きてけねぇんだよ!もう電源つかないかもしれないけどせめて本体さえあれば復旧も…!」


「いや…そうじゃなくてさぁ~。」


のんびりした大野智が部屋から出てくるも、立ち止まることもせず俺は…



ガラッ。


突然玄関の扉が開いた。



「ねぇおーちゃ…えっ」


「えっ」


目の前に見知らぬ男。


が、じーっと見てくる。


何だよ、こいつ。


失礼な奴だな!


「あー…こんにちは?」


「え、ああ、こんにちは。」


何でこの男は訝しげな顔をしてんだろう?


「先生、とにかくさ、そのまま出んのはまずいだろ(笑)」


大野智が右手でひらりと布を振る。



「とりあえずおいらの貸すからさ、せめてパンツだけでも履いたら?」



ハッ。

(振られた布がパンツだということに気づく音)


バッ。

(光の速さで自分の下を見る音)


ダーーーーーッ

(冷や汗が流れる音)


ダダダダダダダダダッ

(大野智の元に音速で帰る音)



「な?だから止めたのに。」




……………………。



最悪だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!。゚(ノдヽ)゚。