メキシコの真ん中、アグアスカリエンテスからこんにちは!

今日は風が結構強くて、つい先ほどから窓ガラスが風で音を立てています。

週末も時々雨降ったりと、曇りで涼しいお天気が何日か続いています。


さて大学話の続きです。


日本、メキシコと書いたので、私が関わったもう一か国フランスでの大学についてです。



フランスの教育制度から見ると、

高校卒業後に大学へ行くことが多いのはフランスも日本と結構近いかなと思います。

フランスの場合は、高校3年生の時にバカロレアという、

大学入学資格試験のようなものがあり、

自分の進路によってそこで受ける科目が変わってきます。

外国人の場合、このバカロレアに相当する資格があればフランスの大学にも入学することが出来ます。

みんなこのバカロレアのためにすごく勉強するそうで、

私は日本の大学入試と似ているなぁととても感じます。

日本と大きく違うのは、学士は基本3年間ということ。修士は2年。

大学の登録は1年ごとなこと。

合わないと思ったら翌年は違う学科に入りなおしたりすることがわりと普通に?あること。

学費が超安い!こと。というか私立大学の受験料程度の登録料のみ。

フランスの大学はほとんどが公立で、ドイツもみたいですが、

学費がタダに近いのです。


フランスでは文学部卒でも後ろめたさを感じるようなことはなく、だから居心地よかったのかな。

結構文化面が強い国なんだよね。

哲学科が普通にあるくらいだから。

ちなみに私が登録しているのもいろいろあって哲学科(^^;

これにも彼は、文学と同じく哲学勉強して何になるの?と言ってきますしょぼん

合理主義なのかな。。。。

フランス人にこれを言うと、「へぇぇ、難しいよね。がんばって」という感じ。

日本人にこれを言うと「何故???」(学科について)

まぁ、いろいろあって・・・なんですけどね。

なんでも哲学なお国ですから、縁なのかな。

大学については、フランスも日本と同じように教養の意が強いのかもしれません。

専攻分けは日本より細かい印象があります。

それから、卒業するのは簡単ではありませんし、

大学の講義や試験の在り方など、日本と違うところ多々です。



フランスはたくさんの研究者を生み出した国でもありますが、

(低温殺菌のパスツールや電気のアンペア:フランス語ではアンペールは留学して知りました)

歴史的にみても日本とは文化的な繋がりがとても強い国だと思います。

日本の文化はブームになるくらいフランスで人気がある(と言われている)くらいだし、

アニメ等のサブカルだけでなく、

日本の伝統的なものなど、フランス人はすごく熱心に聞いてくれる。



かたやメキシコと日本は、現在の工業進出において密な繋がりを築いています。

日本のイメージはテクノロジー(とアニメーションとTVゲーム)。

メキシコ自体が「国家としては新しい」からかもしれません。

かつ多様な民族文化を持つことから、

まだこれといった日本と深いつながりができる文化交流があまりないのかなと。

なんて、私はメキシコについてまだまだ新参者なので、

見方が偏っている点もあるでしょう。



こういうのってなんだろう。

いわゆる先進国(G8)とそうでない国の違いなのかなと少し思います。

教育の平等性とインフラ(これはもちろん街にもよるけれど)と。

何を勉強してもある程度職を得られるという環境、その余裕かな。

まぁ、現在ではそれでもあちらこちらで就職難と失業問題が起きているので、

今後はわかりませんね。

そしてメキシコでは、確実に収入と仕事が得られる技術職に意識が行っているのかなと。

現在メキシコはG13、G20にいるので、すごく変化している国。

発展の見込みが大きい国。

これからこれから♪

とどこかわくわくするものがありますね。




この視点に至ったのは、

私が将来(メキシコで)働きたいということを知った彼のお母さんに、

大学での専攻を聞かれて、

日本人が「フランス文学」専攻では、仕事につながらないので恥ずかしく思ったことと、

先日彼の二番目のお兄さんに、

日本の大学に何専攻で何年勉強したのか聞かれて、

答えたときに聞き返されて恥ずかしかったこと(フランス文学だけで4年間!?)から書いてみました。

別に恥ずかしく思うことなんてないのかもしれないけれど、

やっぱり国によって基準が違うこともあり、

なんだかメキシコでは心もとなくなってしまいました。



なにはともあれ、今はスペイン語がんばるしかないかな。

早く働けるように!


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