オブラートは君に溶ける -4ページ目

オブラートは君に溶ける

君のその涙で、溶けていく。



とても、愛おしいひと。

私には奪えなかった、憎らしいひと。

私を、壊せたひと。












このブログを、高校時代まで遡って読んでくれた方がいたみたいで

誠にありがとうございます。

高校1年がもう8年前だなんて

その頃も、それからのこれまでも

思い出すと言葉にならないくらいの恥や過ちに溢れていて

それでも、きっとそれらは幸せと呼ばれるのでしょう。

私はそんな過去を裏切って生きている。










国会議員が居眠りするとみんな怒るけどさ

仕事の社内会議でも眠くなってしまうんだから

そりゃ眠くなるだろうって最近思ってる。

「内容の重さが違う」とか

「税金払ってるんだから」とか

いろいろ思うところはあるでしょうが

ここはひとつ

居眠りくらい見逃してあげる世の中になれば

みんなハッピーなんじゃない?

なんて思ってみたり。

迷惑かけずに生きていくなんて無理なんだから

誰かに迷惑かけてる分くらいは

誰かの迷惑を許してあげるのも良いんじゃないかなって

誰かさんの受け売り。


もちろん発言しているひとにはとても失礼な行為です。








そんなことを言っているから

「頭ん中、お花畑だね」

なんて言われたりするのかな。

そして本当にお花畑だから

「そうか、お花畑なのか」

って、納得しちゃうのかな。

まだまだ寒くて嫌になるけど

お花が咲き出す、春になりました。









マジョリティって、それだけで罪なんじゃないかと思うことがある。



多数派による、出来レースの多数決。

マイノリティの話なんて聞いちゃくれない。

何か貴方に危害を加えましたか?

