この本ではタイトル通り、iPhoneを使った仕事術がたっぷり紹介されています。そしてそれに必要なアプリケーションであったり、考え方も一緒に書かれていますので、本を読みながら、「おっ!」と思ったアプリケーションは即、App Storeにアクセスして確認してみる。無料ならそのままダウンロードする。という読み方をしてみれば、この本を使う意義があるのではないでしょうか。
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目次
Ch1 iPhoneでつくるクラウド・オフィス
01 ファイルも紙書類もすべてiPhoneに入れる 16
02 雑誌をiPhoneで買って読む 19
03 名刺やカードの情報はiPhoneに任せる 23
04 「超」整理法のファイルをiPhoneに取り込んでしまう 26
05 ネットワーク・ストレージで iPhone の容量を 100ギガバイトにする 33
06 Air Sharing で iPhoneをモバイルディスクにする 37
07 裁断機とScanSnapで紙資源をすべてPDF化する 39
08 Good Readerで大容量PDFを楽に読む 42
09 iPhoneのカメラを利用して本棚整理に解答を用意しておく 45
10 iPhoneでクラウド・オフィスをつくるためのアドバイス 48
Ch2 iPhoneでゼロストレス仕事術
11 iPhone上でのタスク管理のストラテジーを立てる 54
12 GTDとiPhoneで理想のタスク管理システムをつくる 58
13 OmniFocusでGTDのワークフローをマスターする 63
14 Remember The Milkで高速タスク管理を実現する 67
15 Toodledoでタスクを立体的に捉えなおす 72
16 ToDoリストアプリケーションで紙いらずのタスク管理を実現する 76
17 Inbox Zeroでオフィスに着く前に受信箱を空にする 80
18 GmailのToDoリストで職場に着く前から仕事をスタートさせる 85
Ch3 iPhoneユビキタス手帳術
19 iPhoneでユビキタス手帳をつくる 90
20 Evernoteでユビキタス・キャプチャー 93
21 iPhoneでメモを高速入力する 98
22 80対20の法則で最重要人物をおさえたアドレス帳をつくる 101
23 Evernoteで一歩進んだ人脈手帳をつくる 105
24 まずはカレンダーでスキマなく予定をうめてみよう 108
25 使い分けたいGoogleカレンダーとの連携法 111
26 いつでもどこでも録音する 118
27 「マネー手帳」で手間いらずの小遣い管理を 121
28 写真と動画で「今」をキャプチャーする 124
29 iPhoneを手帳に使うならBluetoothヘッドセットは必需品 126
30 iPhoneとモレスキン手帳で全方位からのアイディアを捉える 129
31 Hipster PDAでiPhoneの死角を埋める 133
Ch4 iPhoneでウェブを持ち歩く
32 iPhoneでGoogleの力を引き出す 138
33 Instapaperでウェブページをあとでまとめて読む 141
34 iPhoneでブログ記事を手軽に大量に読む 144
35 どんなにたくさんのブログを購読していても破綻しない3層式RSS整理法 147
36 ウェブのブックマークをすべてiPhoneに入れる 150
37 1Passwordでパスワード管理を楽にする 153
38 「手順」や「やり方」の情報を手に入れるには動画サイトを活用する 155
Ch5 出先でのiPhone活用術
39 マップがあれば、すぐに動き出せる 160
40 駅探エクスプレスを使い込む 163
41 「食べログ」で知らない町でも通な食事処を探す 167
42 プレゼンファイルをムービーにしていつでもアピールできるようにしておく 169
43 出先から定型メールを一瞬で返信する 172
44 iPhone以外の携帯電話と名刺交換をする 175
45 WifiTrackで都会のWiFiのオアシスを探す 178
46 ウェザーニュース タッチで雨雲をスマートに避ける 181
Ch6 人生に近道を作るiPhoneライフハック術
47 テレビ・ラジオ・動画サイトのコンテンツをiPhoneで持ち出す 186
48 電子ブックリーダーで未来の読書を先取りする 189
49 Audibleで通勤時間を英会話教室に変える 192
50 iPhone+Twitterで情報ネットワークの「中」に入る 195
51 声で文章を入力する「音声認識メール」 197
