たけのこ | コツブニッキ

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40歳を過ぎたら、20代の頃より人生動いてます。

先日、宅配の野菜の中にタケノコが入ってました。
実家の裏の竹林でタケノコがたくさん採れるので
毎年、母が水煮にした物を持って来てくれてたんだけど。
ナマの皮かぶったのを自分でさばくのは、初めて。
(「さばく」なんて言わないでしょうが、そんな感じだし)
添付されてた下ごしらえの仕方を睨みつつ、挑戦してみた。
かぶるくらいの水を「ぬか」、唐辛子で煮るんですが
筍がとにかく、でかい!
子供の頭よりでかくて、とても鍋に入り切らなくて
4分の1までカットして、なんとかツメツメで入った。

説明通りに2時間、中火で煮込んで放置。
次の日に、筍ゴハンを作りました。
旬の物は、やっぱりいい。
歯触りが軽やかで、サクサクとても美味しかったです。

筍の下ごしらえをしてて思ったのが
「誰が一体、ぬかで煮るとか考えついたんだ…?」
と、いうこと。
灰で煮たり、ぬかで煮たり、唐辛子入れたり。
全く思いつかないわ、そういう生活の知恵。

それはもとより、食べ物の中には
すごく見た目がグロいもんとかあるでしょ?
アレを一番最初に食べた人は、すごい勇気だなぁ…と。
ナマコとかさ、イナゴとかさ。
筍だって、ナマだったらエグみがすごいんじゃない?
毛生えてるしさ、威圧感あるじゃんタケノコって…。
食糧難で、食べるしかなかったんだろうけど
それにしたって、すごいわ。

今じゃ普通に美味しく食べれるレベルまできてるけど
最初はナマ、とか焼いただけだったはずだろうだし。
人の「考える力」って、すごいね、すごいよ。
歴史に名前は残らないけど、
「コレを最初に口に入れた人物」ってのは興味深い。
その人が後世に残した影響は、
とてつもなく大きいものだと思いますよ。
どうもありがとう、知らない人!