【観た映画】 結局独裁者は何らかの反感を買う/『トランセンデンス』 | kottsunのLogノート

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トランセンデンス

トランセンデンス = 人工知能が人間の知性を超える現象

本日は映画の日ということもあり、ジョニー・デップ主演の映画『トランセンデンス』を観て来ました。

科学者の脳をコンピュータにインストールすることで起こった世界が描かれています。
(ネタバレになりますが)結局それにより、コンピュータ上にいるその科学者は王様になったわけです。で、その王様は世界を良くしたいために努力します。障害をおった人を助けたりもします。でも、それが別の人の目からすれば「彼は独裁者になろうとしている。危険だ!!」という反感を買ってしまい、最後は滅ぼされてしまいます。

これって、昔から続く出来事ですよね。
映画で言うと、ジェット・リー主演の「ヒーロー」。これなんかも始皇帝は世の中を一つにまとめて、安泰した世界を作りたいと願っている。そのためにはいくつかの犠牲を払うことになります。ただ当然その犠牲が許せいないという人もいる訳で、主人公のジェット・リーは始皇帝を殺そうとします。(結局は始皇帝を殺さないのですが・・・)

日本でいえば、織田信長かな。ちょうどNHKで「軍師官兵衛」をやっていますが、これを見ていると、織田信長は日本を1つのまとめて平和な世を作りたいわけです。でも当然敵を作ることになり、結局手下の明智光秀に殺されてしまいます。

この映画も一緒。主人公のジョニー・デップは何も悪いことをしていないのに、その考えが危険だということで、殺されています。


新しいことをしないと進歩もないけど、極端な進歩は恐怖を生む。

今の世界で言うと、Googleなどは新しい物をどんどん生み出していて、今はまだ世の中に受け入れられていますが、それがどんどん加速し、人の考えが追いつかないところまで行ってしまうと、きっと「Googleは危険だ」という人も出てくるでしょうね。