『苫米地式コーチング』 苫米地英人 | kottsunのLogノート

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主に、読んだビジネス書のこと、iPhone関連、パソコン関連のことなどを書いています。

 今や月に何冊本を書いているんだ?? と思わずにはいられないくらい、毎月本を出されている
苫米地さんのコーチングに関する本。

 心理学者ルー・タイスからの依頼を受け、「最高の自分を見つけるためには、常に自分のあるべき
姿を強くイメージしておくこと」という視点に立って作られたコーチング術。

 コーチングというと相手に対して教える、相手の能力を引っ張り出す。という認識が強いが、
この本では自分自身をコーチングしてみましょう。という考えの方が強いように感じられた。
 「ゴールを見出し、それを実現させるために豊かな人生を送りましょう。」
苫米地さんから、我々読者に対してのコーチングなのかもしれない。

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目次

はじめに

第1章   本当のコーチングとは?

第2章   アファメーションで自分を変える

第3章   コーチングに向く人、向かない人

おわりに
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◆コーチングとは
  コーチングのファースト・ステップは、クライアントが自分自身で外せないスコトーマ(盲点)を
 見つけてあげること。もしくはその人の「ゴール」を探し出す手伝いをしてあげること。


◆ブリーフ(信念)システム
  以下の4点をしっかり言葉にしてイメージすることによって、思考や行動が決定していく。
    ①自分はどんな人間なのか?
    ②自分はどんな価値があるのか?
    ③自分には何がふさわしいのか?
    ④自分はどこにいれば快適か?

   ※喜怒哀楽には人間や動物を行動に駆り立てる性質がある。そのためマイナスの感情は
    自分をますますマイナスにしていく。


◆アファメーション
   自分自身に対して常に肯定的な言葉を語りかけ、一種の宣言のように作用させることで、
  自分の意識を前向きに保たせ、自らの望む方向に進んでいく方法

  ・行う前に準備
    (1)人生の棚卸を行う
       例)自分の長所と短所をあげる
         心から楽しんでいる物は何か?
         1年先、5年先、10年先にやり遂げたいことは何か?

    (2)これまでの人生で「自分が求めたもの」「自然に起こったもの」に分けて考えてみる
       例)大学は自分の希望したところか?
         結婚は考えていた年齢でできたか?
    
    (3)ゴール設定
       ①目標を書きとめる
       ②具体的な目標を立てる
       ③最終目標をいくつかの短期的な目標に分ける
       ④最終目標は挑戦しがいあるものにする
       ⑤アクシデントも織り込んでおく
       ⑥進歩したときには自分を褒める
       ⑦アファメーションとビジュアルかの2本で目標を支える

  ・組み立て方法
    (1)一人称で書く
    (2)否定形はNG
    (3)「現在形」で書く   
      →言い切ることが重要
    (4)「~したい」はNG  
       →「~になります」と書く
    (5)他人と比べない   
      →あくまでもセルフイメージが重要
    (6)強い響きの言葉を入れる
    (7)自分の気持ちの言葉も入れる
    (8)目標を具体的に書く
    (9)多くの要素を取り入れた目標にする
      →仕事だけとか、家庭だけとかに偏らない
    (10)実現している姿をイメージする
    (11)他人には内緒

  ・つくり方
    ステップ1:ゴールを設定する
           →セルフイメージを膨らませ、なぜそれを達成したらうれしいのか、理由を詳細に
             書き出す

    ステップ2:相手からの反論を予測し、それに対する反論を作る
           →①掲げた目標に対して、予想できる反論や否定的反応を5つ書き出す
             ②①の質問に対して、さらに5つずつ、合わせて25個の「反論の反論」を作成する
             ③頭の中で繰り返しイメージする

    ステップ3:現状のゴール(目標)を実現できない理由を考え出す

    ステップ4:今の自分がどうあればゴールに到達できるかその条件を考える
           →①夢を実現するために「どのレベルにいればいいのか」という条件を5つ考える
             ②どういう条件があるかを最低5つは違う側面から分析する
             ③②で出した条件のなかから、特に重要だと思われる物を2つずつ全部で
              10個選び出してみる

    ステップ5:さらに具体的な肯定の文章に書き換えてみる
           →「組み立て方法」のところを参考に書く


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