運命的な五叉路4 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

 
 
ね、4話でしょ?
拍子抜けさせて申し訳ない。笑
 
ちなみにこの話、4話をまず書いてから1話を書きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「あ、噂をすれば。」

 

足音が近付き、がちゃりと開いた扉。

 

ああ、悪の組織が揃った……。

 

「カズ、ちゃんと使える奴だろうな?ここ連れ込んで使えないとか一番最悪なんだから…」

 

ノートパソコンを脇に抱えて、眼鏡をかけた青年は確かにパッと見怖い。

 

この中で唯一スーツを着てるからだろうか、知的な印象を受けるし、

 

淡々と話す口調が冷たく感じる要因の一つでもあるだろう。

 

だけど、眼鏡の奥のつぶらな瞳は…

 

 

何も変わってない。

 

 

確かに、笑い上戸なそれで……。

 

細かい性格で、運動音痴で。

 

すごく賢くて、でも…

 

誰よりもおいらに優しくしてくれて……。

 

 

「翔……ちゃん……?」

 

「えっ…さ、智くん……?!?」

 

 

最後のメンバーは、

 

おいらの初恋の人だった。

 

 

 

 

 

 

「はよー」

 

「おはよリーダー!」

 

「おはよーございまーす」

 

「おはよ兄さん」

 

「おはよ。って、おい、寝癖(笑)」

 

楽屋の扉を閉めながら、松潤の言葉に、え?と後頭部を撫でる。

 

「ちげーよ、ほら、ここ。」

 

立ち上がり右側を松潤に撫でつけられ、ぴこんと重力に反発する箇所を認識する。

 

「ほんとだ。メイクさんに直してもらお。」

 

「しっかりしなさいよ。アンタあの国民的アイドル、嵐のリーダーなんだから。」

 

ニノがパズドラしながらいけしゃあしゃあと軽口を叩く。

 

「お前に言われたかねぇし。」

 

ドカッと空いているニノの隣に座る。

 

定位置。

 

局によってそれぞれの座り位置が自然に出来た。

 

少しずつ形成された、俺らの暗黙のルール。

 

俺らなりの、形。

 

「くふふ。ほんとニノには言われたくないよねー(笑)」

 

「そこ2人ちょっとは気ぃつけろよ!」

 

「まぁそこが長所であり短所なんだよね。自然体っつーか…飾らなさすぎるっつーか…(笑)」

 

笑うメンバーの声も心地いい。

 

ずっと一緒にいたから、出来た雰囲気。空間。

 

それは長い年月かけて出来たものなはずなのに、出会った頃からずっと変わらない気もしてる。

 

 

「…どったの、ニヤニヤして。」

 

流石観察眼の鋭いニノ。

 

ゲームしてるようで、誰よりも先に気付く。

 

皆がどれどれと俺を見る。

 

「いや…夢見たの。」

 

「誰の?」

 

翔くんが真っ先に聞く。

 

「皆の。」

 

「え!どんな夢?面白そう!」

 

「実はさ…」

 

 

 

 

 

「「「「何っっっだそれ!www」」」」

 

 

皆が腹を抱えて笑う。

 

「詐欺グループって!」

 

「つーか初恋w俺ぇ?ww」

 

「ねぇリーダー、俺の扱い酷くなーい?!」

 

「ぴったりじゃないですか。詐欺する上でムードメーカー担当ww」

 

あーだこーだと文句やらツッコミやらが飛び交う。

 

それを俺は笑いながら見てる。

 

 

ニヤニヤしてたのは、おかしな夢を見たからじゃない。

 

あんなに違う世界でも、5人は繋がってたから。

 

ああ、そうなんだって。

 

 

何を選んでも

 

どの道を歩んでも

 

何をしてても

 

俺らはこうやって、仲間になってる

 

 

叶えたい夢の模様には

 

絶対的に『君』の無邪気な笑顔と

 

泣き笑う顔が映ってる、もんね、

 

相葉ちゃん?

 

 

きっと俺らは、

 

どうやったって、

 

運命的な五叉路でひとつに繋がるんだ。

 

 

夢なんかで大袈裟だけど、

 

俺はそう、強く思ったから。

 

 

「ねぇ。今日から…19周年だね。」

 

「あー、そっか。…うん。そうだね。」

 

「くふふっ、詐欺グループじゃないけど」

 

「国民的アイドルグループとして、ね?」

 

「うん(笑)これからも末永く…」

 

 

「「「「よろしく!」」」」

 

 

どれくらいの奇跡が重なって出会ったのか、

 

そんなこと、わかんないけどさ。

 

 

俺らはきっとこれから先も

 

ずっと、一緒。

 

 

それだけは多分、運命で決まってる。

 

 

To be continued.

 

 

 

 

 

19周年突入ですね!

5×20の響きの重さと尊さを実感する1年でした。

『5人でいる。ずっといる。』

彼らが5人で作った曲に、

当時はだいぶ泣いたけど。

今になって更にその重みに泣けてきます。

 

運命共同体。

翔さんの言った表現にどれ程安心しただろう。

ありがとう。

 

私達からは

沢山の愛の言葉しか

もうほんとに何も無いの

 

ずっとずっと心にあるんだ

だからこそ伝えてみたいんだ

ありがとう…

 

“これからもありがとう”