絵描きは空気を描きたいと思いながら目の前の林檎を描く。 | オブラートは君に溶ける

オブラートは君に溶ける

君のその涙で、溶けていく。

空気を描きたくともどうしていいかわからない。

林檎の描き方は林檎を見て描けばなんとかなるって

誰かしらに教えてもらえるけれど

空気の描き方は誰も教えられない。

いつも感じているはずの空気を描くことが

何より一番難しいのだ。

それでも絵描きは空気を描こうとする。

それは誰かが描いた空気がとても素敵だったから。

自分もそんな絵を描きたいと思った。

でもそれを真似しても

絵描きに空気は描けない。

それほどに単純ではないからこそ

さらに絵描きはその深みにはまっていくのだ。

絵描きは林檎を描く。

本当に描いてるのは林檎を含めた空気。

「空気なんて描けるわけないだろう」

「でも僕は空気の絵を見たんだ、きっとできるさ」

絵描きは自分の目に映る世界の空気を

精一杯キャンバスに描く。

誰の目にも映らなくとも。



うーん。

最近うまく歌詞書けないです。

書きたくて書いたものなんだけど

読み返すと言いたいことがうまく言えてない。

まず心の中が言葉に変換されてないんだ。

それこそ空気を描くような作業。

難しい。

私も絵描きのように空気を書きたい。

それが誰にも伝わることない空気でも

この空気を言葉に変換できたことが

重要なんです。

難しい。

私にとっての林檎はなんだ?