2017年
鉋の刃をいくつか譲り受けていたので、
この年末年始も工房で鉋の台彫りをしていました。
何にも邪魔されることなく、久しぶりにじっくり自身と向きあいながら、
これからのことに様々思考をめぐらせる貴重な時間でもありました。
よりよい建築を作るために必要なのは総合力です。
基本的な技術を整え、隅々まで質の良い仕事をおさめるために、今何を磨くべきか。
与えられた時間をどう使えばより能力を高められるか。
自ら考え行動した分、必ず自分に返ってくるというのが、
45年大工を続けて得た確信です。
豊かな住まいを作る活動をしているという意識からブレることなく、
初心にたちかえり、チャレンジの年にしたいと思います。
2017年元旦 耕木杜代表 阿保昭則