ご飯文化のチカラ | 佐ノ川谷藍子-ceramic works blog-

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関西・大阪の陶芸家 佐ノ川谷藍子(さのがわやあいこ)のblog
Aiko Sanogawaya's blog from Osaka,Japan.



縄文時代の終焉に大飢饉あり💦

遺伝子解析により、縄文時代晩期から弥生時代にかけて人口が急減したのち急増したと判明⬇︎

[東京大学大学院理学系研究科]2019/06/17
現代人のゲノムから過去を知る
~Y染色体の遺伝子系図解析からわかった縄文時代晩期から弥生時代にかけておきた急激な人口減少~




その後弥生時代に入って人口は急増。

水田稲作🌾の人口爆発力と弥生人に縄文人が吸収されていく過程が遺伝子からも浮き彫りに😳 現代日本人の約35%に縄文人由来の遺伝子が見られるそうです。

ときどき戦争好きな弥生人が平和主義な縄文人を征服したというイメージに遭遇しますが、実は水田稲作は寒冷化で飢えた縄文人にとっても素晴らしい技術で、両者は良きパートナーだったかも?弥生人のお米🌾🔛🌳縄文人の貴重資源(アスファルトやベンガラ、管理栽培していた漆など)

確か別の研究で縄文男性由来の遺伝子も相当残っており、首長レベルの弥生系×縄文系夫婦の墓もあるので…👪

ちなみに大陸で征服を受けたことのある民族では男性はみなごろしにされ、女性は掠奪されるため先住女性由来の遺伝子の割合がめっちゃ高くなります。先住由来の遺伝子配列のバリエーションの多い少ないで生存人数(その時点の祖先の人数)も大体分かる仕組みです。

博物館の弥生時代コーナーに行くと縄文文化のものも最初混ざっていて、ゆっくりだんだん弥生文化に固まっていく過程が良くわかります。

水田稲作は西から東に向けて広がり不適地もあるため縄文時代/弥生時代ははっきり分かれていません。北海道では縄文文化が続き、縄文人由来遺伝子を80%以上のアイヌ人が持っているとのこと⬆︎




これ一般OKな講演会やシンポジウムがあれば東京でも行きたい✈️数年前 中国の初期農耕のどストライクな講演会に山口県まで🛳 あとそれだけが目的ではなかったですが、最古級の炭化米と土器見に中国にも🇨🇳




ご飯🍚と人類文化の関係への興味が止まらず、今日もご飯茶碗を焼いています🔥