「侃々諤々」と「喧々囂々」とか | 碧翠の「そこはかとなしに書きつくるなり」

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THE YELLOW MONKEYが大好きなのんびり気ままに生きている主婦です。漢字検定準1級の勉強を始めたので、それにまつわる雑学などを紹介していこうかな、と思います。

今日は近くの米軍基地から花火が上がりました。

明日はアメリカの建国記念日なので、それを祝う花火です。

でもなぜか1日前。

明日は私の誕生日でもあるので、明日花火が上がって欲しかったなあ。

なんとなく、自分の誕生日を祝ってくれるような気になるじゃないですか。

 

さて、漢字の勉強を今日も。

 

「侃々諤々」と「喧々囂々」という四字熟語があります。

「侃々諤々」は「相手に遠慮することなく、正しいと思うことを堂々と主張すること」や「激しく議論をする様子」を表す言葉です。

それに対して「喧々囂々」は「多くの人が各々好き勝手に喋って、やかましく騒がしい」という意味です。

似たような意味かと思いきや調べると結構違うんですね。

 

「侃」には「心や性格などが強い」や「信念を曲げることなく怯まない様子」という意味合いがあり、「諤」は「思っていることをはっきりと言う」や遠慮せずに直言する」という意味があります。

この文字を重ねて、意味を強調したのが「侃々諤々」です。

 

「侃」という字は漢字検定準1級ではちょくちょく出題される文字のようで、「侃直」と書いて「かんちょく」と読み、「強く正しいさま」を表します。

 

一方「喧々囂々」の方はというと、「喧」も「囂」も「やかましい」という意味です。

まあ、とにかく五月蠅いという意味で使える、って事ですね。

 

「喧々諤々」という四字熟語を使う人がいるのですが、これは誤用です。

「侃々諤々」と「喧々囂々」が混じっちゃった状態ですガーン

いろいろな人がさまざまな意見を言って、まとまりがつかず、ただ、がやがやとやかましいことを表す言葉として用いられる時がありますが、誤りやすい慣用語句の一つです。

間違えて使っちゃわないように気を付けたいですね。

 

間違った意味でも使われているうちにそっちの方の意味で普通使われるようになってしまった言葉もありますが、本来の意味をちゃんと知っておきたいものです。

 

ではまた(@^^)/~~~

 

 

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