「大人げない大人」とは、簡単に言えば「子どもみたいな大人」のこと。
子どもは何事にも夢中になるし、少々わがままを言えばまわりの大人はその子のことを聞いてくれる。
だから大人になっても、仕事やプライベートに夢中になり、少々自分の自我を通して、まわりを突き動かしていくことが必要であると。
これを読んで思い出したのが勝間さんの本の『やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力 』に書かれていたこと。(
こちら
)この本では、「とにかく自分の長所を見つけ出し、それを武器にまわりを自分に惹きつけていき、自分をどんどん伸ばしていく」ということが書かれているが、「この大人げない大人も」似たようなものではないだろうか?
「自分の大人げなさに正直になることができれば、自然と平均からは逸脱する。そうすれば、きっと周囲の人々を惹き付けることができるようになるはずだ。」
今の自分を振り返ると、とくに突っ張った特徴もなくそつなく仕事をこなす、簡単に言えば平均点の男である。ではそれが上司の受けがよいかといえば、残念ながら良くない。
それよりも少々勤務態度が悪く、お客さまとの相性もあるけれども、一つだけ職場の誰よりも負けない物を持っている人間の方が上司の受けが良い。
自分ももう少し自分の良いところ、好きなことを全面に出していき、平均点の男から抜け出すべきだと感じさせられました。
最後には、読書好きな成毛さんらしく、オススメ本を紹介されています。
個人的には
『ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
『マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)
『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星
『社員をファーフィンに行かせよう』
がチェックかな。
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目次
第1章 大人げなさが求められる時代
第2章 大人げないとはどういうことか
第3章 やりたいようにやればいい
第4章 大人げなく楽しく生きる方法 実践編
第5章 大人げなさを取り戻すための本棚
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ビジネスの世界でも、自分の能力には、一見して釣り合わないようなリスクの高い仕事に挑戦しよう、という気概が重要だと思う
とりあえずチャレンジしてみたことで、成功したことも失敗したこともすべて自分の財産となっていったのだ。
別の方向からの説明、つまり見方を変えるということが重要である。そうすると、今まで無意識に正しいと考えていたことに根拠がないことがわかってくる。
一番いいやり方は、思いつく限りのバカ話をひたすら言い合って、ただ笑っていればいいだけである。そこで出たアイデアの中から、これならなんとかやれそうだ、と思えるものを選べばい。
自分のことを売り込みたいのであれば、やはり自己中心的なければいけないと思う。相手を褒めて媚びるのではなく、相手に自分を褒めさせることを目指さなければならないのだ。
新しいチャレンジをしない、他人と同じであることに安心する、知らないことに対して嫌悪感を持つ。これらはすべて保守的な人間の特徴である。こうした特徴は無意識のうちに現れてくるため気づきにくいものだ。
自分が素人であると考えることができれば、新しい知識も真綿のように吸収することができる。そして、恐れることは何もないのである。
自分のやりたいことに向き合うことは、誰にでもできることである。あなた今強いられている我慢は、本当に必要なことなのか。この点をよく考えてみてほしい。
大人げない大人になれ!
