Kissからはじめよう2 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。


タイトル変えちゃったw
✕✕からはじめよう
にしようか悩んだけどこんな少女漫画、
本屋で見た気がするからやめた。(笑)

でこの話どっから限定にすべきなんだろうか。笑









というわけで。


ゲイモノだと聞いてやめようと思ったのに、今は4人全員、おさげちゃんの運転する車の中にいる。(水着にパーカースタイルで運転する姿はなかなか眺めがいい。)


もう一度言おう。


やめようとしたんだ。


なのに、雅紀のアホが。


『え、今更辞めるとか有り得ない!やろうよー!これもいい経験じゃん!』


などと言い始め。


ニノも何故だが、


『そうですよ。この子も折角スカウト成功したのに可哀想じゃないですか、ねぇ?』


などと抜かし始め。(目の中に円マーク見えてたぞ!)


それでも渋る俺と智くんに、雅紀が言った。



『何、翔ちゃんもおーちゃんも。


…ビビっちゃってんじゃないの~!?』



この一言で俺の闘志に火がついたってわけだ。


俺のね。



「…何でおいらまで…。」


智くんは全然全く、微塵も乗り気ではない。


「当たり前でしょ、人数多い方が高くなるんだから。」


金の亡者が意気揚々としてるから、かなりの金額なんだろう。


「でも、俺らそっちの経験ほんとないよ?大丈夫?」


「相手はプロですからご心配なく。」


「そっか~どんなんかな~!」


雅紀がワクワクしてる。


かく言う俺も。


こういうイレギュラーなの、緊張するけど、何かおもろくね?


皆がソワソワしだす中、智くんだけがずっと不満げに窓の外を見ていた。



海からおさげちゃんの運転する車で5分ほど。


キレイめなホテルの前に到着する。


「……やっぱおいら帰る。」


ここまで来て何言ってんだよ!


助手席に乗っている俺が振り返り、智くんを説得する。


「金貯めてんだろ?いーじゃん。悪くない話だと思うけど。」


「悪いだろ!そんなん絶対やだよ、色んな意味で一生残んじゃん。最中を人に見られるとか信じらんねぇ!」


「大ちゃん乙女だね~(笑)別に見られてるくらい、ねぇ?逆に興奮しちゃう!」


「ハメ撮りや乱交位したことあんだろ、それと一緒だって。」


「したことねぇわ!!!」


「え、逆にお前らしたことあんの…?」


「そりゃぁ…」


「ねぇ?」


またも大宮コンビがドン引きした顔で俺らを見る。


だから。


真夏にその冷たい視線やめてくれ。



おさげちゃんがサラサラとメモを書き、俺に渡す。


「この部屋番号を訪ねてください。じゃ、私はこれで!」


いい笑顔で無理矢理押し出され、車はブォン!と重低音を上げて去っていった。


…アイツ、俺らに話を聞かせるためだけに水着で来たってことか?


……侮れねぇ女……。




部屋番号のチャイムを押す時は流石に緊張した。


しかしがちゃりとドアを開けてくれた男の顔はなんというか緊張感がなくて…。


「さっき電話で話は聞いてたけど、ほんとイケメンだね!こりゃ金額弾まなきゃね。」


なんつーか冴えない銀行員みたいな笑顔で男が中へと促す。


ほら、弱小企業の社長の熱意だけで信頼して融資しちゃう感じの。


「あ、僕、監督の風間と申します。よろしくね。」


監督ってもっと胡散臭いおっさん!て感じだと思ってたから、同じ歳位の男は予想外で。


あ、ハイ。と拍子抜けして返す。


「あの、最初に金額ハッキリさせてくださいね。それによっては断わりますから。」


タレントのマネージャーかって位生き生きとニノが交渉してくれる。


うーむ、心強い。


「まず構成について細かく聞きたいんですけど。役割の金額って差はあるんですか?」


「あぁ、それはね……」


役割って何だよ?


2人が肩を組み合ってひそひそ話している。


え、何でそこ内緒話?


隣にいるさっきから無言の智くんをちらりと見る。


「…大丈夫?」


「大丈夫じゃねぇ。帰る。」


「まぁまぁ。ニノがあの調子だし腹括ろうよ。」


「こんなん遊びの域超えてんだろ…。」


まぁ確かにそれはそうなんだけど。


でもこういうのもひっくるめて、いい思い出になんじゃねぇかな?と思ってるわけで…。


「そんな嫌?」


「嫌っつーかさぁ…なんか…怖い。」


予想外の言葉に首を捻る。


因みに雅紀はずんずんと部屋の中へ勝手に進んでカメラマンとかに仲良く話しかけてる。


「怖いって?」


「…や、だって…。おいら…翔くんや相葉ちゃんより小さいから。てことは…そっち、ってなりそうで…。」


そっち…って…


「掘られる側ってこと?」


「は、ハッキリ言うなっ」


そりゃまぁ確かに、そうだ。


言われてみれば俺、挿 れるイメージしかなかった。


なるほど、得体の知れない恐怖を抱える理由は今になってやっと理解出来た。


が。


「でもさ、プロがその役目をすんじゃねぇの?あの…美人なイケメンに、俺らが挿 れるって話じゃね?」


流石にダチのケツの 穴 なんて見たくないし、そこに突っ込むとか有り得ない。


200%萎える。


智くんだったとしても……いや、


智くんは何かふにゃっとしてっから、中性的なんだよなぁ。


いけ…る、か?


いやいや~、ないない。


おっぱいがないどころか、前にグロいもんついてんのに。


「え…4人で、プロ1人に?」


あ、そっか。


写真の男は眉毛の濃いイケメン。


そこに群がる…俺ら?


うーん、それも何つーか…萎える。


「いやわかんねーけど…」


「分かりました、よろしくお願いします!」


あ、ニノと風間が固く握手を交わした。


「守銭奴が交渉成立したみたいですよ、兄さん。」


笑いながら言うと、智くんは眉を下げてため息をついた。





「全員男は経験なし?」


シャワー後、バスローブ姿で皆頷く。


経験者いたらビビるわ。


「じゃ…君と、君!先に1回出そうか。」


「「えっ…」」


指名されたのは大宮コンビだ。


「出すって…どうしたら…」


「オ ナ ニー、したことあるでしょ?ベッドに座ってやってみて。」


愕然とする2人…プラス俺ら。


「いやいや無理っしょこんな人に見られながらとか!」


男ばかりとは言え、スタッフが数人いる。


突然言われて出せるもんじゃない。


「大丈夫だよ。A V 無音で流してあげるから、それ見ながらやって?何系が好き?一応網羅してるから。」


小さなポータブルの再生画面を押すと、まさにイイトコロな女のアップが表示される。


ひたすら渋る智くんを、金に取り憑かれたニノが引っ張っていく形で2人がベッドに座る。


ベッドは二つあり、少し離れている。


一方に智くん、一方にニノ。


指示され、それぞれ腰掛ける。


お互い好みの系統を選んだらしい。


明日どころかこの後は我が身だというのに、アイツらが何系のA Vを選んだのか気になる俺。


…を知る由もなく、意外によく通る風間の声が室内に響き渡る。



「じゃ、回してこうか。よーい、アクション!」