修行について その31 副堂 | 修行僧の涙目な日々

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修行僧時代を振り返ってみるブログ。

修行僧の配役にも上級職のようなものがあります。
副堂(ふくどう)・堂行(どうあん)・挙経(こきょう)という3つの配役がそれです。
今回は副堂について。

副堂のやることはそんなに多くありません。
1.引鏧(いんきん)あるいは手鏧(しゅけい)という鳴らしものを使って、鐘司に鐘の打ち終わりの合図を送ること。
2.手鏧を使ってお拝の合図を送ること。
3.木魚を打つこと。
基本はこれだけです。

ちなみに、手鏧はこちらです。手鏧

やることが少ないのに上級なのには・・・罠があります。
副堂は何をするにも法堂内のあらゆる状況を把握していなければなりません

鐘司に合図を送るとき、法堂内の準備に不足はないか確認し
お拝の合図をするときには、導師の動きに注意して合図を送る。

木魚を打つときには皆が読みやすいペースで打つのはもちろん、導師の動き・侍香の動き・供頭の回向本出しの動きなどに注意しペースをコントロールしなければなりません。

やることは少ないですが、非常に疲れる役職なのです。

なお、僧堂の木魚は基本的に巨大で叩くための棒(棓=バイという)も巨大です。
重くてこれまた疲れます。