昨日の続き。
自分の脳みそがマニュアル化してて、辟易したって話。
決定的に「私、これじゃダメだな」と感じたのが
会社の飲み会での、とある出来事。
酔っぱらった会社の上司(おっさん)に、乳を揉まれたんです。
エロ本出版社だったけど、もちろんセクハラ厳禁。
仕事内容がエロなだけに、
会社は過剰にクリーンだった気がする。
だから仕事柄、そこがどうだとかじゃなくて、単に
酔っぱらって調子に乗ったオッサンに、乳を触られたと。
そん時ですね、別になんとも思わなかったんですよ。
乳くらい、いくらでも触ってくれと。
別に減るもんでもないし……と、
全く怒りは湧かなかったんですが。
でも周りにいた人達が、ざわめいちゃってねぇ。
先輩の男性は
「飲み過ぎだよ…なんてコトすんの!」とか怒ってるし
同僚女子は
「ヨッシー(当時の呼び名)大丈夫!? ひどいよ!!」
とか興奮しちゃってるし。
やっぱ、こういう場合は女の子っぽく
「キャッ、やめてください!」とか
言った方がいいんだろな、つーか言うべきだよな…と、
我がマニュアル脳が判断下して、怒ったフリをしたんです。
演技過剰だったのか、一緒にいた人達も気まずい雰囲気に……。
内心
「ちょっと怒りの演技が下手だったな」と反省しつつ
予想外の事態に直面して、
どう反応していいか判断できなかった自分に
苛立ちを感じました。
そこでハタと気付いたんです。
「私に面白みがない原因は、ここなのか」と。
みんなが求めてるであろう言動を、適当に想像して
その通りに行動してしまうなんて、つまらない人間だよね~。
どーしょもないよ、ホントどーしょもない!
その事件以降、私は意識して
ちゃんと感じたコトを
自分の言葉で口にしようと考えるようになりました。
次の日、会社で乳揉んだ上司が謝罪しに来た時
「いやいや、こんな乳で良かったら
いくらでも揉んでくださいよ。
揉みたくなったら気軽に声掛けてくださいね~」
と笑顔で言ったら、怖がられたみたい。
皮肉ではなく、本気だったんですけどね。
……ちょっと今、書きながら気付いた事があったので、
また話を延ばしてしまいます。
「マニュアル脳」って、学校にも責任あるんじゃねえの…?