52 White noiseで雰囲気を自在に操作する 199
53 Nike+とRunkeeperでランニング戦略を立てる 202
54 バーチャル・クローゼットを利用して着まわしの達人になる 205
55 無理なく早起きできる理想の睡眠サイクルをiPhoneでつくり出す 208
56 Weightbotで理想の体型を維持する 211
57 Daytumで日常のすべてを記録する 214
付録 さらにiPhoneを使いこなすための17のテクニックとアプリケーション 217
アプリケーション&Webサービス一覧 236
参考文献 238
著者略歴 239
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◇考え方
・「整理」とは書類をどこかに保管することではなく、どうやった安心して捨てられるように出来るかと考えること。iPhoneをクラウド・オフィスをつくることは、整理不要な無限の空間を生み出しているに等しい。
・アナログだと、紙のように薄くても、積もり積もれば「山」となる。しかし、モノがデジタルであれば、1ページだろうと1万ページだろうと、空間を占拠したりしません。だから捨てられない雑誌はスキャナに取り込んで保管したり、雑誌はデジタルマガジンを買って読めばよい。
・何か思うことがあったら、メモをとること。判断せず、ひたすらメモをとらなければなりません。そうすることで、思考と行動に劇的な変化が訪れる。
◇HACKS
・iPhoneで本棚や引き出しの「整理された状態」の写真を撮影しておけば、整理するときには、その「解答」に向かって作業を手早く、悩まずに進めることが出来る。また本棚の写真はそのまま書斎の蔵書目録になってくれる
・EVERNOTEを使って人脈手帳をつくる
重要人物に会った時に話題になったことがあったら、その人のために用意したページに追加しておく。次に会う機会があるなら、その前にiPhoneからこの情報にアクセスして記録を新たにしておくことができる。
特にEVERNOTEの場合、タグを階層化して管理が出来るので、「IT系」というタグの下に「会社A」「会社B」といったようなタグを並べてもよい。
・iPhoneと手帳の使い分け
スケジュールやタスクといった規格化されたデータはiPhoneの基本アプリケーションのレイヤーでキャッチする。
動画や音声など、基本アプリケーションから余った情報はなるべくEVERNOTEでキャッチする。
この両者で捉えられない日常の感覚、気持ちの記憶、アイディア、イラスト、マインドマップは最も自由度の高い紙手帳のレイヤーがキャッチ
・瞬間的にメモをしなくてはならないときは、ロディアなどの紙メモに素早くメモをする。この際に重要なのは、情報をiPhone上のどのアプリケーションに対して「同期」したいのか併記しておくこと。iPhoneをゆっくり取り出す時間が出来たら、この紙の束を1枚ずつ同期(記入)していく。
・Googleリーダーのトレンド機能を使えば、自分が実際にどのRSSを最も読んでいるか、どのRSSが更新頻度が低いかといった情報を見ることが出来る。実際に読んだり、スターをつける傾向が少ないなら必要のないものをなので削除してしまいましょう。
→iPhoneでGoogleリーダーを見ている時は、タイトル名の横にある☆印をタップすれば、「スター付ける」ということになる。
・Xmarks
複数台あるパソコンにあるブラウザの「お気に入り」の情報を登録されたブラウザ間で同期出来るソフト。これを使えば職場のパソコンや自宅のパソコン、あるいはiPhoneといった区別を意識する必要がなくなる。
また「はてな」を利用している場合は、「はてなtouch」を使うのも1つ。
・1Password (600円)
パスワード管理アプリケーション。すべてのウェブサイトのログイン情報だけでなく、クレジットカードの番号や、厳重に保護したいメモといったものをたった1つのマスターパスワードで保護します。
・ムービーの音だけ楽しむ方法
①聴きたい無ビーを再生
②スリープボタンを押して、iPhoneをスリープ状態に。画面も音楽も終了します
③画面が消えたら、ホームボタンを2度押します
④ロック画面にiPhoneのコントロール画面が表示されます
・長いページを一番上までスクロールする
ステータスバーを指でタップしてやれば、ページの1番上まで一気にスクロールさせられる
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■最後に、自分はどう変わるのか?
EVERNOTEをもっと積極的に使って、仕事術に活かす