自分には理解できないからって

どうしてその幸せを否定して認めようとしないんだ。

私はおそらくマジョリティで

ときどきそれが、とても恥ずかしくなる。

渋谷区の同性パートナーシップ条例の件で

そうした多数派の嫌な部分が曝け出されていて

泣きそうになる。

でも、そんなのに対して冷静に相手をしているひとばかりで

「あぁ、みんな強いな」と思ってしまった。

そんな強さ、必要ないはずなのに

それを必要とさせたのは僕たちのほう。

マジョリティであることは、罪深い。









そういえば、民主主義=多数決ではないんですね。























あなたとなら、死んでもいいと思っていました。

せめて、何処か遠くに連れて逃げようと、思っていました。
平々凡々、平々凡々。

「そんなの地味で嫌よ」

君はそんな風に怒るけど

これは結構すごい長所だと思うんだ。

そんな素敵な君のそばに居るのが

僕ひとりだけ。

それが嬉しくて、悔しくて。



君にとっての幸せと

僕にとっての幸せは

違う形をしているのだろうか。










「ところ」がゲシュタルト崩壊しそうになるタイトルをつけてしまった。


ねむい。

今日からまた1週間が始まり始まり。

昨日はブログ書きながら寝落ちしたりで

2時半くらいにご就寝。

そんな時間まで起きてちゃいけないんだけど。

やらなきゃいけないこと

やりたいこと

たくさん未だ残っているけれど

時間が足りる日ってきっと此処には来ない。

思えば、まず人生の尺が足りてない。

でもたぶん、それはそれでいいんだろうな。





でも睡眠時間だけは、別枠で用意してほしかったよ神様










「あのバンドのボーカル、思想がキチガイだから聴くのやめようぜ」



そんなセリフが、すっと耳に届いた雨の土曜日。

納得いかないって駄々を捏ねるけど

その言葉の親は見知らぬ子どもで、僕なんかには何も言えなかった。

作品と作者は、クローンではないから。

作品が優れていても作者は麻薬常習犯だったり

作者がどれだけ愛に溢れた善人でも作品はとんと芽を出さない。

だから作品と作者には

別々の敬意を払うべきなんじゃないかなぁと

思っていても口には出せない臆病者。

そして逆に何かしらを生み出す側も

それは分かってなくちゃいけないことだと。

ツイッターのフォロワーが、創作活動のファンではないように

作品のファンが、自身の価値観を認めてると思ってはいけない。

良い例はアジカンかしら

アジカンのファンはたくさんいて

でも後藤さんの反原発運動に賛同していない人もいる

大好きなバンドのボーカルに、真っ向から喧嘩売る人だっている

そういうところが、私にとっては居心地が良い。

良い作品はきちんと評価してほしいし

好きなものは胸を張って好きだと言ってほしい。






それに

芸術家に"まとも"なんて期待するだけ無駄。


















心の古傷、みたいなの。

ときどきどきどきする。

トラウマだートラウマだーって言ってりゃ世話ない。

加害者に付いた傷は、決定的な証拠になるから隠してしまう。

どうしてだろうな

いつだって何回だって、私は加害者のほうにいる。

もう間違えたくないから

何も求めまいと、笑って。







彼氏なんていらないと、わりと真剣に思う日々。

色情症の話は、此処でしたことあったかな。

もう3年以上前のこと

忘れてしまって当然、だと諦めてる自分がいる。

本当は忘れたくないことばかりなのに。



私は病気だと呼べるほど症状は酷くないけれど

それなりの自覚は持っている。

でも、今まで誰一人としてそれに理解を示してくれた人なんていなかった。

「そうなんだ、でも俺なら大丈夫でしょ?」

その言葉に何度失望したんだろうなと、思い返すのも嫌だ。

そんなことで死にたくなるなら

いっそひとりで生きたほうがよろしくって。








友人が結婚していくと寂しく思うのは、ただの我儘。





















大人になって変わったことは

傷付くのを、怖がるようになったこと。
私にとって私の日々が、悲しいものでないのは

まだ夢見の途中なのかもしれない。



念のために「おはようございます。」





久しぶりに、ご無沙汰しておりまして、はい。

友人に感化されてまた文章でも書きたいという気持ち。

いつまで続くかと、自分でもわからないもので

ただ

精神状況は凪いでいる。

前回の更新から今までに、たくさんのことがあって

でも、それを書き連ねるのは

特別おもしろいものでもないので

割愛させて頂きます。



できれば、少しだけ大人になったと言えればな。







悲しみを背負った憂いある少年を愛おしいと言う貴方は

少年が幸せになることを拒んでる。



「あのバンドは変わった」

そんなセリフはきっとずっと前から使い古された

感情論。

誰かが言う「バンドは生き物だから」っていう正当化も

それが言い訳でないのなら別に良いと思うのだけど。

確実にBIGMAMAの音楽は変わってきて、それを嫌がる声が聞こえる。

私には

金井さんが例の女の子に

やっと約束の歌を送ることができて

彼女の笑顔を見れたから

良い意味で変わったのだと

そう思えている。

だから、嬉しいことなんだと大きな声で伝えたい。

