修行について その72 午前7時 修行僧の朝食① | 修行僧の涙目な日々

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朝から動きまくりの修行僧、7時になったらお待ちかねの朝ごはん!

朝食の準備は粥当番がします。

 

食事場所は・・・

本来は僧堂で食べるのですが、可睡斎は僧堂と典座寮が離れているため、通常は別の場所。

応供台(おうぐだい)というお坊さん専用の食事会場で食べます。

 

画像の赤丸が応供台です。

 

室内看経が終わった頃を見計らって、粥当番は「食事の準備ができました~。」と合図します。

「大声でご飯ですよ~。」というわけではありませんよ。

 

鳴らし物を使います。二本組みの木の棒を叩いて大きな音を鳴らすのです。「たくうち」といいます。

もちろん、応供台で鳴らしても(お寺の中は広いので)聞こえません。

建物内を走り回って、鳴らすわけです。(画像の水色ルート

紫の○のところで、カチカチ鳴らします。

 

粥当番がカチカチし終わって、応供台にもどってくるころには大体皆さん揃っています。

 

さあ、揃ったところで恐怖の朝ごはんのはじまり、はじまり~。。。