枯渇 | コツブニッキ

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40歳を過ぎたら、20代の頃より人生動いてます。

連休に移住候補地を偵察してきました。
新幹線で4時間近く……。
乗り物酔いが激しいので地獄でした。
現地に着いて、不動産屋で物件を探し
夜7時まで内覧した。
とてつもなく疲れた。
一日で半年分くらい疲れた。
結局、そこでの移住はなしにした。
単に空気が合わなかったのだ。

自然放射線量が高くてびっくりした。
線量が練馬の2倍あった。
それがどうとかじゃなくて
(そりゃ最初、困惑して戸惑ったけど)
駅に降り立った時から「ちがう」と感じたのでした。
夫の意見を優先して、そこにしたのに
夫も「ちがう」と感じたらしい。
これぞ、空気が合わないという事なんだと思った。

移住先の視察に行った人や
実際に移住した人で
「空気がいい」とか「落ち着く」とか
「安心して暮らせる」と言っている人が目立つのに
(きっと私の羨望の気持ちが
 そういう意見を余計に拾うのでしょうが)
自分はなんでそう思えないんだろう、
という事がショックだった。
じりじりした日々の突破口になるかもしれない、
これで生活が前向きになるかもしれない、
のんびり深呼吸して過ごせるかもしれない、
気が楽になるかもしれない、という期待を抱いていたから。
単純に東京を離れれば、
西に移動すれば安心するというもんじゃないんだ。
目の前でシャッター閉められたような気持ちになった。

落ち込み過ぎて、疲れていたのに全く眠れず
寝不足で新幹線に乗ったら、当然生き地獄。
ものすごい疲労感が残った。
家に戻って、なんだか
「どうしたらいいかわからなく」なった。
そしたら、ずーっと張りつめていた物が
ぷちんと破裂した。
この、焦って、緊張して、情報に振り回されている状態に
心底疲れてしまったんだと思う。
エネルギーの、モチベーションの、枯渇。

気付いてみたら、
お腹はパンパンでもうすぐ9ヶ月です。
子供の事を考え過ぎて、自分の事をないがしろにしてた。
=お腹の赤ん坊の事もないがしろにしてたって事だ。
現に私、赤ん坊の名前も真剣にまだ考えていない。
何やってんだ……バカみたい。

今まで、やらなきゃならない事が山積みで
ひとつひとつクリアにしていく事で
「やれる事はやっている」と自分を勇気づけてきたけど
もう前に進む力がなくなってしまった。
今ここで無茶して、周りを巻き込んで、移住したとしても
たぶん私は楽にはなれないだろうなと思った。
今は何も決断できないと思う。
どうせ産後1ヶ月は外に出ないんだし
それまで、動くのはやめる事に決めた。

カラカラになったエネルギーを充電しないといけない。
子供を産むのは一大事なのに、
それをないがしろにするって一体どういう事なんだろう。
何やってんだろう、自分は。
ホントよくわかんなくなった。
しばらく、世の中を傍観したいと思います。
立ち止まって、脳みそをフラットな状態にしたいです。
ボーッとして、横になろう。
今までやりたくても出来なかった事をしよう。
ちょっと、生きる事を休もう。
そうします。

追加
自然放射線は人口放射線と違って体内に蓄積されないそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=gjbwiKNlULc&feature=youtu.be