逆に変わらないままいてくれるバンドがいて

「このバンドを好きになってくれた人に対する誠意」

「違うものがやりたいときは違う場所でやればいい」

そんなことを言っていたVELTPUNCHも大好きで。

本人たちの気持ちだけは

汲み取ってあげてほしいと思うわけでもあったりする。










インストバンドなんてうるさいだけだと思ってました。

「モテるインスト」なんてふざけたこと言ってるけど

ちゃんとして、ちゃんとかっこいいバンドです。

ツアーファイナル行ってきます。






もしも、もしも、もしも、あの時、もしも。


「ハロー!」

ボーカルさんがそう言ってスタートするイエスマンのライブ。

かわいらしい曲、かわいらしい歌詞

でもそれだけじゃない人間らしさがあって

寂しくなったり嬉しくなったり悲しかったり

そんな全てを優しさで包んで心に返してくれる感じ

私は大好きです。

もっとCD作ってくれないかしら。

今週末の見放題@東京に出る予定で、観るつもり。








Moccobondのナイスルーム

遅ればせながらお家に届きまして

それからずっとリピートリピートリピート

関西のバンドだから

今度東京来てくれたら絶対観に行こう

「楽しい」が約束された夜に会いに行く。






かわいいものを詰め込んで。


気になった理由は

なんとなく歌い方が伊藤真澄さんに似ていたから。

好きになった理由は

自分は持っていない理想の「女の子」を詰め込んでいて

それが自分の持っている現実の「女の子」だったから。

オオカミハートっていうシングルは買ったのだけど

他にCDが流通してないみたいで悲しい。








「風景を描くように奏でる音楽」


タワレコの店員さんが紹介していた一文がぴったりだと

自信を持って言える。

mol-74はどうしてこんなにも季節を描くのが上手いのだろう

他の季節の曲も、本当に風景を描いているようで。

彼らの曲を「美しい」と思うよ。







あぁ、好きな音楽はキリが無い。

明日も仕事、明日で今週は終わり。

今の私は印刷会社の営業マンです、まだまだ研修中だけど。

仕事ってものは

いくつになっても

どんな仕事でも

どうせ面倒くさくてつらいものだけど

そういう当たり前のことを引いたら

私はこの仕事、結構好きです。

早くひとりで頑張れるように、頑張ります。

今夜はもうおやすみなさい。

「最高に最低でも愛するべき君の、最高に最悪でも愛すべき日々」















私の幸せは私のもの。

誰もがそれを否定しても

「あの日々は私にとって幸せでした」って

胸張って大きな声で言ってやる。

それは私が泣いてても、だ。
薄い、薄い

半透明の闇の中で

君が見つめるのは

僕の言葉

半透明の黒い文字に

君は僕を見る


「ひとりになりたい」と

いつも僕を持ち歩く

それ、違うんじゃない?


寂しい、から僕を見る

寂しい、から僕を知る

寂しい、から僕に見蕩れ

寂しい、から僕になる


薄い、薄い

偽物の優しさの中で

僕が見蕩れるのは

君の傷跡

本物の悲しみの中で

僕は君を見る


「ひとりになりたくない」と

いつも君を持ち歩く

これ、違うのかな?


寂しい、ので君を見る

寂しい、ので君を知る

寂しい、ので君に見蕩れ

寂しい、ので君になる


僕と君を繋ぐのは

半透明の闇と

偽物の優しさと

持ち歩ける情報と

「ひとり」になれない寂しさ


(寂しいから僕を探すの?)

(君がいないから寂しいの?)


何処まで行っても

僕はひとりのままで!

何処まで行っても

君はひとりになれない!
この世界は僕のためにあるのではない、当たり前だ。

地球は僕のために廻ってるわけではない、当たり前だ。

僕は70億ちょっとの人類の中のただの1個体である、当たり前だ。

僕がどう思おうがどう行動しようが変えられないことがある、当たり前だ。

僕が許すかどうかなんて関係なく君は消える、当たり前だ。

当たり前だ。

でも

そこに意味なんて無くたって

僕は、そんなこと許さない。

世界中の誰もが僕を許しても

僕が僕を、許さない。





さようなら、未来。

それでも大切な過去は手放さないよ。

ここに大事に抱えてる。






お久しぶりです。

話したいことがたくさんあって

話したいことなんて何も無い。

今日はよくある現実の話はやめておきませんか?

僕が書きたいことが

事実・現実・真実などのことではないことくらいは

僕をよく知るあなたならわかるでしょう?

目の前の現状を、実状を知ったところで

あなたは何も面白くないはずだ。

そんなことが知りたいのなら

140字の日常においで。

そこに収まることができない

感情と思考の逝き先が、此処だ。







遠く離れた場所で、繋がって。


真っ赤な装いをした少女は、ある日呼ばれた。

「マゼンタさん、ゲームをしない?」

明るい赤紫色、マゼンタ

君を言葉で描くゲーム

そんな経験など無い少女は

先客に挨拶をした、それが参加の合図。


『こんばんは』
「どちら様ですか?」
『それは必要事項?』
「あなたは私を知っている?」
『知らないから此処にいる』
「知るために此処にいる?」
『そんなこと、どうだって良い。だってもう『「あなたは私のもの』」
ナイフとフォークを握りしめて笑う二人、或る日の光景。

