017 『意思決定力』 本田直之 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。


本のタイトルを見て読んでみようと思ったのではなく、本田さんの本だからということで読んでみた1冊。
そのためか、あたり前のことが判りやすく書かれているだけであり、今一つ読んで学べた感が少ない。

「意思決定力」つまりは「判断力」。人生だけでなくあらゆる出来事においてどう決めていくのか?
そのステップは以下になります
①目的観を明確にする

②情報のインプット
 ・どんな情報を集めるか、目的を決めておく
 ・量より質を優先する
 ・日々、トレーニングするようにインプット

③選択肢の抽出
 ・クライテリア(評価基準/判定条件)を明確にする
 ・ボトムラインを決めておく
 ・選択肢をパターン化しておく

④シュミレーション
 ・問題を整理する
 ・紙を活用し、プロコン(メリットとデメリット)を行う
 ・イメージしながらシュミレーションする

⑤意思決定し、行動する
 ・見込み6割で行動する
 ・行動しながら、シュミレーションする

⑥リカバリー力をつける
 ・コンティンジェンシー・プラン(最悪の事態に備えること)をつくっておく
 ・内部要因思考(原因を自分の中に求める)をする
 ・失敗は「矢面に立つ練習」だと認識する

⑦常に意思決定力を鍛える


上記を順に55項目に分けて、色々な事例を混ぜながら説明されているのがこの本です。

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目次

プロローグ

STAGE1 なぜ今こそ「意思決定力」が必要なのか?

STAGE2 大前提となる「基本ルール」を理解しているか?

STAGE3 「情報をインプット力」を鍛える

STAGE4 インプットした情報から、「選択肢」を抽出する

STAGE5 「シュミレーション力」を鍛え、意思決定する

STAGE6 意思決定で失敗しない、「リカバリー力」を蓄える

STAGE7 毎日のトレーニングで「意思決定力」を鍛える
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・たとえばキャリアについての意思決定をしようというとき、「転職しようか、それとも今の会社にとどまろうか?」という二者択一で考えていては、良質の意思決定は難しいでしょう。
その先のこと、つまり、自分はどういったキャリアを構築し、どのような人生をつくりあげていきたいのか、目的観を明確にしてこそ選択肢も出てきますし、自分の判断で行動できるのです。

・「うまく意思決定をしている人たち」というのは、事前に時間と労力をかけ、準備をぬかりなくやっているようです。情報集にきちんと「投資」しているからこそ、いざというときスムーズに意思決定ができるのです。

根拠を集めれば、判断に自信がつく
例えばトレーニングを始めるのであれば、どういった段階を踏んで、どのような筋肉を鍛えるトレーニングが一番良いパフォーマンスを上げているかを調べ、プロのトレーナーのアドバイスも受けて「科学的根拠」を集めたうえで、トレーニングメニューを探す。

・『レバレッジ・シリーズ』を立ち上げたときは、時代のうねりと自分の方向性を照らしあわせた結果、今までのビジネス書に抜けている部分を一つのカテゴリーとして成立させようという意思決定をし、装丁やタイトルを「いわゆるビジネス書らしくないもの」にしました。

・他人事として考え、目の前の問題は「第3者からこういう相談を受けた」と仮定し、「アドバイスするように」解決策を考えてみましょう

・これからの時代は、めまぐるしく状況も変わっていきます。変化対応能力とリカバリー力をつけるほうが、初志貫徹する力をつけるよりも、キャリア形成には有効なのではないでしょうか

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