「おじさん、またくじでいいでしょ?」
「やだよ。絶対やだ。」
「何でよ?もうあるんだし」
「昨日のくじ、ハメやがっただろ!」
「何のことでしょ?」
「知ってんだからな!あれ両方ハズレだっただろ?!」
「あれ、バレました?」
「後で確認したんだよっ」
「困ったちゃんだねえ~」
「どっちがだよ!!だから今日はくじはやんない!」
「じゃ何します?ゲーム?」
「やだ!勝てるわけねーじゃん」
「わがままだなーどうしたいのよ?」
「じゃんけん」
「あー、久しぶりね」
「な?じゃんけんなら大丈夫」
「本当にそう思ってます?」
「え?」
「じゃんけんなら公平だと思ってんですか?」
「え…う、うん…違うの?」
「例えば私がグー出すよって宣言するとする」
「…え。出すの?」
「いや?出すかもしれないし、出さないかもしれない。」
「???」
「あなたは出すのかな?と思って、でも最初だし様子見するかぁーてなって、グー出そうかな、って思ったでしょ?」
「何でわかったの!」
「んふふ。わかりやすいからね智は。」
「えー。皆には何考えてるかわからないって言われんのに。。」
「私には手に取るようにわかるんですよ。愛があるからね。」
「愛?ふふふ。」
「そう、愛。だから、ね?じゃんけんしても、多分私勝ちますね。」
「じゃぁ、わかんないよ?」
「はい?」
「俺も、にののことすんごい愛してるもん。」
「!」
「ほら、耳赤くなったし。」
「うるさいよ!もういいわ!じゃんけんね!じゃーんけーん!」
「「ぽん!」」
「……やった!俺!勝った!!!」
「………練習はこれ位にして…」
「おい!!!それはダメだろ!!!」
「…ちぇ!仕方ないなー。」
「やった♪俺の愛が勝ったな♪」
「愛とか言うなバカ!」
「照れんなってもー」
「照れてねぇよ!うるさい!」
「はいはい、じゃ今日は俺がいれる番ね♪」
「わかりましたよ。男らしくしなさいよ?」
「おう!任せろ!」
***
ニノは結構わざと負けたりする。
受けでいいとか恥ずかしくて言えなくて、負けて悔しがったりする。
大野さん、じゃんけんも最初は同じの出すらしいし(笑)
反して、大野さんは基本は勝ちたい。
ただスイッチ入ったエロいニノを見たい時もある。
でも、2人とも実はどっちでもいい。
私の中の大宮はこんなです。ていう話。(笑)