◇考えるための軸となるもの
1.人間は動物である
2.人間はそれほど賢く無い
→謙虚にものごとにあたる方がよりよい判断に結びつくく
3.人生は「イエス・ノーゲーム」
4.すべてものは「トレードオフ」
→何かを選べば、何かを失う。決して「いいとこ取り」はできない
5.「おおぜいの人」を「長い間」だますことはできない
→一時的には間違えても長期的にみれば必ず正しい方向に向かう
今の自分や、今の社会を俯瞰するときは、タテ思考とヨコ思考で見る。
タテ思考→歴史から見ること
ヨコ思考→他の国や地域から見ること
周りが皆そうしているから何となくそれが正しいと思ってしまう。失敗が顕在化して自分が痛い目をみるまで気がつかない。人間というのはしょせんその程度の賢さの生き物なのです。これまで何かに成功したからといって自分は何事においても正しい判断が下せると思い込むのは大きなる勘違いなのです。
◇リーダーに必要だと考える条件
・やりたいことをもっている
・仲間を集められる
・チームをまとめ、引っ張っていく
「働くことが楽しくてたまらない」とメンバーが感じる内的動機がなければ、より商品、サービスは生まれませんし、真の強い組織にはなり得ない。
仕事というものはそれがどんなものでもやり方しだいで面白くなる
長い戦いのなかでは、どこかの局地戦で負けることがあるのも当然です。だからこそ、「最終的に勝つ」ためにそのときどきで何をなすべきか、それを常に考え、実行していかなければならないのです。
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