『脳が良くなる耳勉強法』 上田渉 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

 著者の上田渉さんは、株式会社オトバンクの社長さんです。オトバンクというと聞き慣れないかも
しれませんが、オーディオブックを取りそろえている「Febe 」の社長さんです。
と言えばピンと来るかもしれません。

 そのオーディオブックを扱っている会社を作られた社長が書いた本なので、中身が濃いです。
耳で聴く勉強法がどう良いのか? からその具体的方法までじっくり紹介してくれています。

 私はオーディオブックの存在を勝間さんの本で知って、たまに利用していますが、ここまで書かれていると
もっと使わねば。と思ってしまいます。

 とにかくすき間時間を作らない。すき間時間があったら耳を働かせろ!!
これからもiPodが手放せません。

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はじめに

第1章   私たちは五感で勉強している

第2章   音で脳の個性を活かす

第3章   耳勉強法を始めよう

第4章   耳勉強法を実践しよう

第5章   著者がおすすめするオーディオブック

あとがき

参考文献
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◆耳勉強法とは?
  1)耳を活用した情報の効率的なインプット法
  2)「頭の中の声」を活用した思考法
  3)聴覚の能力を最大化するための環境作り


◆勉強の4つの要素
   RIMOサイクル
    ①情報源(Resource)
    ②情報の入力(Input)  →五感を使う
    ③情報の記憶(Memorize)  → 記憶のメカニズムを
    ④情報、行動の出力(Output)


◆耳勉強法のメリット
   1)言語能力が向上
   2)「すき間時間」を有効活用出来る
   3)本との対話がしやすい   
      →オーディオブックの方が脳内の情報処理プロセスがシンプル
   4)手が空く
      →メモが取りやすい
   5)想像力が活性化する
      →イメージを膨らませやすい


◆オーディオブックの聴き方
   1)ながら聴き
      →聞き漏らした箇所があっても後で聴けばいい。聞き漏らしたことは大して重要な情報
       ではなかったんだ」と気軽に取り込むことが肝要。
   2)目を閉じて集中して聴く
      →満員電車の中などで活用
   3)本を読みながら聴く
      →特に語学学習の有効な方法
   4)先に聴き、後で本を読む
      →再読するということで、記憶の定着率が高まる
   5)集中して倍速版を聴く
   6)マルチタスク
      →本を読みながら別のオーディオブックを聴く  →興味ある内容だけを拾ってくれる。
   7)何度も聴く


◆耳勉強法のテクニック
   1)意識的音韻表象法
      →音韻表象(自分の声をイメージする現象)を意識的にはっきりと行う事で、記憶の効率を
        高める
   2)音韻表象イメージ法
      →頭の中にもう1人の自分のイメージを創り出し、自分とで会話を行なう。
        (ひとり頭の中プレゼンみたいなもの)
   3)音声合成法
      →音韻表象される声を、自分の好きな声で行なう
   4)無音法
      →耳から入る音を限りなく無音に近い状態にすることで、音韻表象の効果を最大化する
       (ノイズキャンセラ-などを使う)
   5)音声再現法
      →聞いた音を性格にそのまま頭の中で再現する
   6)速音読法
      →音読を自分の口で発声できる限界まで速める
        (素速く音読するために、脳が活発に動き、理解する速度が高まる効果がある)
   6)音楽スイッチ法
      →音楽をスイッチとして利用し、精神や身体の状態を切り替える

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