修行について その44 内作務・法堂 | 修行僧の涙目な日々

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修行僧時代を振り返ってみるブログ。

久々になってしまいましたが、内作務の続きです。

今回は法堂(本堂)の清掃について。

 

法堂はお寺のメインとなる建物ですので、もっとも重要な清掃場所です。

したがって・・・、

新到和尚だけにまかせるわけにはいきません。

責任者として古参和尚が最低1人はついてきます。

 

法堂清掃の担当者がやることは主に2つ

・山内のいろいろな場所にある香炉を綺麗にすること。

・法堂内をほうきやモップ等で掃除。

 

香炉はお線香を立てるもの抹香を焚くものの2種類があり、全部合わせると20個近くあります。

それらを集めてきて綺麗に直し、再び元のあったところに持っていくのです。

これがだいたい15分。

 

残りの15分で畳を掃き、モップ・雑巾で須弥壇(しゅみだん=ご本尊さまのいるところ)を掃除します。

また、木魚や磬子も綺麗に掃除します。

 

合計でほぼ30分きっちり。

古参もいるので身も心も休まることはありません。

非常にいやな清掃場所です・・・。

 

当然のごとく、万が一ゴミが落ちていたら大変なことになります。

責任者である古参和尚が役寮さんにフルボッコ(not物理)にされます。

やつあたりで新到和尚はその古参にフルボッコ(not物理)。

 

ということで、ここは誰もが一生懸命に作務をしている場所となっています。

 

まあ、作務はいつでも一生懸命やってますけどね!!