抱きしめたい!38 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。














【Side 櫻井】


「智…」


ゆっくりと唇を押し当てる。


「せん……っ」


智はきゅっと俺の肩付近の服を掴んでいる。


それがまた可愛くて。


舌をそっと入れる。


「…ぁ、…んっ」


ちゅ ぱ、く ちゅ…


無音の部屋に…いや。


掛け時計のカチ、カチ、と響く音が急に耳に入る。


時計の無機質な音と水 音が部屋に響く。


智がそっと目を開け、俺とがっちり視線が絡む。


涙目の中に欲 情の色を灯した智の瞳には、完全にスイッチの入った獣みたいな俺が映っていて。


まるで世界中に俺らしかいないような錯覚を起こす。


その排他的な俯瞰に、ず くんと俺のが反応する。


下目で智のをちらりと見ると、同じように膨れてて…。



ずくん。



あ…もうマジで…無理かも…。



「………っ!」


両手をシーツに縫い付けるように指を絡めて繋ぎ、堰を切ったように早急に色んな角度から口 内を犯 す。


「…はっ…ぁ、…んっ」


智が小さな声を上げる。


その声をどちらのものともわからない唾 液と一緒に飲み込んでいく。


淫 らな水音 に煽られ、智の服 に手を差し入れる。


「っ?!」


驚いて上げようとした声ごと吸い込む。


智の肌は若くて…滑らかで…そして緊張なのか少ししっとりしてて…


その状況と、このベッドに組み 敷いている智の圧倒的弱者な感じのこの視界……。



……いや、やっぱ


テスト終わるまで待てねぇ……!



「智…やっぱ今、いい?ご褒美…。」


口を離し、至近距離で見つめる。


「えっ、今?!」


「うん…ダメ?」


掌を脇腹にそっと滑らせると、「ふあっ」と身体をよじる。


その可愛らしさと艶 めかしさの狭間の色気と言ったらもう。。


だけど。



「おいらは今すぐ欲しいけど…でもかーちゃんに勉強するって言っちゃったし…(流石に今からゲーム買いに行くのは…てゆーか店閉まってるし…)」


「そ、そーだよな…ごめん…。」



手を服から抜き、座り直して頭をガシガシかく。


あーもう!


俺は何考えてんだ!!!


落ち着け!!俺!!!



何より、



── おいらは今すぐ欲しいけど…



もうこの一言だよ!


これだけで堪えられる!!


智の愛、ちゃんと受け取ったからな…!!



「…よし、ちゃんと寝よう。ごめんな。」


「う、うん…」


智がもじもじして起き上がる。



ん?


……あ……。


お互い…


完全に臨戦態勢だった……。



「あー…ソレ、治 めようか?その…手で。」



つい口を出た言葉。


「へっ?!?!」


真っ赤になって目をぱちくりさせる智。


ご褒美どれくらい~とかって言ってたのに、これにはそんな可愛い反応するの?


もう、ギャップにメロメロだよおっさんは…。

(※ギャップではありません、ご褒美違いです。)


付き合ってるんだし、これくらいならいいよな…?

(※付き合っていません。)


智も本当は欲しいのに我慢してくれてるんだし…。

(※欲しいのはゲームです。)


…うん。


こんなんじゃ智も寝れないし。


仕方ないよな!?



「や、せんせ、待って!」


智があわあわとしているのを無視してパジャマのズボンを 下ろす。


布 越しでもわかるその主張に、思わず笑みがこぼれる。


俺とのキスでこんなんなってくれてるんだよな?



智のモノを外気に晒すと、ぶるっと智が震える。


「やっ…」


恥ずかしがって隠そうとする智の手を阻み、まじまじと見る。


わかってたけど…男なんだなぁ。(しかも地味にデカい。)


男に惚れたことなんてないけど、不思議とその共通するブツを見ても躊躇する心はない。


むしろ…下半身 を必死に隠そうと真っ赤になって裾を伸ばしている姿を可愛いとすら思う。


惚れると何だってよくなんのかな。


優しくそれに手を添える。


きゅっと握ると、



「ア……。」



小さい声で智が啼いた。