『戦略思考のスピード実践術』 西村克己 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

数々のビジネス書を出している西村克己さんが仕事の効率化、問題解決力、コミュニケーション力、モチベーションの上げ方、プレゼンテーション力などを章立ててまとめた本。

ちょうど仕事量が増えており、効率化を求めていた時期でもあったので、自分の行動を振り返るきっかけにもなりました。

特に1章、2章、4章に書かれている仕事術については、学ぶべき天が多く、取り入れるべきことが多かったのです。

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はじめに

一章 「ダラリ」をなくせば仕事が速くなり、成果も上がる
1 「ダラリ」の法則で仕事の問題点を発見しよう
2 仕事のなかのムダは細分化して徹底的に排除しよう
3 可視化と集中で仕事のムラをなくそう
4 「標準時間」を把握すればムリな計画を立てずにすむ
5 相手の「期待時間」に応えることで仕事を加速させよう
6 処理にかかる時間や緊急性で仕事に優先順位をつけよう

二章 「ECRS」手法導入で仕事の効率はみるみるアップする
1 手持ちの仕事は「最大でも7つまで」にしよう
2 まず「捨てる」ことを考えれば短期間で高い効果が得られる
3 ゼロベース思考で「捨てる」技術を磨こう
4 M & Aの発想で仕事を「統合」しよう
5 水平思考を心がけると見逃していた答えを発見できる
6 単純化、簡略化で解決への道筋もシンプルに

三章 思考プロセス「SEP」で即効!問題解決
1 問題は起こるのではなく発見するものと心得よう
2 問題解決のための正しい手法と進め方を身につけよう
3 現状を正確に分析するには「変化」に着目しよう
4 総合と評価を繰り返して堅実で有望な解決策を見つけよう
5 迷ったときは目的に戻って考えよう

四章 先読み「タイム・マネジメント」で仕事を倍速化
1 QCDのバランスがとれたスケジュール管理をしよう
2 「ペイオフ・マトリックス」で効率よくアウトプット
3 スケジュールは年、週、月、日の順に組み立てよう
4 1日を4分割して仕事の中身を変えよう
5 仕事が早くまわすカギは時間のリスク・マネジメント
6 「自分時間」を確保して仕事の質を高めよう

五章 「ハーマンモデル」でコミュニケーション力をアップ
1 「利き脳」を知ってコミュニケーション上手になろう
2 まず自分と相手のタイプをチェックしてみよう
3 「優位脳」のタイプによってアプローチ方法を変えよう
4 タイプ別コミュニケーションのツボをマスターしよう
5 ハーマンモデル応用のチーム編成で組織力をアップ

六章 小さな成功、達成感の積み重ねがモチベーションを上げる
1 仕事はユニット化してゆとりを持って進めよう
2 仕事の9割は即断即決即行動で処理しよう
3 成功体験を頭に刻み込み、苦しいときに思い出そう
4 やる気を喚起する脳のしくみを知っておこう
5 どんな苦しさにも終わりが来ることを意識しよう
6 元気になる言葉やキーワードをそっと机のなかに忍ばせよう

七章 説得力を高めて企画作成・プレゼンをスイスイこなす
1 仮説力が新しいコンセプトを生む原動力になる
2 1人ブレーンストーミングでアイデアを明確化しよう
3 7つのポイントをおさえて企画書を作成しよう
4 図解を駆使して「見せる」企画書を作ろう
5 ピラミッドストラクチャで説得効果を高めよう
6 プレゼン前の練習で企画の信頼性を高めよう
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「あとで見直そう」は便利な言葉ですが、要は時間が足りなくなったので、とりあえずここでやめておこうという、作業と思考の中断でしかありません。


メールに限らず、すべての仕事には納期が設定されていますが、納期は守るためではなく、前倒しできないか、短縮できないかを考える習慣をつけてください。納期前に仕事を完了させていけば、”仕事の在庫”を減らすことができます。


「ECRS」=身の回りの整理整頓のプロセスを発展させ、効率と生産性を高めるプロセスを導くためのヒント
 Eliminate:エリミネイト =やめる、排除、廃止
 Combine:コンバイン =統合する、一緒にする
 Replace:リプレイス =置き換える、交換
 Simplify:シンプリファイ =簡素化する、単純化


現状と到達点の間にギャップがあるのは当然です。そこで「自分には無理だな」と感じたら、残念ながら先へは進めません。でも「克服するにはどうしたらいいのか」と向きあうことができれば、それが問題意識になる


◇1日4分割法
 早朝→やりたいことのために使う
    (早朝の散歩/ニュースでの情報収集/集中力を要する仕事)
 朝→知恵を使う時間に
   (直感を働かせる仕事/企画的な仕事、アイデア発想/方針を決める、全体概要を考える)
 昼→腰をすえてじっくり
   (やり方が決まった仕事/オペレーション的な仕事/外回りの仕事、活動的な仕事)
 夜→自分の意思で
   (定時で家に帰って1日の疲れをとる/明日の準備)


明日の準備のために、今日の時間を使う


仕事ができる人には、朝一番で事務的な作業、簡単な文書作成などをすませるケースが多いようですが、まず指先を動かすことで脳に軽い刺激を与え、セロトニンの正常分泌を促す効果がある。すると、気持ちにも身体にもスイッチが入り、他の仕事にスムーズに移行できる


◇元気が出るキーワード
「日はまた昇る」
「夜明け前が一番暗い」
「いい仕事はいつか必ず報われる」
「『おもしろいな』の心で元気を出せ」
「もっとアクティブに」
「守りと攻めのバランスが重要だ」
「他人ができたのだから自分にも必ずできる」
「呉越同舟」
「生きていること、それだけで幸せだ」

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