【読んだ本】 時代が変わってきているんだから、仕事の仕方も変えないと | kottsunのLogノート

kottsunのLogノート

主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


ズルい仕事術 』  勝間和代
 
 勝間さんの前著『まじめの罠 (光文社新書) 』の後編的な内容であり、具体的にどうすれば良いかと言うことが書かれています。個人的には非常に共感できる部分が多く、かつ、まだまだ自分も学ぶべきことが多いなぁと感じることが多々あり、『まじめの罠』同様に、勝間本の中でも好きな1冊です。

  ちなみにこの「ズルい仕事術」とはなんぞや? ということですが、それについてはこう書かれています。

自分が生み出せる価値を最大化するように
常に意識をしながら動き続ける習慣をつける
ということ



それに必要なスキルとして3つ
・自分の強み・弱みについての正しい自己分析
・不確実な状況でも的確な判断を下せる論理思考力
・周りの徹底したレバレッジ力
については分かりやすく書かれています。

いずれも過去の勝間本にも書かれている内容ですので、これを読んで必要だと思える部分読み返してみるのも良いかもしれませんし、また他社のお奨め本も紹介してくれているので、それらを参考にするのもいいかも。

ちなみに、この本の中に「致命的な7つの習慣」というものが出てくるのですが、自分の上司が結構この7つの習慣に当てはまるんですよねぇ。
だからこの本を読んで自分は共感出来るのですが、それを会社で実践となると上司からの反発を食らうことはまちがいなし。
そこが実践する上で難しいところです・・・・。

========================================
目次

はじめに
第1章 「ズルい仕事術」を支える3つの柱
第2章 ズルい仕事術を支える柱(1)自己分析力
第3章 ズルい仕事術を支える柱(2)論理思考力
第4章 ズルい仕事術を支える柱(3)レバレッジ力
おわりに
========================================


日本人というのは、なぜかインプット至上主義で、アウトプットとしてどんな成果があったかは意外と問いません。
 
 
ズルい仕事術で一番使う物は、 「自分の頭で考える習慣」と「考えたことを実行する習慣」です。
 

①自分自身を正当に評価し、
②自分ができることに集中特化し、
③自分と他人をしっかり区分できる
この三つができれば、仕事の効率は結果として簡単に上がります
 

ズルい仕事術では、目先の仕事術の本を読むだけでなく、その基礎となる自分をじっくりとメタ認知して、どの部分に落とし穴があり、どの部分を伸ばせばいいのか、客観視することが重要です。


 
◆トップセールスに必要な四つの資質
①相手の反応を上手に見極める感受性(エンパシー)
②自分が相手に働きかけて影響を与えることも喜び(エゴ・ドライブ)
③人に喜ばれることで満足する心(サービス・マインド)
④顧客の拒絶に立ち向かう力(エゴ・ストレングス)
 

◆致命的な七つの習慣
①批判する
②責める
③文句を言う
④がみがみ言う
⑤脅す
⑥罰する
⑦目先の褒美で釣る
◆身につけたい7つの習慣
①支援する
②励ます
③耳を傾ける
④受け入れる
⑤信頼する
⑥尊敬する
⑦違いを交渉する
 

「自分は自分、人は人。いろいろな人の中で自分はこのように位置づけられている」と言う事を常に客観的に見て、日々 、無知の知を知り、飽くなき学習を行い、そして、人はなく自分の行動を選択していく、その繰り返しが必要だと考えます
 

◆論理思考力に必要なこと
①正しく課題を設定する能力
②課題に対して仮説をしっかりと作る能力
③仮説を実証するために情報を集める能力
 

仮説を立てる習慣とは、主体性を発揮する習慣

 
◆レバレッジが効く人と効かない人の違い
①自分が、他の人にないか、他の人にあったとしてもその人はあまり得意でないものもどれだけ持っているか?
②その自分が持っているものも、相手に惜しみなく人に出すことができるか?

 
ITがここまで発達してしまった今、必要なのは、抽象化したり、検索する能力であり、抽象化した概念を他人と共有できる能力です。細かい知識をたくさん持っていてもしょうがない時代なのです。
 

自分自身にも嘘をつかないことが一番重要です。「自己欺瞞」の箱に入り、自分が正しい、社会が悪い、周りが悪い、あいつの言っていることはここが信用できない、など、減点法で周囲を見続ける限り、レバレッジは効きません。
 

◆リチャード・ワイズマン博士の運のいい人の4つの法則
法則①チャンスを最大限に広げる事
 運のいい人は、偶然のチャンスを創り出し、チャンスの存在に気づき、チャンスに基づいて行動する。

法則②虫の知らせを聞き逃さないこと
 運のいい人は、直感と本能を信じて正しい決断をする。

法則③幸運を期待すること
 運のいい人は、将来に対する期待によって夢や目標の実現を促す。

法則④不運を幸福に変えること
 運のいい人は立ち直りが早く、不運を幸運に変える力を持っている。



ズルい仕事術

¥1,470
Amazon.co.jp
まじめの罠 (光文社新書)/勝間和代
¥777
Amazon.co.jp