大手のジュエリー会社では、様々な工程を分業していますが、
工房ヒロは、全ての工程を小池弘之ひとりで行っています。
それがどれほど大変なことなのか、素人の私は理解できていないでしょう。
でも、彼の作業を眺めていると、その苦労の意味がわかるような気がします。
”お客様に、適正な価格で技術を提供したい。質も価格も納得してほしい。”
という強い信念と誇りが、それを支えているのだと、感じることができます。
「危ないよ」と言われつつ、小池弘之の作業をちょっとだけのぞいてみました。
この工程は、ごく一部です。
▲石膏で作られたリングの型に流し込まれたのは、プラチナ。
この炉の温度は、1300℃を超えます。
ジュエリー制作の仕事の中で一番危険で、気を抜けない工程なのかもしれません。
▲どろどろに熔けた中身の入った型を
▲流水で一気に冷やすと、一瞬で水はゴワーッと沸騰します。
十分に冷めたところで、石膏を丁寧に取り除いている作業です。
わー!リングらしき物体が出てきました。
これって、いったいどんなリングへと美しい変貌を遂げるのでしょう。