修行について その30 土曜参禅会・続々 | 修行僧の涙目な日々

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修行僧時代を振り返ってみるブログ。

法話がはじまったら修行僧は後ろのほうで寝ている・・・


わけではありません。
まずは、法話を担当される役寮さんにお茶とおしぼりを出します。
これにも作法があって、お茶を出す前に軽く低頭、出し終わった後も低頭。
お茶とおしぼりの位置、向きなど細かく決まっています。

お茶出しのあとも、資料を配る必要があるときには配り、ホワイトボードや黒板を消したり。
役寮さんがなにかものを落としたら拾ったり。
いろいろ雑用をやるわけですね。
なので修行僧は法話に参加していてもほとんど話が耳に入りません。

さて、法話が終われば土曜参禅会は終わりです。
お客さんが帰った後で片付けをします。
これは、その日土曜参禅を担当した者が一人でやる決まりです。
他の人はご祈祷や作務で忙しいため、人数をさけないんです。

というわけで、土曜参禅の担当になった修行僧はそれだけでほぼ一日終わってしまうわけです。