子どもの育て方 | kottsunのLogノート

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ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12) 』ピーター・F・ドラッカー

毎月1冊ドラッカーの本を読むようにしている。そして今月読んでいるのがこの『ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12) 』。
ドラッカーが過去に出会った人々について書かれているが、それらの人々のことを書くということは、ドラッカー自身何らかの影響を受けたからであり、言い換えるとドラッカーという人物を創りあげるのに力を貸した人々ということになる。


本書は大きく3つ
■オーストリア(幼少)
■ヨーロッパ(青年)
■アメリカ(晩年)
に分かれている。

今日ようやく読み上げたのが幼少期のころの人について。

その中でも、一番ドラッカーが影響を受けたとされる小学校でのエルザ先生とゾフィー先生についての第3章が、自分も一番本に線を引いたので、その部分を抜粋する。


少なくとも自分は、失敗から学ぶことはするまいと思った。成功から学ばなければならないと思った。

 →ドラッカーの言うことが正しいと思うのは、ドラッカーは過去に成功した事例を分析して本に書いているからである。


彼らは、生徒一人ひとりが得意とするものを見つけ、目標を定めてその強みを伸ばさせる。目標は、長期のものと短期のものとの両方を設定させる。生徒が不得意とするものに感心を払うのは、その後である。しかもそれらの弱みは、強みを発揮するうえでの邪魔ものとして扱うにすぎない。

 →まさにドラッカーが色々な本で言っていることであり、子どもだけでなく大人にも通じるものがある


そして彼らは、生徒が自らを律し自らを方向づけることができるよう、彼らが自らの学びをフィードバックする手助けをする。けなすことなくほめる。しかし生徒自身が自ら成し遂げたことそのものを誇りとすることができるよう、ほめすぎることはない。

 →子を持つ親としては気をつけたいところである


教えることの成果は、生徒の学びにある。生徒が学ぶことにある。




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