その色、マゼンタ。


たくさん遊んでもらった少女は最後にお別れを

親愛なる8人の言葉の画家に。


彼女は静かに目を閉じた。
ひとりを選んだのは彼女自身だった。
彼女が大切に想い、また彼女を大切に想う人。
何処か遠くで
"元気にしてるかな"
なんて微笑みを浮かべてくれればそれで良い。
息を止める瞬間、左手で太陽を仰いだ。
薬指に光る指輪。

その色、マゼンタ。


ゲームは終わりを迎えた。

これが、僕らの色だ。

$オブラートは君に溶ける
(9人の中に紛れ込んだ、本物の画家さんからのプレゼント)

「また遊ぼうね」と大きく手を振りながら。





今まで、自分のことを例え話として

空想上の物語として話してきた少年。

いろんなことを背負って抱きかかえて

それでも平気ですよって笑って歌っていた。

欲しいのはたったひとりの女の子の笑顔。

それをようやく得られた少年は

今までにない笑顔で

それはそれは幸せそうに、歌うんだ。

少年の持つ素敵なお話を

それはそれは宝物のように教えてくれるんだ。

私は、それがとても嬉しい。

私は今までよりも

少年を愛おしいと思った。

君も、彼のお話聞いてみたいと思わない?







君は、強い。



黄色の雨合羽を着た偽善者が、此処にいる。

僕は偽善者でいることを誇りに思う。

私の存在を認めて

私の存在を隠して

私の存在を喜んで

私の存在を罵るために

"偽善者"として生きていく。

それを褒めて愛でてくれる君はわかっているのかな。

其の実、弱くて甘えて逃げてるだけの重病人だということを。

知ってる?知らない?

知らないで私のそばにいるの?

なら、いらない。

君、いらない。

知ってて私のそばにいてくれてるの?

なら、離さない。

君、離さない。

「あまのじゃく」

存在する言葉に当てはめるのなら、そう呼んでくれ。

僕の偽善は、あの人の真似ごとであって

それこそ"偽物"なのだ。

それを見抜いてくれる人だけが

私の味方で

僕の敵なのだ。

「僕は強いだろう?」

頷けば、私が睨み

否定すれば、僕が落胆する。


ねぇ、言いたいことわかる?








最後に、作り話でもしよう。

赤ずきんを被った少年

躓いた。

転んでしまうじゃないかって足元の糸に文句をつける。

赤くて脆い糸、だった。

誰だよ、こんなのを張っておいたのは。

先を辿る、辿る。


街で噂の赤ずきん。

まるで中身は少年の、赤いパーカーを着た少女。

彼女は少年だ。

みんな口を揃えてそう言う。

それを本人も快く思っていた。

"僕は女なんて生き物じゃないのさ!"


糸の先には

ひとりの、男。

糸を仕掛けたのはお前か、と

問い詰めることはできなかった。

問い詰めるべきは

自身の感情。

気付かないフリをして

そうだ、こっちは何処に繋がっているんだ?

…誰に繋がっているんだ?

僕に

私に繋いでみては、駄目なのか?

その赤い糸を噛み千切って

己の小指に結び付けた。

その瞬間から

赤ずきんは

少女でも少年でも無い場所に立たされ

足元もおぼつかず、視界も靄がかかり

長い間苦しんだ。

どれほどの歳月を重ねたかどうかなんて記憶は無い。

ただとても長く感じた。


少年である少女を好いてそばにいたものは

心配するそぶりをしつつ

少しずつ、近寄らなくなってしまった。

赤い糸の先の男はそばにいた。

もちろん、糸で結んだからだった。


少女はハサミを取り出し、小指を掲げる。

「私は、あなたが好きだ」

まっすぐ、涙目で男を見つめながら言い放ち

その糸を切った。


糸を切り離したところで

少年に戻ることはできなかった。

でも少女は笑った。

"女の子の方が、赤い服似合うだろ?"





今日はこの辺で

またいつか。




少女の赤い糸を、男が結び直したお話は

まだこれからのお楽しみに。