そしてその協力してくれるいい仲間を得るためには、自分自身に4つの力を持っておく必要がある。
①しなやか力・・・まわりに貢献出来るような自分の”長所の種”を見つける力
②したたか力・・・周囲との関わりの中で、長所だけに集中する力
③へんか力・・・長所を周囲の環境変化や成長に応じて、変え続けていく力
④とんがり力・・・「あの人だったら何かをしてあげよう」と商品として認められる力
まずは自分のすぐれた点を素直に認める(しなやか力)。そして、すぐれた点を認めたうえで自分を磨き、周囲の人たちにも認めてもらいながらともに成長(したたか力)し、これまでの自分の限界の外の世界を味わう(へんか力)。さらにその力を使って、他の人の夢を叶える中で自分もさらにとんがるという「好循環の輪」をグルグルまわし続ける(とんがり力)、これが「夢のかなえあい」の肝となる。
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目次
■プロローグ
─「やればできる」、本当の自己啓発は助けあいにあった!
■第1章 「しなやか力」
─まわりに貢献できるような自分の“長所の種”を見つける
■第2章 「したたか力」
─自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する
■第3章 「へんか力」
─絶え間なく変わり続ける
■第4章 「とんがり力」
─自分が力の中心になる世界に行く
■エピローグ
─『やればできる』を書いた理由
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・努力を続ける環境をつくるためには、まずは自分の好きなことを見つけて磨き、それを絶え間なく磨き続けて最後は、「あの人は○○についてはプロだよね。だから、ほかのことは逆に助けてあげようね」と言われるような「とんがり」をつくることが、実は「やればできる」ようになるための、遠回りなようで一番の近道
◇しなやか力
ステップ1 自分の強みを見つける
・ストレングスファイダー で診断してみる
・MBTI を受ける
・自分史をつくる
ステップ2 強みを発揮できる環境を整える
・「上司が私の言うことを理解してくれない」と思ったときは、自分自身が長所をきっちり上司に伝えていないことにも原因がある。自分の強みを伝えて、自分がやりたいことで得意なことが出来るような職場をつくる
ステップ3 まわりの人と強みを褒めあう
・自分のすぐれた点を素直に自分で褒められると、他人のすぐれた点も素直に褒められるようになる
◇したたか力 =自分の長所をどうやって伸ばすか、活かすかを考え抜く力
ステップ1 いま自分がやっている「強みでない仕事を自覚」する
・「自分の成長につながらないような余計な仕事をしない」「やっても評価の対象にならない仕事はほどほどにする」「ある分野に集中して時間を割くことで、その分野の専門家ということを周囲に知らしめていくと、自分自身に人も情報も集まってくるようになる」
ステップ2 「マタイ効果=わずかな優位性」を意識して、集中分野を明確に定める
とにかく自分の優位なことを時間をもっとかけることで、その道のプロを目指す
ステップ3 自分の強みを活かして、強いリーダーシップを取る
◇へんか力
ステップ1 「変化をしないことが最大のリスク」であることを自覚する
ステップ2 自分の時間の3割を、常に変化に注ぐ習慣を付ける
・新しいところに変化して伸びていくためには、小さなチャンスも見逃さずにコツコツと実績を積み上げて、それを大きな変化につながるしかないのです。そのためには、常に自分の大切な時間の3割を新しいことに費やす習慣が欠かせない
ステップ3 変化を協力しあえる仲間をつくる
・「へんか力」をつけるために一番いい方法は、「へんか」力のある人を身近において、そのいい影響を受けること。自分を変えようと思ったときに、自分から自発的に変えようとすると難しいので、他の人の力を借りる方法を考える
◇とんがり力 =ある集団内において、その人に十分に市場価値があると認められる力
ステップ1 「とんがり力」の威力を知る
・とんがり力の例は、管理職になること
ステップ2 身近な世界で「とんがり力」を発揮する
・相手のために力を発揮することが、自分の評価を上げて、自分の力を磨いて、それがさらに新しいチャンスをうむという好循環が生まれる
ステップ3 「しなやか力」「したたか力」「へんか力」の3つの力をまわすこと自体を楽しむ
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力
