いや、いやぁ。
ふっと我に返って、帰って
私とっても恋愛が下手になっているんじゃない?
もともと下手だったかもしれないけど
これはこれは大問題ですよ、ねぇ。
じゃあ、それじゃあ
責任者は誰だ
悪い子は誰だ
私の人生で遊んでるのは誰だ
誰でもいいから私の前に連れてこいって
連れてこれるわけないでしょう
ぜーんぶ
自分の責任でした、あはは。
いんや、笑い事ではないけれど。
誰かに責任を押し付けたいのはわかるけどさぁ、君。
少なくとも僕は覚えているよ
これは君が選んだ未来だ。
なんでこんなことになっているのかって
そりゃあ、ね。
自分の理想を裏切ってしまったんだから
裏切られた自分はそうそう許しちゃくれないでしょう。
戻ってくることなんて
一生許せないことなのかもしれないんだぜ。
私の器が私を拒否していて
私の中身が行き場を失くしているんだから
そりゃあ、色んな事が定まらないに決まっている。
恋愛についての、人生についての信念ってものを
君は捨ててしまったの。
誰かが勝手に捨てたわけでもないし
誰かが捨てろって強要したわけでもなくて
自分で捨てたんだから
責任の所在は私にあるんですよ、うん。
さあ、さてさて
目の前の問題は昨日までの醜態です。
それについての責任はどうするんです?
今回は、今回も、逃げてしまいましょう。
日本人の責任の取り方って、そういうもんでしょう。
「責任を取って辞任します」
=「起きた問題全部ほったらかして押しつけて僕はいなくなります」
でも、自分の人生の責任は
逃げたところで
私の人生から、私の未来から
私はいなくならないから
結局問題の先延ばしで、それを延々と繰り返して
何度も何度も
私の理想は、私に失望する。