master piece3 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

のんの楽しみ過ぎて震えます←
のんのは世界を救う。

この話、限定多めを目指してる訳じゃなくて、
アットホームなあったかいのを目指してます!(本当?)













「いやーよく寝てたねぇ。今昼過ぎだよ?よっぽど疲れたんだな。」


肌の黒い男がクスクスと笑いながら右手を滑らせる。


…紙の上を。


指に収まる細長いそれは…鉛筆?


シャシャシャ…と動かしては俺を観察する。


いや、待って、


「…な、何…してる…?」


「見てわかんねぇ?スケッチ。」


バッ!!!!


慌てて首までシーツで覆う。


「み、み、み、み、見た?!」


「見たって…今更だろ、何を女みてぇなこと言ってんだよ。」


鼻で笑われたけど、待て、『今更』?


辺りを見渡すと…どこだココ?


古民家…っつーか、あれだ、ばーちゃんじーちゃんの住むような一軒家?


…こいつん家?


にしては広いような…。


つーか……


「あ、あの…俺らってその…昨日…?」


「何だよ、あんな激しかったくせに覚えてねーの?」


「は、はげし…?!!?」


ま、マジか?!!!!?!!?Σ(|||▽||| )


いやいや、言ってもあれでしょ?


寝相が~とか、寝言が~とか、そんなオチでしょ?


俺が記憶なくして知らない男とどうこうとか!


有り得なさすぎる!!


だって俺だよ?


失敗とか無縁の!この俺!!


酒の席での失敗だって無かったんだから!



「別にいんだけどさ、初対面で 4発はヤ リすぎじゃね?」



ヤッ てたーーーーーーーーーil||li_| ̄|○ il||li


この俺が…


行きずりだなんて………。


し、しかも4発…???


1日最高2回しかしたことないんですけど…。


おい愚息!


答えろ!!


昨日お前に何があったんだーーー!!!


「しかもお前…あんだけ酔っててもまず爪切るとか言い出してすげー丁寧に前 戯 すんのな。もういいっつってんのに(笑)んで毎回 ゴム つけようとしてさぁ。真面目か(笑)」


── あーもう、そういうくそ真面目なとこもほんっとうんざり。


…真面目…。


あの日の松本の声がリフレインして突如怒りが蘇る。


「あ、あ、当たり前だろ!真面目で何が悪いんだよ!そんなん礼儀っつーか最低限のマナーだろ!!」


思わず声を荒らげてしまう。


何が悪いんだよ!


真面目で一生懸命取り組んできたさ!


それのどこが悪いんだ!!!


…昨日のことは覚えてねぇけどっ!!


「悪いなんて言ってねーだろ?」


男がコトンとキャンバスをサイドテーブルに置く。


な、何だよ?!


身構えるも、


ふわり。


頭に手を載せられる。


「な…にを、」


「一生懸命で可愛いなぁと思って。」


俺へ向けたはずの言葉とは裏腹に、ふにゃりと可愛らしい笑顔を向けられる。


優しく左右に動く掌は、髪越しにもわかる程温かい。


ドキッとしてしまう自分が情けない。


だってそんなん、おふくろ以外にされたことないから。


頭撫でられるとか。


今の母親は血が繋がってないし、親父は昔から厳しかったし…。



「…馬鹿じゃないの?」


ふいと頭の上の手を払う。


撫でられっぱなしとか、普通にはずいから!


「先生てさぁ、普段そんな可愛い感じなんだね(笑)昨日のイメージと違うなぁ。」


含み笑いされて、怖くなる。


俺、、何したんだよマジで…。


ていうか先生?


「えーと…先生って…」


「何か本書いたり歌作ったりしてんだろ?」


俺…そこまで喋ったのか…


酔うとお喋りになんのかな…気をつけよう。


まぁ水でも飲めよ、と近くに置いてあったコップを渡される。


その水はいやに美味しくて。


カルキ臭くなくて、どこか甘くて…頭をクリアにしてくれる。



…あ、そうだ。


いや…初対面の男にそんなこと…


………ええい、旅の恥はかき捨てだ!!!


「…あ、の……つまん…なかった…?」


「は?」


「その…俺との……」


ごにょごにょ口の中で呟くと、んー?と考える男。


「ああ、セッ クス?」


「~~~ゲホッ、ゲホッ!!そ、そんなハッキリ…」



「んふふ、昨日『俺とセッ クスしてください!』て言ったの先生じゃん。」



えええええええええええええ


俺がそんなこと言うわけ…あるのか?!


マジか俺!!!!


「…そ、その…どう…でした…?」


「きもちかったよ?」


…!!!


「ほ、ほんと…?!」


「でもまぁ確かに、物足りないとこも多々あったな。」



ズドーーーーーン。


ひ、酷ぇ。


何その上げといて落とす感じ。


多々って。


多いを重ねなくても。



「だからおいらに頼んだんでしょ?」


「…は?」


「安心しろ。おいらが教えてやる。絶対その松本って奴、見返してやろうな!」


おい昨日の俺!


松本の名前も出してんのかよ!!


酔った勢いで付き合ってた芸能人の本名出すとか最低だろ!!!



………あれ、教える……???