可憐な女 | コツブニッキ

コツブニッキ

40歳を過ぎたら、20代の頃より人生動いてます。

“可憐な女性(ひと)”
と、呼ばれた事が一度もありません。
まぁ「可憐」という言葉自体、
あまり最近では使われていないですよね、死語に近い。
私は小さい頃から、強そう、恐そう、でかい太い
……そんなキーワードのイメージで過ごしてきました。

初対面の人に
「バレー部かバスケ部だった?」
「長女でしょ?」
コレ、すごくよく言われましたねぇ……。
コレって、いかつい男子に
「運動なにやってんの?」とか
「格闘技やってる?」って質問と同じ部類よね。
あぁ……がっくし!
どう転んでも“可憐”とは正反対な私。

可憐、なんて言葉を思い出したのは
数日前に洗濯物干してて、
物干し場の脇に母が植えた薔薇がありまして。
可哀想な事に、植物にあまり興味のない私は
薔薇が咲いても咲かなくても、さほど関心がない。
でも先日は、ちょっと違った。
ピンク色の蕾が、すごくいじらしく思えたんですね。
↓コレ。手前のでなくて、奥の地味なほう。
かれんだ
“可憐”そのものではないですか!
(残念ながら多少ピンボケなんですが…)
こういう女性、めっきり減りましたね。

可憐で華奢な女性に、生まれたかったものです。
こんな「姉御肌」で下ネタばっか話す女じゃなくて。
梅酒をひとくち飲んだだけで、
頬をピンクに染めてしまう女性……憧れる。
「守ってあげたいタイプ」
私、ハンカチ噛んで羨ましがってるんですよ。

でもまぁ、なれない物はなれない。
死ぬまで「強そうで、怒りっぽくて、エロ話が大好き」な
キャラなのね…私。
32歳にして、方向転換できないのかしら?
「華奢で可憐な“こつぶさん”」に……!
やだ、“こつぶ”って名前が、やけに映えるじゃないの!
……すみません、無理ですね、ごめんなさい。
ホント、いいトシしてどーしょもないコト言っちゃって。