中村天風の言葉 最終回
いいかね諸君
人間にとって最大の敵は外にいる誰かじゃないんだ
境遇でもなければ不運でもない
それは己の心に忍び込む「弱気」という魔物なんだよ
人は弱気になると力が出なくなる
できることもできなくなり
やる前から諦める
挑戦する前にもう負けてしまうんだ
だから私は断言する
「弱気は最大の敵だ」と
弱気は心を曇らせ
体から活力を奪い
運命まで暗くしてしまう
弱気を抱いたままでは
病にも負け
仕事にも負け
人生にまで負けてしまう
私は若き日に病を得て死の淵に立った
その時悟ったんだよ
弱気で生きれば人は本当に死んでしまう
積極で生きれば人は奇跡を起こすんだ
だから私は弱気を捨てた
そして積極精神を握った
するとどうだ
病は退き
運は開け
人生は輝きを取り戻した
弱気は人を小さくし
積極は人を大きくする
弱気は道を閉ざし
積極は道を開く
これが天地自然の理なんだ
挑戦の前に「無理だ」と言ってはいかん
試す前から「失敗する」と思ってはいかん
その弱気こそが人生の毒なんだよ
積極を持ちなさい
積極で考え
積極で語り
積極で行いなさい
そこにこそ人間を生かす力が宿る
忘れちゃいかん
「弱気は最大の敵」だ
積極こそ人生を切り開く力なんだよ
今日から胸を張って積極の心で一歩を踏み出しなさい
ある宗教の教えでは「許し」こそが最大の美徳であるといわれているが、真実は違うという話を最近聞いた。
許せないことは許さなくていいと。ただその相手に関心を持つことをやめることが重要だと。つまり切ってしまうということ。
この天風先生の言葉にもあるように、忘れてしまうことが自分を守ることになる。
怒りという炎を抱えたままでいれば自分が火傷をして病に罹ってしまう。


















